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ブログ?「オワコン」SEO?「無理ゲー」イケダハヤトが今、ゼロから起業するなら“コレ”をやる

ポイント
  1. ブログは「オワコン」SEOは「無理ゲー」
  2. 今、ゼロから起業するなら「ブログ+SNS」ではない、このやり方
  3. 今は起業で失敗しない方法を学べる時代

目次 [非表示]

Twitterのフォロワー数はおよそ20万人。これまでに積み重ねてきたブログの記事は1万記事。発信力という武器を持った、いわゆる“インフルエンサー”の一人であるイケダハヤトさん。

最近では、連続起業家でTIGALA株式会社 代表取締役社長である正田 圭さんとの共同で立ち上げたオンラインサロン『脱社畜サロン』が、参加費が月額3,000円にもかかわらず発足一ヶ月強で会員数が2,000人を突破。また多くの著名人が次々に参戦するなど話題になっています。

今回はそんなイケダハヤトさんに、これまで積み重ねて上げてきたTwitterのフォロワー数やブログ記事などあらゆる資産を一旦リセットし、まさに今「“ゼロ”から起業するなら何をするか?」という質問をオンラインインタビューでぶつけてきました。

イケハヤさんの提案により、インタビューの様子をリアルタイムで配信したおかげで生まれたプチハプニング(?)の様子を交えてご覧ください。

ブログはオワコン、SEOは無理ゲーの理由

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▲高知にお住まいのイケハヤさんとは、オンラインにて取材を行いました

ーイケハヤさんは、これまでにブログとTwitterを軸に多くのファンやフォロワーを獲得されてきました。ところが最近では、主戦場を音声や動画メディアへと移行されています。まずはこの理由について教えてください。

イケダハヤト)やっぱりメディアを取り巻く環境がここ1年くらいでガラッと変化しているのが大きいですね。この変化は1年後、あるいは2年後にはさらに加速しているような感覚があります。

ー具体的に何が変化しているのですか?

「扱える情報量が圧倒的に増えている」というのは明らかですよね。ぼくは今まさにこうやってオンライン取材をリアルタイムの動画でも配信しているわけですけど、すでにいろんなコメントがついています。

たとえば今、「くいだおれ人形のマネ、ありがとうございます!」っていうしょうもないコメントがついてますけど(笑)もし文章だけで発信していたら、ぼくの話す姿がくいだおれ人形に似てるっていう情報は生まれてないわけですよ。

イケダハヤトさん5
▲思わぬコメントを見つけて嬉しそうにするイケハヤさん

ー確かにそうですね。

今までは文章を中心にすごく限られた情報量の中でコンテンツを作ってましたが、これからはもっと多くの情報量を扱う術が出てくるはずです。そういう意味で自分のブログでも「ブログはオワコン」と書きました。

ー実際、ウェブメディアの数も増えているので、文章だけだと差別化も難しいですよね。

どんどん難しくなってますよね。SEOなんかはもうホントに「無理ゲー」になってきてます。ぼくもずっとやってきたのでSEOには自信がありましたし、今もやってるんですけど、もうボチボチ厳しいわっていう印象です。

ということを考えると、やるべきことはもっと受動的に情報を摂取できるようなコンテンツ、作り手目線ではもっと情報量を伝えるられるようなコンテンツづくりが必要ですね。今は結果的にブログの更新頻度が落ちていますが、まあ正しい方向性なのかなという認識です。

(※オワコン:終わったコンテンツの略、無理ゲー:難易度が高くクリアが不可能なゲームの略)

今、ゼロから起業するなら・・・

ーとはいえ、「YouTubeの無理ゲー感はすごい。ほとんど人が挫折しそう。」という記事にも書かれているように、収益を生むまでに時間がかかる事業に挑戦するには、イケハヤさんでいうブログのような基盤となる資産があるからこそという見方もあります。

ぼくはブログを始めたのが2009年で、そこからコツコツ積み重ねてきましたからね。記事数でいうと1万本。ツイッターのフォロワー数は20万人くらいですね。

ーこれだけの資産があれば、ある程度どんなことをやってもうまくいくような側面があるかと思います。そこであえて伺いたいのですが、もし今これらの資産が“ゼロ”の状態だとしたら、イケダさんは何をやりますか?

