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これは、税理士の独立に関しても同様です。資格を取り、実際に企業へと就職し税務を行った経験はあるけど、いざ独立となるとお勤めと一体何が違うのか、具体的には何をすればいいのかが分からないという不安を持つ人は多いです。
今回は、税理士として独立する際に必要な知識をご紹介しましょう。
まず一番はじめに覚えておいてほしいことは、雇用されている税理士と独立している税理士の業務における一番の違いです。これは、何といっても「営業」の必要性を挙げることができます。
例えば、コックさんをイメージしてみてください。コックさんの仕事は、料理を作ることです。そしてお店にコックさんとして雇われている間は、美味しい料理を作ってさえいれば基本的にはOKでした。
しかしいざ独立してお店をかまえた場合、残念ながらそれだけではいけませんね。お店にお客さんが来てくれるように、ホームページを作ったり、お金を払って広告を出したりと「集客」までしなければいけなくなります。これと同様のことが、税理士の独立に関しても起こるのです。
おまけにこれが雇用をされての営業業務ならまだ気が楽です。なぜなら、固定給があることにより契約が取れる、取れないに関わらず一定の収入は得られたからです。
しかし独立となると話は別です。契約が取れないということは即収入が0になるということを意味し、月々の生活費さえまかなえなくなってしまいます。独立とはこのような不安と、常に隣りあわせなのだということは覚えておいた方がいいでしょう。
では次に、以上を踏まえた上で独立した際に実際にすべき行動です。これは、もちろんたくさん挙げるのであれば通常の税理士業務や、その他法人設立のための諸業務もあります。ただその中でも一番重要なものを挙げるのであれば、やはり上記の「営業」となります。
この一番代表的な手法としては、直接顔を合わせてのリアルでの営業を挙げることができます。例えば知り合いに誰かを紹介してもらって売り込みをすると言えば、イメージしやすいでしょう。
またこの他、名刺交換会などの「交流会」の活用もおすすめの手法として挙げることができます。世の中の経営者の中には、新規の取引先や相談相手など、経営者同士のつながりを求める人が少なくありません。
そのため経営者を対象とした交流会というのが、実はインターネットで検索をしてみれば色々と開催されているのです。
このような場所は、税理士の見込み客となる人たちがたくさん参加をしています。またそこに参加をするあなたも、すぐに「顧問になりましょうか?」などと売り込みをせず、あくまでも交流を求めてという態度で接すれば、それほど相手に対して売り込みに対する抵抗を与えません。
そのため税理士として独立をした人たちのだいたいは、以上のような泥臭い業務もできるようになっておく必要があるのです。