圧倒的な成長力!グループ総勢60名超の司法書士法人に迫る

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2016年にライズアクロス司法書士事務所としてスタートした「ライズアクロスグループ」は、司法書士法人・土地家屋調査士法人・行政書士事務所・不動産鑑定事務所・不動産会社などさまざまな分野に活躍の場を広げている。

開業から約3年で総勢60名の従業員が在籍する事務所へと成長を遂げた秘訣や、士業事務所としては珍しいM&Aの活用についてお話を代表の高橋圭先生にうかがった。

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4件のM&Aを実施し、グループ総勢60名超まで成長

現在行なっている業務内容について簡単に教えてください。

塩野

高橋

司法書士法人と土地家屋調査士法人、行政書士事務所、不動産鑑定事務所、不動産会社を「ライズアクロスグループ」として運営しております。弊社は、主として登記を専門に行なっている事務所です。不動産登記はもちろんですが、近年はM&A関連の登記とITベンチャー企業などの登記も多く行なっています。

ITベンチャー 企業の案件も多いんですね! 

塩野

高橋

ITベンチャー企業の会社登記に関しては、他の事務所さんよりもかなり多い数の案件をいただいております。その理由としては、お客様が私自身がベンチャー畑の人間だと思ってくださっているからだと思います(笑) 弊社も4名から始まった会社で、弊社自身もベンチャー企業だという考えのもと事業を展開してることもあって、ご紹介などで多くの案件をいただけていると思っています。

4名から事務所を始められたということでしたが、現在何名の方が在籍されているんですか?

塩野

高橋

司法書士20名含め、グループ全体では60名前後の方にご活躍いただいています。

士業事務所で言えば60名ってかなり多いですよね!?

塩野

高橋

はい。これは、司法書士法人が母体になっているグループの中ではかなり多い方です。先日、士業事務所の経営専門誌「FIVE STAR MAGAZINE」にも司法書士が多い事務所としてランキング形式で掲載していただきました。


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高橋圭
ライズアクロスグループCEO、司法書士。1984年山形県生まれ。青山学院大学法学部卒業。2007年司法書士試験に合格後、都内司法書士法人にてパートナー司法書士として勤務。2016年、独立し自らが代表を務めるライズアクロス司法書士事務所を創業開始。2018年には「よりお客様の広範囲にわたるご要望にお応えするため」ライズアクロスグループを組織編成、グループCEOに就任する。現在は渋谷新宿新潟札幌4拠点、総勢60名の専門家スタッフの中心として、グループ全体を支えている。
 

司法書士事務所でM&A!?ライズアクロスグループの強みとは?

競合他社との違いや御社ならではの強みを教えてください。

塩野

高橋

弊社は後発ということもあり、他社と比べても不動産会社、金融機関との取引はそこまで多くありません。ですが、会社登記とM&Aに関しては比率が非常に高く、この点は強みだと考えています。
ライズアクロスグループとしても、この1年で4社のM&Aを実行致しました。 不動産登記を専門にやっている司法書士法人はよくあるのですが、弊社はM&Aに関連する登記を専門に扱っているので、かなり特殊な部類かと思います。 また、先ほどもお話したようにITベンチャーとの親和性が高く、そういった会社の登記や資本政策周りを多く手掛けていることも特色の一つとして挙げられます。

M&Aについてお聞きしたいのですが、具体的にはどういったことをされているんですか?

塩野

高橋

事業承継をするとき、バイヤーのほうから様々なリクエストが出てきます。それを一つずつクリアにしていくのが我々の仕事です。
具体的には、
・複数社で株を持ち合っている場合は組織再編等を活用して、株の保有率などを整理する
・対象会社保有資産を事前に元経営者自身に譲渡を行う

などを行なっています。

契約時にもめることがないように細やかな部分までサポートされているんですね!

 

塩野

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司法書士事務所として生き残るために必要なのは「経営ができる司法書士」の育成!

「ライズアクロスグループ」は自社でもM&Aを行なって拠点を増やしてらっしゃいますよね。これは士業事務所の中ではかなりめずらしいと思うのですが、なぜ始められたんですか?

