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情報発信の力で士業を変える!YouTuber弁護士の挑戦

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現在、多くの人がインターネットからさまざまな情報を得ている。そんな中で、士業事務所の情報発信はしっかりとできているだろうか。クライアントの求める情報を提示できているだろうか。情報発信が苦手な事務所が圧倒的に多い中、SNSやYouTubeを活用して情報発信を行い、多くの依頼を集めている法律事務所アルシエンの北周士先生にお話を伺った。

まずは業務内容を教えてください。

塩野優 

現在、ベンチャー企業の弁護士顧問業務に特化して運営を行なっており、約40社の顧問を担当させていただいています。また、余力があれば単発の訴訟案件や交渉案件にも関わらせていただいております。
弁護士業務の他にも月2回のセミナーや動画を作成しYouTubeで配信を行なっています。

 

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北 周士(きた かねひと)
法律事務所アルシエンパートナー。株式会社士業クラスタ代表取締役。1981年長野県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。2005年司法試験資格に合格後、2011年より独立し都内にてきた法律事務所を開業、2018年より現職。ベンチャー・スタートアップ企業の顧問業務を中心としつつ、「適切な事件を、適切な弁護士に」をモットーに士業向けのセミナーの開催やSNS、You Tube等での情報発信を行っている。

月1万円が命運を分ける!料金設定の秘密 

ベンチャー企業の顧問をされる弁護士の方は多いと思うのですが、1社あたりからの得られる収入が多くないという話をよく耳にします。実際はどうですか?

塩野優

私は、「定額使いたい放題で半年ごとに料金体系を見直す」というスタイルでやっています。 本当は時間を記録してタイムチャージでもらった方が絶対いいはずなんですが、そういったスタイルは私にはあっていないのとクライアントも予算が読めた方がいいだろうということで、現在の形に落ち着きました。 半年間の作業量を見て、次の半年間の値段を打診しています。

ベンチャー企業の顧問を多く引き受けられている理由を教えてください。

塩野優

自分が効率よく仕事をするために最適な客層がベンチャー企業だったからです。

なぜベンチャー企業の顧問が最適だったんですか?

塩野優

コミュニケーションの基盤がずれていると双方の理解に時間がかかるので、年齢はなるべく近い同性の方がいいと思いました。また、移動時間を短縮したいと考えていたので、23区内の企業に絞って依頼を受けるようになりました。 自分が効率よく仕事ができる客層を選んだ結果がベンチャー企業だったんです。客層を限定することで業務の”ミニマム最適化”ができたと感じています。

 

業務の効率化で1人でも運営が可能に

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北先生は法律事務所アルシエンに所属されていますが、業務はお一人でされているんですよ

塩野優

そうです。事務もいません。なので、いかに生産性を最大化するか考えて運営しています。

でも、お一人だと対応できる件数も限られていますよね。

塩野優

そうですね。ひと月に大量に依頼を受けてしまうと回らなくなってしまうので、顧問として担当するのは45社程度に留めております。その上で、新規のお客様は月に2社ぐらいが適切だと思っています。 相談に来てくれると嬉しくて受けちゃうんですけど、手が回らなくなってご迷惑をおかけしてしまっては元も子もないので。

ずっとお一人でやってらっしゃるんですか?

塩野優

最初は部下をつけて組織化を目指していました。ですが、私にはあまり向いてなかったようで…採用をしたものの、驚愕の離職率を達成してしまいました(笑)

驚異の離職率ですか(笑)

塩野優

あと、人を雇ったことで売り上げは伸びてたんですけど、当時仕事があんまり楽しくなかったんです。自分には人を雇って事業を運営することは向いていないと、その時気づきましたね。それからは基本的に1人で運営しています。

人を雇うより、お一人でやる方が北先生には合っているということですね。

塩野優

私の目指すところは、”おもしろ楽しく幸せな小金持ち”なので、そのためには自分のできることをやりやすいように変えていく必要があると思っています。弁護士の方って苦手な業務も抱え込んでしまうことが多いと思うのですが、できないことはある程度見切りをつけて得意な業務に専念することも効率的に業務を行うコツだと思っています。

情報発信で新規顧客の獲得へ

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YouTubeを始められたきっかけはなんだったんですか?

塩野優

きっかけは、今一緒に配信している人に誘われたことですね。 現在3人で動画配信をやってるんですか、他の2人ともテレビにも出ている有名な人で。その2人がテレビだと尺もあるし発言に制限があるので、もっと自由に発言できる場所があったらいいなと話していたんです。 だったら、 YouTubeで配信をすればいいのではないかと提案をしたところ、「北くんも一緒にやろうよ!」と誘われ、そこに巻き込まれたんです(笑)

どんな動画をメインに配信されているんですか?

