地域に応じた士業の経営戦略

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東京などの大都市圏地方での開業、経営戦略の違い、両者の違い、 共通点を知っていただくことで、あなたの士業事務所の戦略にお役に立ちたいと思います。  

ネット戦略について

これは意外かもしれないが、大都市圏よりも地方のほうがネットは集客は総じて容易です。 ただし、依頼数の絶対数は、もちろん大都市圏のほうが大きいのは間違いないです。 ただ、依頼数はたくさんあっても、たくさんの競合がそのパイをわけあっています。 そのため、1士業事務所への依頼数という点では、地方に分があることも十分に考えられます。   福岡、名古屋、広島という大都市であっても、 実は、ホームページ、ウェブ戦略に長けている士業の方は本当に限られています。 僕は実際に、全国のホームページ制作に携わらせていただいています。   感覚的にも地方のほうが、ホームページ集客はしやすいです。      

業務範囲について

業務範囲について大きな考え方が2つあります。Brainstorming Planning Strategy Teamwork Collaboration Concept それは、 専門業務を絞って専門業務を展開していくパターン。 もう1つは、 専門業務を定めずに業務を全般の対象として、 事務所経営をしていくパターンです。 これは、地方、大都市圏どちらの地域であってもどちらでもよいと思います。 ただし、地方の場合には、極端に商圏が小さい場合には、 専門業務に絞りすぎることは危険です。この業務をどうするべきか? ということを決める方法としては、2つあります。   結局自分はどんな仕事をしたいのか?と自分の夢、理想の問題です。 →自分のやりたいことをやることが成功に近付く方法です。 事務所の売上目標はいくらなのか?という点。 事務所の売上目標が月間30万円ということであれば、 それほど多くの業務を展開しなくてもいいかもしれないのです。 よく感じることだが、ゴール目標なく行政書士事務所を経営している人が多いです。 結局は、数字的な理想はどのくらいなのか?ということなども、 自分のゴールから考えることで、実は業務というのはおのずと決まってくるのです。    

出会いを大切にする

これはエリア関係ないことです。 ただ、あなたが思っている以上に、 1つ1つの出会い、特にお客さんとの出会いを大切にするべきです。 目の前のお客さんは、圧倒的な努力の結果、あなたの前にいます。 もちろんそのお客さんへの感謝はあるだろう。お客さんなので業務を依頼してくれ、 お金をくださる。しかし、実は大切なことはそれ以上のことです。 お客さんはあなたのサービスや対応に満足すると、別のお客さんを紹介してくます。 あなたのことをSNSやブログなどで紹介してくれる可能性もあります。 お客さんにあなたを助けてくれますので、 あなただってできる限りのこと以上をしてお客さんを助けなくてはいけません。 お客さんがいないと、あなたに紹介は起きないので、 全ての因果関係の起点は、 目の前のお客さんからはじまることを知らなくてはいけないということです。  

地元密着の意味

地方展開の場合には、 ある意味、自分の商圏の中でも、特に重点的に挑む、ケアするべき商圏を決めると良いです。 このエリアについては、自分の生命線として営業や人脈づくりなどを欠かさないで行うことです。 僕の知っている地方で活躍されている行政書士の方は、地方、さらに、 その先の地域に溶け込んでいます。この溶け込むレベル、濃度、深さがとても大切です。 大都市圏でももちろん地域を大切にして、実践して、うまくいっている人はいます。  

地方の特徴と本質的な考え方

1件の依頼から様々な依頼に派生する確率が東京などの大都市圏よりも多ですが、 これは、専門家が少ないため1人の専門家、最初に出会った専門家にとりあえず、お客さんは何でも相談する傾向にあるということです。  

まとめ

簡単ですが、大都市圏、地方との事務所戦略の参考になればと思います。 実は共通して大切な考え方としては、ミクロとマクロの視点を持つことです。 大都市圏では、ミクロの視点をもつ、 地方では、マクロの視点をもつことです。   エリアに縛られすぎずに、エリアに溶け込む戦略。 あなた自身の視点も狭めすぎずに、過度に広げ過ぎないというバランスが大切になってきます。 これは商圏だけの話ではなく、あなたの勉強すべきこと、取り入れなくてはいけない考えなど、 あらゆることです。   地方だからここまでのサービスでいいということはないです。例えば、サービスレベルでは、 目標は地方など関係なく、日本1番を目指すなど、 そのような大きな目標が必要です。   地方だから、どうこうという考えに固執しすぎることは不要です。 足かせになることもあります。(もちろん大切にしなくてはいけないが!)   元も子もないが、うまくやる人はどこのエリアもうでまくやるものです。  

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