総合トップ
起業
資金調達
会社設立
副業
マーケティング
事業承継
地方起業
フランチャイズ
シニア起業
税・会計・法律
士業
ビジネス
失敗

時流をつかみ韓国語教室をオープン! 異色の行政書士小島氏が活躍し続ける理由

目次 [非表示]

まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
 
大学生のとき、将来のことを考えて、資格を取ろうと思いました。いくつか調べていると、中小企業診断士と社会保険労務士のいずれかが良さそうだと思い、社労士の勉強をはじめました。大学3年生くらいの頃だったと思います。
 
それで、そのまま大学を卒業してしまって。8月に試験があったので、資格受験生ということで、代々木の社労士事務所に入社しました。1年ほどでしょうか。でも、ちょっと違うかな、と。あまり興味がもてなかった。
 
その後は、もともと英文科だったこともあり、外国に興味があったので、タイやオーストラリアを3か月ほどウロウロしていて。金が尽きて日本に戻ってきてからは、海外で仕事をしたいと思うようになり、日本語教師をめざしました。
 
それからは、日本語教師の資格をとってから、中国の上海に行きました。現地の日本語学校に就職して1年ほど居たと思います。そこでは、先生も生徒も泊まり込みで。学校の上が宿舎でしたね。朝から晩まで授業をし、週末しか家に帰れないような感じです。
 
ただ、中国に1年いて感じたのは、空気が汚くて肺がんになりそうだ、ということ。帰ったほうがいいと思い、25歳のときに帰国しました。
 
帰国後は、もともと起業したいという思いもありましたし、上海では中国人で同じくらいの年齢の人たちが起業していたので、「まあ、なんとかなるか」といった感じで起業を決意。帰国後だったので職もなかったですしね。
 
考えたのは、日本語学校をやるか、他の外国語学校をやるか、それともマッサージ店を開くか。整体も上海にいるときに学んでいたので。結果的に、当時の韓流ブームに乗って韓国語教室を開くことにしました。
 
最初はカフェで授業をする形式にしていたのですが、それがわりとうまくいって。月100万円ぐらいの売上げになりました。ただ、参入が容易だったこともあり、競合他社が増えてきて、やがて売上げが低迷してしまいました。
 
それで他のビジネス立ち上げようと思ったとき、外国人のビザに関する手伝いをしようと思い、行政書士をやろうと決意したのです。2年ほど勉強して資格をとり、行政書士事務所をスタートさせました。個人事務所を設立したのは2009年です。
 
 

・会社経営の経験は士業にも生かせる

 
現在では、事務所もかなり大きくなっていますね。成功の秘訣はありますか?
 
ただビザをやるだけではなく、年金や税金、会社まわりのことまで対応できたからだと思います。社労士の勉強をしていたり、スクール経営で経営・マーケティングの知識もあったりしましたので。税金や経理、会社がどうやって動くかということも知っていました。
 
実務経験があったために、社会保険の部分や雇用などをスムーズに実行できたのは大きかったと思います。手続きについては、実務講座を受けたり、専門書を読んだりもしていました。
 
あとは、専門書を読み込んだ内容をホームページに落とし込んで、集客に役立てていましたね。行政書士業務のすべての工程と、それに対する価格設定、サービス内容など、Webに記事を書きためていくことによって、受注もできるし説明もできる。まさにWebマーケティングの手法をそのまま実行していた感じです。
 
 
現在はビザを中心とした事業をしているのですね。
 
外国人まわり全般です。国際結婚や外国人の雇用手続きなど、ビザ業務を幅広く行っています。永住権や日本国籍の取得、会社設立、経営管理ビザ、許認可という感じですね。
 
たしかに波もありますが、このビジネスでやると決意した以上、あまり波を考えても仕方がないと思います。それよりも、どれだけ多くのパイを取れるのかが大事です。その分野から離れてしまうのではなく、工夫して乗り越えていくこと。
 
 
外国人を相手にする仕事ならではの大変さはありますか?
 