塩野

高橋

そうですね。弊社はかなり先駆けているほうだと思います。 基本的に私の中で、「経営ができる司法書士を増やしたい」という想いがあるんです。

「経営ができる司法書士を増やしたい」とは?

塩野

高橋

多くの司法書士事務所では、司法書士の他に補助者が数人の5人体制で、大体3千万円から多くて5千万円くらいの売り上げを立てることができます。 それはそれで確かに手残りはいいのですが、事務所の代表が経営者にはなれていないことが多いんですよね。 いかに知識を増やして早く仕事を進めるかというところがゴールになってしまって、多くの司法書士は実務家で終わってしまうんです。

実務家で終わらないためにはどうすることが必要だと考えますか?

塩野

高橋

弊社のスタッフをM&A先に派遣し、そこでその拠点を任せています。当たり前ですが、渋谷オフィスにいる限り私がTOPにいるので決定権がない状態です。1つの事務所を運営していく中でマネジメントを覚えてもらい、”経営感覚を持った司法書士”を育てることができると考えています。
そういった”経営感覚を持った司法書士”を何十人も抱えていたら、どこにも負けない組織になると思っています。

2017年8月にライズアクロスとして独立されてからまだ2年経っていない中、順調に売り上げを伸ばしている事務所ってなかなかないと思います。 成長の秘訣はありますか?

塩野

高橋

弊社では、会社の規模を大きくする為に人材の採用と教育に力を入れています。大きな案件でもこなせる優秀な司法書士が社内に増えていることが成長力の源と考えています。
私は、遅かれ早かれこの業界はAIに飲み込まれると考えているんです。 その時に会社が大きくなっていても、AIに負けない優秀な人材が集まっていないと生き残れないという危機感があるんです。 未来のためには、今、採用や人材育成に力を入れていくことが最も重要だと考えているんです。

士業事務所あるあるですが、「なかなか人材が集まりにくい」「採用できてもすぐに辞められる」という事務所さんが多いと思います。 その中で、なぜそんなにも多くの社員を抱えることができているのでしょうか。

塩野

高橋

採用にはかなり力を入れており、多額の費用を掛けています。 そういったところが他の事務所と違う部分だと思います。 手が回らなくなってから採用活動を始めるという事務所がほとんどだと思います。

そうですね。急を要さないとなかなか動かないですよね…

塩野

高橋

私はそうした考えはなく、仕事があろうがなかろうが関係なく、常に積極的に採用をしています。優秀なメンバーさえいれば仕事はあると思っているからです。 また採用時に何の業務をやってもらうかは基本的には決まっていません(笑)それより優秀な人材がジョインしてくれたらライズアクロスが成長すると考えているからです。 ライズアクロスや従業員のポテンシャルを信じて採用しています。

従業員の定着率はどれくらいなんでしょうか?

塩野

高橋

定着率は100%です!創業してから採用したメンバーは一人もやめていません。

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驚異の定着率を叩き出せる秘訣はなんですか?

塩野

高橋

まず、司法書士と私で「RA101」という1on1のミーティングを毎月必ず行なっており、月の前半の私の業務はそこに費やしています。

これだけ代表と社員の距離が近い事務所はなかなかないですよね!

塩野

高橋

そうですね。 また、取引先との会食などよりも、社員と飲みに行くなどコミュニケーションを積極的にとるようにしています。 結果として退職者が出ていないので、こういったことがプラスに働いているのではないかと思います。

社員の方とのコミュニケーションがしっかりと取れているんですね!

塩野

高橋

あとは昇給ですね。社員の頑張りに対してはこちらがコミットしなければならないと思っているので、遅くても3年、早ければ1〜2年で年収600万円になるように設定しています。 多くの社員はだいたい3年かからずにこの報酬を達成しています。

この報酬は業界的にみても高い金額ですよね?

塩野

高橋

そうだと思います。 また福利厚生はサイバーエージェントさんと同じ「近距離手当」なども導入しています。 司法書士事務所などでは珍しいと思いますが、「401K」も導入しています。

※「近距離手当」勤務先から近い距離に住んでいる場合に発生する手当

徹底したサポートと昇給制度で社員のモチベーションを保っているんですね! 人材が揃っていても案件がないと事務所としてここまで発展することは難しいと思うのですが、案件を取る秘訣についておうかがいできますか?