塩野優

今は「面白い弁護士紹介!」や記者会見の様子などを配信しています 。 ネットの情報だけではわからない弁護士のキャラクターなどを知ってもらえればと思っています。

 弁護士四方山話
YouTubeで配信中の動画「弁護士四方山話」

動画を拝見しましたが、編集もしっかりされていますね。

塩野優

編集は外注してます。その費用があるので今はまだ赤字なんですよ…

リアルなところ、どれくらい再生すれば収入になるんですか?

塩野優

1動画5万再生ぐらいでプラスマイナス0円ですかね。ただこれは編集費用だけなので当初の機材の費用なんかも考えるともっと赤字になります。

結構大変なんですね…ご自身の記者会見の様子なども配信されてますよね。

塩野優

はい。記者会見って間にマスコミが入るので、こちらの意図と違う発信のされ方をしてしまうことがあるんです。 自分の情報を自分でコントロールして発信できる場があるというのは強みですね。

情報を受け取る側からしたらメディアに出た情報がすべてになってしまいますもんね… メディアでの発信が増えると集客にもつながりますか?

塩野優

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そうですね。集客にもつながりますし、採用活動にもとても効率的だと考えています。

採用ですか?

塩野優

動画を配信することで事務所のカラーや弁護士のキャラクターを知ることができるので、「この事務所に入りたい!」という人を集めやすくなると思っています。

ひととなりが分かりますもんね。Twitterでも拝見しましたが、北先生の紹介動画がとてもかっこよかったです!

塩野優

そうそう、PVみたいでえらいかっこいいんですよね(笑)

こういう動画を作るかどうかはともかく、自分の情報をコントロールして発信できる場を作ることは大切だと思いますね。特に士業は情報発信が弱いんですよね。

確かに発信力は大事ですよね。

塩野優

私の場合、YouTubeの他にTwitterやFacebookでの情報発信も行なっています。「ブログ」や「note」でも構いません。こういうツールって色々なものがあるので、自分にあったメディアで発信するのが良いのではないでしょうか。

北先生のツイッターのホーム画面

北先生のTwitterのホーム画面。現在13000人以上のフォロワーを抱えている。

 

適材適所で最適な弁護士をクライアントの元へ

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最後に、今後のビジョンについて教えてください。

塩野優

適切な弁護士に適切な案件を依頼できる仕組み」を作りたいと思っています。 そのために情報発信を通してクライアント自ら弁護士を選べるようにすることが重要だと考えています。 また、弁護士にも得意な案件と苦手な案件があるので、その弁護士の特性を把握してそれぞれが輝ける仕事ができるようにしたいと思っています。

弁護士とクライアントのマッチングですね!

塩野優

YouTubeについてもしっかりと自分たちの情報を発信できるメディアとして育てていきたいと考えています。まずは配信を続けて、少しずつでも登録者数を増やしたいですね。

あとは業界全体のレベルアップを図れたらと考えています。そのために現在、月2回のセミナーを開催しています。私がセミナーに講師として登壇するのではなく、さまざまなジャンルに精通している方に登壇していただき、勉強していければと思っています。みんなで頑張ってレベルアップしていけるように尽力していきたいですね!

士業の方は発信することが苦手な方が多いと思います。FBやTwitterやYouTubeなんでもいいと思いますが、自分のメディアを持って発信していくことがこれからの士業に必要な要素だと感じました。 本日はありがとうございました 。

塩野優

            塩野写真
塩野 優
1988年埼玉生まれ。都内ITベンチャー企業を経て、株式会社ウェイビーに入社。
入社してから5年間一貫して士業事務所の経営、マーケティングの支援に携わる。入社後は、毎月全国5都市(東京・大阪・名古屋・福岡・北海道)を周り年間1000人以上の士業に会い、独立サポート、WEBマーケティング等士業事務所の売上UPに携わる。人脈を生かして、年間100以上の士業や起業家の方へのマッチングなども行う。現在は、士業専門コンサルタントとして全国の士業事務所のサポートする。 士業事務所の新規事業立ち上げやキャッシュフローの安定化など、数多くの実績を作る。今までにない士業事務所の枠を越えた士業事務所を目指して日々活動している。関与先の士業事務所が、続々と地域No.1士業事務所になる。ハンズオンでのコンサル先である社労士事務所では 5ヶ月間で221万売り上げを上げて、3ヶ月連続で最高売り上げを更新する。
twitter→twitter

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インタビュイー・対談参加者

鈴木彰

鈴木彰

大阪にある創業明治25年の老舗に長男として生まれる。 明治大学商学部を卒業後、商社にて営業・プロジェクトマネージャーとして実務を経験。 日本の一ブランドである老舗企業が減少していく現状を知り、それを食い止めるため起業に至る。