やはりコミュニケーションですね。クレームのほとんどはコミュニケーション上の問題だと思います。ポイントは価値観と言語能力。あとはこちら側の対応でしょうか。もちろん、中国人や韓国人のスタッフもいますので、適宜、適切な対応をするようにしています。
 
すべてを日本人が対応するとなると、価値観の微妙な相違によって、意図していないところで不満を与えてしまう。そういったことが無いように、できるだけ配慮しているつもりです。
 
とくに海外経験が乏しいスタッフは大変ですよね。僕は、言語を学ぶと考え方もインストールされると思っていて。言語には、相手国の価値観も含まれていますから。たとえば日本語にはぼやかす表現が多いですよね。一方で、ハッキリ主張する言語もある。
 
ですので、外国語を学んだ経験があったり、外国に住んだりしたことがあれば、コミュニケーション上のクレームを未然に防ぐことも可能です。やはり、大切なのはコミュニケーションなのです。
 
 

・国や顧客ごとのマーケティングがカギ

 
現状、感じている課題はありますか?
 
今の課題は採用と、それに伴うモチベーションの維持、教育、品質の管理ですね。
 
未開拓のお客さんがいて、そこにリーチする手法があれば、それを実行することでお客さんを増やすことも売上を伸ばすことも可能です。たとえば、国別に集客を区切り、現地語のホームページとフェイスブックで集客することもできる。
 
あとは、担当する窓口に現地人と日本人を配置し、対応できるようにすれば、さまざまな国籍の人を相手にビジネスができるようになります。現状、中国人や韓国人を相手にしているパターンがほとんどなので。国ごとにマーケティングするのは面白いと思います。
 
これからはもっと国別に現地語で対応できる体制を構築するため、さまざまな国籍の外国人を採用していき、現在のビザ申請サポート業務に加え、今後は不動産会社を立ち上げ、日本における外国人のためのインフラ企業になりたいと思います。
 
もしゼロからスタートするとしたら、まずは何をやりますか?
 
外国語ができない場合は、顧客対象を区切って、日本語のサイトをつくります。そのサイトを活用し、最初は日本人を相手にビジネスを進めていくと思います。いくら外国語のサイトをつくっても、現地語で対応できる外国人がスタッフとしていなければ意味がありませんから。
 
ビザ業務で日本人相手にするというと、企業の人事部か、国際結婚か、帰化です。その3つのパターンを想定して、受注できる体制を整えていく。それぞれ似ているようですが、マーケットは異なりますので。
 
そこから、まずは外国人とつながっている日本人を顧客層としてリーチして業務を取る。そして日本語が話せる外国人とつながる。そうすると家族を呼びたいとか、結婚したいとか、日本で起業したいとか、その他もろもろお手伝いする機会が増えていきます。
 
もし外国語がビジネスレベルでできれば、ダイレクトにその国の外国人をターゲットにすれば競合はかなり少なくなりますね。
 
 

・途中で脱落してしまわないために

他の行政書士事務所と比較したとき、小島さんの事務所はどう違いますか?
 
うちの事務所は小さいところからスタートしています。それこそスタート時は「月50万円稼げればそれで満足」でしたので。その後は、構想によって成長してきました。
 
そもそも、変に謙遜してしまえば、うまくいくものもうまくいきません。現状、自信をもてない人が多いですよね。でも、自信は自然と湧いてくるものではありません。では、どうすればいいのか。結局のところ、やれることを愚直にやっていくしかないのです。
 
その上で、自然な欲をもつこと。僕も20代半ばまではビジネスに欲を感じていませんでしたが、少しずつ醸成され、やがて成長の原動力になりました。
 
あとは、できる限り早くスタートした方がいいですよね。40代ではじめるより20代ではじめた方がチャンスは広がります。その上で、勉強しつつ行動すること。
 
 
ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
 
世の中にはいろいろな専門分野があります。まずは、自分が担当する専門分野で業界のトップを目指すこと。上の方に行けば、自ずと違う景色が見えてきます。その景色を見たいのであれば、途中でやめず、努力を続けることです。
 
途中で脱落してしまう人は本当に多い。でも、やめてはいけません。途中であきらめてしまえば、それまでの努力は水の泡となってしまします。
 
あとは、自分が本当にやりたいと思うことをやること。たいして興味もない業務に従事する必要はありません。興味がないのに参入しても、結局は途中で「やーめた」と脱落してしまいます。だからこそ、好きなことをやるべきだと思いますね。
 

おすすめの関連記事

 

登録することで、 利用規約・プライバシーポリシーに 同意したものと見なされます。

関連記事