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独立、起業を考えている4タイプ解説〜ベテラン系〜

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ベテラン系のタイプの特徴としては、「経験による停滞」「余裕が裏目」「畑違いをするときには注意」だと思います。

経験による停滞というのは、これまでのサラリーマン人生で実にさまざまな経験をしているわけです。すると経験という名のノウハウを持っています。このノウハウ自体がチャンスにもピンチにもなるわけです。本当に本物のノウハウであれば勝てる確率は高いでしょう。しかし往々にしてノウハウとしてはちょっと弱かったり、再現性を持たせられないことがあったり、寿命が短いものがあります。

ベテラン系が陥るパターンとは?

ベテラン系のタイプが持つノウハウの客観的な、マーケットからみたときにどうかという見極めを間違えてしまうと、ベテラン系のタイプはちょっと辛くなってしまいます。

経験があることで、その経験を軸に色々ジャッジしたり、当たり前が形成されてしまっているので、比較的、他のタイプよりも保守的ですし、選択肢が少ない(新しいことをしようとしなかったり、経験にすがってしまう。)ということがあります。

ノウハウがノウハウとして成立しているときには問題ありませんが、移り変わりの早い時代にあって、ノウハウの寿命がどんどん短くなっていますのでそもそも注意が必要です。ノウハウを全面的な武器にして事業を立てることは、ベテラン系のタイプの1つの王道的な勝ちパターンではあるものの注意です。

また、ベテラン系のタイプが独立、起業したときにマーケット仕事の仕方とスピード感でずれが生じることがあります。特にスピード感というのは何よりも大切ですので、このあたりの感覚は養っておくべきだと思います。仕事の仕方というのは、色々な便利なITツールが多数出ていますので、そのあたりがうまく活用できたり、アジャストできるとよいですね。

余裕が相対的にあることもまた良い点であるものの、ネガティブに働くことも結構あります。余裕があることでお金を使うことの判断が緩くなったり、お金があることでスピードが上がらないこともあります。事業が立ち上がる、立ち上がらないということが、生活に直結するわけではないことがあります。生活に困るわけではないので、別にすぐにうまくいかなくてもよいと思ってしまいます。また事業というのはどうしても時間がかかるとそもそも思っていて、コツコツやっていくことを前提にしてしまっていることもあります。
当たり前に事業は時間がかかりますし、コツコツ努力することは必須なのですが、事業というのは、摩擦を起こして火を起こすのにイメージが近いと思っています。つまり超高速で一点突破的に全エネルギーを集中させないとなかなか火は起こらないということです。ゆっくり摩擦を起こしてもずっと火は起きないでしょう。

意外と多いことに、ベテラン系のタイプでこれまでの経験とは全く関係のないことで独立する、起業するという人がいます。もちろんダメというわけではありません。この場合には本当に注意と見極めが必要になります。当たり前ですが普通の事業ということです。昔から抱いて温めていた事業を意外にも持っていたりします。もちろん独立、起業する人は当たり前に全員ルーキーなので同じなのですが、ベテラン系のタイプの場合には、経験的な意味での優位性を使うがやはり王道と言えますので。

さらに、ベテラン系のタイプの場合、事業を小さくはじめるという感覚がない人も結構いて、初期に大きな投資をされる方もいます。退職金を一気につぎ込むとか、貯金を一気に使うという人もいますので注意が必要です。全く異なる畑で事業をやる場合には特にお金の使い方などはシビアにみるべきです。

事業には変わりないので、客観性をもって、自分の持っているノウハウややろうとしている商品やサービスのバリューを見極めないといけません。この部分が主観的になりすぎてしまうと長続きしませんし、どんどんノウハウ自体をブラッシュアップしていくという気持ちも大切です。1つのノウハウだけで勝ち残れるような時代ではなくなってきています。ベテラン系のタイプであっても当たり前に独立、起業後に学び続けなくてはいけないでしょう。

前職時代の繋がりなど相対的に多くのネットワークを有していますので、その繋がりの中で独立、起業直後のお客さんを持ってこれる方がいます。そのため十分仕事をくれるところはあると思って安心して独立、起業される方がいます。最初は良いのですが、なかなかこの構図で長く続くことを僕の経験上では見てきていませんので、新規開拓をできるようにも想定をしておくべきです。

ベテラン系のタイプは往々にして手持ちの手札に頼りがちなので、手持ちの手札を増やすことを意識することが大切です。さらに、これは決定的によくないことですが、自分の知っていることの中でしか答えを出そうとしない形になってしまうとよくありません。また自分が全てやるという発想を持ってしまうこともよくありません。