まったくのゼロですか?

ーはい。

う〜ん、そうですね……。

イケダハヤトさん7

ぼくが今、完全にゼロベースで考えるのなら、「2〜3年後の売却を前提としたウェブメディアを作る」でしょうね。

これまでぼくがやってきたように、個人のブログを作ってインフルエンサーを目指す道もいいと思いますし、まったく否定するつもりはないんですけど、今だったら違うやり方を考えますね。

ーこれまでの「ブログ+SNS」の戦略とはだいぶ違いますね。

そうですね。僕がブログを始めた2009年ごろは、まだサイトの売却やM&Aという話が少なく市場も立ち上がってなかったんですよね。でも今だったらそちらの道を選ぶと思います。その方が効率がいいですし、最初の実績も作りやすいですよね。

ーなるほど、そういう時代背景の違いもあるんですね。

まさに『脱社畜サロン』というをオンラインサロンを一緒に運営している正田さんは、“サクッと起業してサクッと売却する”という考え方を提言されていますが、ぼくも今の知識が前提だとしたら同じ道を模索するでしょうね。

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▲『脱社畜サロン』メンバー限定で「サクッと起業してサクッと売却する」を提言されている正田圭さんの投稿

ーメディアを育てて売却に至った事例は、実際にどのくらいあるものなのでしょう?

調べてみれば、ゴロゴロ出てくる系の話だと思いますけどね。最近だったら『30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで』という書籍を出された福田 拓哉さんという方の事例がありますね。

資金調達プロ』という、ファクタリングや企業の融資をテーマに関するメディアです。こういうイメージで、個人の色を出すというよりはニーズのあるテーマで必要な情報が揃っているウェブメディアを作るイメージです。

ーテーマとしてはどんな分野が狙い目ですか?

そこは非常に難しいですね。それこそ「仮想通貨」をテーマにしたブログとかは、話を聞く分には昨年(2017年)の後半から今年の前半くらいまでは売れたみたいですけど、ご存知の通り、仮想通貨は終わりましたからね(笑)そういう状況に陥ると売却自体が難しくなります。

つまりこれから先のトレンドを読む力が必要で、「2〜3年後に売却できるメディアってなんだろう?」と考え、いろいろ調べることから始めるのがいいんじゃないですかね。

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過去に失敗したのは「目標設定」

ー起業の際には、先人たちの失敗事例をしっかり学んでおくのが重要という話を聞きます。イケハヤさんの失敗例について教えていただけますか?

ぼくは「目標が低かった」というのが失敗というか大きな反省点ですね。これ結構“ブロガーあるある”だと思うんですけど、ブロガーのビジネスってお金がかからないんですね。

ー確かに、あまりお金を使うイメージがないですね。

自分ひとりと家族を養うくらいだと月商100万円もあれば十分で、これ以上頑張る必要ないなって満足しちゃってたんです。2011年から2015年くらいまでですかね、自分の中で無意識に上限のキャップを決めちゃっていたんですよ。

今振り返ると、「なんて甘ったるいこと言ってんだ!」と思うんですけど、目標に対する意識が低かったんですね。そこが反省点ですね。

ーその原因は、ご自身でどう分析されていますか?

これは「高知への移住」が関係していますね。

イケダハヤトさん3
▲2014年に高知へ移住したことが話題になりYahoo!のトップページに掲載されたときの様子(「高知に引っ越すだけなのに、ヤフトピに載ってしまった」参照)

ーと、いいますと?

