ダブルスクールで通う学校の比較

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ダブルスクールで通う学校について

今回のテーマは、ダブルスクールで通う学校選びについてです。資格試験を受験する人にとっては、大学の授業や独学だけではなく、ダブルスクールに通うことが一般的になっています。   特に司法試験や法科大学院受験のような難易度の高い試験では自分の力だけで合格することが難しくなっており、ノウハウの蓄積がある学校の助けを借りることで効率的に勉強を進められるようになります。     ここでは、弁護士になるための最初の難関であるロースクール合格のための予備校に絞って、それぞれを比較していきます。ロースクールや司法試験を受験する人たちの世界では、伊藤塾・LEC・Wセミナー・辰巳が四大予備校として知られています。  

伊藤塾

伊藤塾の長所は、一人ひとりの受講生に応じた学習の進め方をサポートしている点です。例えば、個別指導を実現しておりフォローアップやゼミを受講することができる点や、インターネットで講座を受けることができます。   特にインターネット受講が可能な点は、首都圏や大都市圏ではなく、地方に住んでいる人にとってはありがたいサービスとなっています。   対面授業では教室によって授業のクオリティに差が出てしまうことがありますが、インターネットを利用することで、その問題を解決することができます。その一方で、直接講師に質問することで一つずつ疑問を解消するような学習スタイルの人には通学をメインにしたようなコースを選択するのが良いでしょう。  

LEC

正式名称はLEC東京リーガルマインドです。ここの長所は、講師やテキストの質が評判となっていることです。また受講料が他の予備校と比べて安いことも長所であると言えるでしょう。   ダブルスクールをしていると、大学などの本所属の機関の学費と予備校の学費が二重にかかることになり、金銭的に負担が大きくなってしまいがちです。そのため、受講料という観点から予備校を比較することも良いかもしれません。その点で、LECは強みを持っていると言えそうです。  

Wセミナー

正式名称は早稲田セミナーです。ここは、法律関係だけでなく公務員試験や公認会計士を目指す人向けの講座も充実しています。法律系のコースについては、受験勉強を始めたばかりの初心者から、ある程度学習を進めた上級者まで幅広いニーズに対応しています。   また教室での授業とWEB、DVDの授業を組み合わせることで、忙しい人でも自分のペースで学習していけるような環境が整えられています。資格試験で一番重要なのは勉強を継続することです。それを実現できるような予備校選びをしていきましょう。  

辰巳

ここは、辰巳法律事務所が正式名称です。まるで弁護士事務所のような名前をしていますが、学生向けの予備校です。ここでは、少人数授業が行われているため、特定の分野をじっくりと勉強したいと考えている人にはおすすめできます。   ロースクール受験では多くの科目に対応しなければなりませんが、その中で苦手科目を補強したいと考えている場合には、面倒見の良い予備校が適しているかもしれません。     以上では、4つの予備校を比較してきました。それぞれに特徴がありますが、一番大切なことは自分に適した学校を選ぶことです。自分に合った学校を選ぶためには、次の二つの項目について、自己診断を行うとよいでしょう。   (1) 自分の学習の進捗具合を把握すること (2) 自分が力を入れる分野を特定すること   これを把握できれば、自分に適した勉強方法がわかってくるはずです。それを踏まえて予備校選びに取り組むことで、最も効率の良い方法を実践することができるのではないでしょうか。

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