たとえば、お客さん層的に、SNSを使ってうまくマーケティング活動できるはずなのに、自分が苦手だから、知識が全くないからやらないとかできないという発想をしてしまいます。結果として、自分が知っていることの中や、できることの中での選択と判断になってしまいます。そのように考えていってしまうと、そもそも取りうるマーケティング施策が本当に限定されてしまったり、効果的なものはあまりなく、費用対効果がとても悪いものしか残っていなかったりします。マーケットのやり方とかい離し取り残されてしまいます。

ベテラン系のタイプの良いところ

・経験が本物であれば財産
ベテラン系のタイプはこれまでに経験してきているものが本物であれば圧倒的な強みになります。本物というのは、その会社だけで通用するようなノウハウや経験ではなく、客観的に、その会社の後ろ盾なくとも価値があるものということです。オンリーワン的な経験をしていることや、色々な会社に汎用性が高い上位のノウハウ(誰でもできるでなく)を持っていることがあるとよいと思います。

・ポジションを間違えなければ仕事はたくさんある
たとえばですが、ベンチャー企業など新しく成長している会社サイドの目線で言えば、本当に成長中の会社であればあるほど、今は人手がいませんし、拡大にあたって、どんどん未知の問題が出てきます。社内の今いるメンバーだけでは解決がなかなか難しいこともたくさんあります。そのようなときに、ベンチャー企業サイドとして期待しているのが、大企業経験者や管理部門経験者だったりします。大企業などの当たり前、仕組ができあがっている会社の当たり前というものを、ベンチャーサイドは自社に取り入れたいと思っています。このようなギャップは本当に多くあり、ベテラン系のタイプの僕のお客さんの多くは顧問のようなポジションで月5-10万円程度のお金を数社からもらって、最低限のキャッシュとしている人も多くいます。

圧倒的な人手不足の中にあって、ベテラン系のタイプの経験はマーケットでも本当に求められていると思います。これはものすごいチャンスですね。

ベテラン系のタイプに必要なこと「若手起業家と付き合うこと」「アップデート」「強みにフォーカス」

・若手起業家と付き合うこと
ベテラン系のタイプの一番怖いことは経験やノウハウへの固執です。その経験、ノウハウはもちろん価値のあるものだと思いますが、時間とともにどんどん価値を失っていくわけです一般的に。そのスピードが本当に早くなっています。また色々な感性、方法論などもどんどん変わっていきますので、あなたのノウハウなどをアップデートするということもそうですが、今の最前線にいる若手起業家とのコミュニケーションを通じて得られるものがたくさんあります。そのため、是非、若手起業家との繋がりを濃く、強くするべきです。お互いの苦手、弱いところを補完できる関係がつくれると思います。

・アップデート
経験、ノウハウの価値が時間とともに価値を失っていくわけなので、経験、ノウハウ自体もどんどん当たり前にアップデートしなくてはいけません。胡坐を絶対にかいてはいけません。ベテラン系のタイプでアップデートできる人であれば本当に無敵だと思います。アップデートをしていくことを意識するためにも、付き合い先をどんどん増やしたり、変えたり、新しくするべきです。付き合う人が変わらないと、お互い変わらない関係となりがちだったり、昔からの付き合いでの契約だったりということで価値で選ばれていないということもあります。(付き合いで仕方なく相手方は付き合っているなど。)
付き合い先が新しくなるということは、新しいものにアップデートできている、していくことがしやすくなります。

・強みにフォーカス
ベテラン系のタイプは他のタイプに比べて一層強みにフォーカスすることが、やはりわかりやすい勝ち筋だと思います。そのため苦手なことというのをベテラン系のタイプがやるということは避けたほうがいいですし、極力畑違いのビジネスをやるということもよく検討した方がいいと思います。独立、起業に関わる事務的な作業、細かいPC系の作業などある意味誰でもできることである場合には任せてしまうということがよいと思います。
ただ最新の費用対効果のよい素晴らしいサービスの存在を知らずに、割高なサービスをつかっていることなどありますので、ここは良い若手起業家などが近くにいると色々なことを教えてもらえてよいと思います。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

慶應大卒業後、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、 資本金5万円で起業。 お金がなかったため、知恵を絞った伊藤独自のマーケティング手法を多数考案。 8年間で、累計10,000件を超える起業・その後の事業支援に関わり、 全国、北海道~沖縄までコンサル先累計500社超を抱えるまでに成長。 全然売れていない(月商0-100万円)小さい会社や個人事業主の売上を 数か月~2年の間で、年商数千万円~10億円を超えるところまでに持ち上げた実績でいえば 国内でも間違いなくトップクラス。  2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。 2018年9月1日より、徳島大学客員教授にも就任。元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書5冊 NHK、日経新聞、エコノミスト、夕刊フジ、日刊工業新聞、CCTVなどメディア出演多数。