塩野

高橋

弊社は元々前身となる会社がありまして、私はその会社に勤務していていました。本社は大阪にあったのですが、私は東京支社の支店長を任されていました。 特別なことはしていないのですが…知り合いは多いですね。電話帳の登録件数も相当多いと思います。 とにかく、泥臭く人と会って、案件につなげていくということをしています。 WEB集客は最近こそやっていますが、正直あまり得意ではないので、とにかく紹介していただいた方とアナログで会うようにしています。

実際にあって話をするのとデジタルの世界でやり取りをするのでは印象もかなり異なりますもんね。

塩野

高橋

そうなんですよ。 それに、司法書士の業務は継続的な業務や引き継ぎが発生するわけではないので、誰にでも頼むことが可能なんです。こう言ってはなんですが、お客さんからすると登記に関していえば誰にやってもらっても変わらないんですよね。なので、営業力があれば依頼に繋がる確率が高いんです。

実際にあってお話をされて、どのように営業されるんですか?

塩野

高橋

私は、営業は返報性つまり「Give and Take」の原則があると考えているので、先にこちらから相手の利益になることを提示するんです。

具体的にどのような事を行うのですか?

塩野

高橋

相手に先に利益を与えることで営業を有利に進めることができるようになるんです。なので、こちらも常に紹介できる案件を持っているようにしています。 普通の司法書士事務所では基本的に案件を振っていただくことが多いと思います。 そういったところが普通の司法書士事務所と違っていると思われる要因だと思います。

営業をかけている相手も、いい案件を紹介してくれたし、この事務所に頼んでみようかなという気持ちになりますもんね。

塩野

高橋

そうです!お互いに紹介しあうことで仕事につながるんです。

ライズアクロスが目指す先〜社員100人、売り上げ10億円の会社へ!

最後に、今後の目標を教えてください!

塩野

高橋

今後、2年で社員を100人に増やし売り上げを10億円にすることです。 現在、5億円くらいの売り上げができているのでちょうど倍くらいですね。

2年で2倍ですか…高橋さんなら簡単に達成できそうですよね!

塩野

高橋

他には、私が山形出身なので、東日本に進出して”東日本ブランド”として頑張りたいですね!次は仙台あたりで事務所を開業できたらと思っています。 ただこれは、拠点を無駄に増やすというよりも、「経営ができる司法書士を育てる」というのが目的なので、その辺りはしっかりとしたビジョンを持って挑みたいです。

本日はありがとうございました。

塩野

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塩野 優
1988年埼玉生まれ。都内ITベンチャー企業を経て、株式会社ウェイビーに入社。
入社してから5年間一貫して士業事務所の経営、マーケティングの支援に携わる。入社後は、毎月全国5都市(東京・大阪・名古屋・福岡・北海道)を周り年間1000人以上の士業に会い、独立サポート、WEBマーケティング等士業事務所の売上UPに携わる。人脈を生かして、年間100以上の士業や起業家の方へのマッチングなども行う。現在は、士業専門コンサルタントとして全国の士業事務所のサポートする。 士業事務所の新規事業立ち上げやキャッシュフローの安定化など、数多くの実績を作る。今までにない士業事務所の枠を越えた士業事務所を目指して日々活動している。関与先の士業事務所が、続々と地域No.1士業事務所になる。ハンズオンでのコンサル先である社労士事務所では 5ヶ月間で221万売り上げを上げて、3ヶ月連続で最高売り上げを更新する。
twitter→twitter

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インタビュイー・対談参加者

桃井美里

桃井美里

2018年から、日本最大の起業・開業・独立者向けポータルサイト「助っ人」(www.suke10.com)の編集チームで、コラムを担当。 こども写真館「スタジオマリオ」の店長を経て「助っ人」編集部へ。 イラストや写真を用いて、難しく考えられがちな『起業』をもっと身近に感じることのできるコンテンツの発信に取り組む。 フリーでナレーター・MC・イラストレーターとしても活動中。
ツイッターもやっているので、ぜひ気軽にフォローを!→ スクリーンショット 2019-02-28 17.08.37