ぼくは2014年に東京から高知へ移住したんですけど、やっぱり東京にいると年収1000万くらい稼げればいいやっていうマインドになりやすいんですよ。“去勢される”というか。

ーん?そうなんですね。

だってお金の使い道がないじゃないですか。東京だと1000万円くらいあれば余裕で暮らせますけど、田舎に来るとお金の使い道が増えるので全然足りないんですね。

たとえば、うちの地域には温泉がないので温泉を掘りたいですし、図書館や保育園、学校なんかも作りたいんですよね。

田舎にはないものが多いので、それを作りたいと思ったら当然ながらお金が必要になる。じゃあどうするかといったら稼ぐしかないので、やっぱり今の目標みたいに「年商10億円」を目指そうという発想になるんですよね。

ーおもしろい視点ですね。田舎の方が生活費が下がるので、てっきり稼がなくていいというマインドになるのかと。

完全に逆ですね。ぼくら世代はみんなそうだと思うんですけど、「東京でガツガツ稼ぐ」ってモチベーションの構造としてなかなか成り立ちにくいと思うんですよね。

すでにいろんなものが揃っているので使い道がない。東京に住んでて温泉掘りたいとか、なかなか思わないじゃないですか?(笑)

ー確かに(笑)田舎にいる人、特有のモチベーションの作り方なのかもしれませんね。

起業で成功したいなら「本を読め」今は起業するのに絶好の時代

ーそれでは最後に、これから起業を目指す人に向けてアドバイスなどあれば。

典型的なおっさんっぽくて嫌なんですけど、やっぱり本はちゃんと読んだ方がいいと思います。ぼくはたくさん本を読むんですけど、本を読むと余計な失敗をしなくて済むんですね。

起業や経営に関する本ってたくさん出てると思うんですけど、主要どころは全部読んだ方がいいです。あとは特にトレンドに関する本ですね。これからテクノロジーがどうなっていくかが書かれているような本は、洋書も含めてガッツリ読んだ方がいいですね。

トレンドでいえば、本に限らず実際に足を運んで体感するのも重要ですね。最近だったら中国とか、シリコンバレーとか、エストニアとか。そういう話題になってるような地域に行って、これから技術がどう進化していくかをちゃんと理解しておくことが大事です。

裏を返すと、厳しいようですけど、そこの勉強をしないでイマイチなことをやっている起業家って多い気がするんですよね。

イケダハヤトさん6

ー確かに、そういうイメージはありますね。

テクノロジーに関心がない人がどうなるかというと、結局はどうしても古臭いことをやっていまうので、起業にも失敗しがちですよね。単純に、知ってるか知らないかだけで大きく変わってきてしまうので、もったいないですよね。

その一方で、最近は起業するにはいい環境が整ってきてるなと感じることも多いですよ。

ーどういう点からそう思われますか?

「必要な知識が出回ってきた」というのが大きいですね。本もそうですけど、ウェブメディアしかり、メンターしかり、『脱社畜サロン』のようなコミュニティしかり、昔はなかったですからね。

ブログで稼ぐこと一つとっても、当時は全然情報がなかったので、それはもう手探り状態でしたね。ブログの収益化に関する本を何冊か読みましたけど、一番重要な数字の部分が全部ボカされていて「おい、参考になんねーよ!」って怒った記憶があります(笑)

ー(笑)

今はブログの世界もそうですし、起業に関してもそう。それ以外の分野であっても、これから始める時に「失敗しないやり方を学べる時代」なんですよ。

なので、よっぽど不勉強な人でない限り、典型的な失敗をする人って減ってきてると思います。いやあ、いい時代になりましたね。

ーそれでも、依然として「起業準備中」で止まってしまう人も少なくありません。

あとはもう、本人のマインド次第じゃないですかね。結局はそこに尽きる気がします。

だって資金を出してくれるような投資家もたくさんいますし、何ならお金がかからないようなビジネスだってたくさんあるわけなので。

もうお金がボトルネックになる時代ではないですよ。ビジネスモデルだってビジネスモデル大全みたいな本があるじゃないですか。

今はね、まさに正田さんのように、サクッと起業してサクッと売却みたいな世界感に近づいてる感じがしますね。

それでも起業に対して一歩目が踏み出せないのであれば、ぜひ『脱社畜サロン』に入って相談してください!

ー最後はしっかり宣伝まで(笑)貴重なお話をありがとうございました!

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著者プロフィール

宅美 浩太郎

宅美 浩太郎

「助っ人」編集部所属の編集者&ディレクター。現在は週4で働いています。「コンテンツで世の中を明るく!」をコンセプトに、他のさまざまなWebメディアでも運営、編集を担当しています。ツイッターもやっているので、ぜひ気軽にフォローを!→ https://twitter.com/kotaro53