総合トップ
起業
資金調達
会社設立
副業
マーケティング
事業承継
税・会計・法律
成長する人
失敗
セールス&営業
人材開発&育成

事業モデルなどのフィードバックの受け取り方を間違えてしまう失敗

目次 [非表示]

僕もよく相談を受けるので独立、起業を考えている人の質問のレベルの低さや前提条件のなさに驚くことがあります。相談相手がそもそもプロや経験者でない場合には、その人が言うことというのは、本当にただの主観的な感想だと思ったほうがいいです。
(それをどこまで参考にするかは要検討です。もちろん一般論や一ユーザーとしての感想ということであればよいと思います。)

相談を受けて、僕がよく聞くのは、「それは本当ですか?」ということを聞きますか?
それは本当かどうか?というのは、主観か客観かを聞いています。

質問してきた方が、「絶対に商品やサービスはよいので、お客さんに知ってもらえさえすれば売れるんです」ということを言います。

そこで僕はそれって本当ですか?と聞きます。これは疑っているわけではなく、誰がそう言っているのか、思っているのかがとても大切なわけです。
自分が主観的にそう思っているだけなのか、客観的にお客さん候補50人にそのように言われているのかでは状況は全く違うわけです。

このようなやりとりを繰り返していると、「本当ですか?」「それは誰が言っているんですか?」「事実ですか?そう思っているだけですか?」など、相手が事業を否定されたという気持ちになって怒る方や自信をなくす方がたまにいます。

相談者に応じて僕もわざと厳しい言い方をしたり、質問をします。
特に外部から資金調達を考えているような人の場合には投資家から厳しい質問が浴びせられたりするのでその練習も兼ねて僕がわざとやったり、厳しいお客さんはたくさんいますので、常にホームな感じで話を一生懸命聞いてくれる人だけではないので、どのような状況であっても話に引き込むことや話を聞いたら納得してもらえるようにしておく必要があるわけです。

また、僕の場合には、回答の仕方をとても気にしています。

わからないことに対してはわからないと言いますし、その中でも〇〇の領域は詳しいので経験値からコメントしますとか、わからないので僕の主観ですと言ってコメントをします。
今日はどの目線でコメントすればよいですか?と最初に聞くくらいです。
伊藤さんが話を聞いていて思ったことを言ってくださいと言われることもあり、その場合、感じたことをそもそも言うわけです。これはただの僕の個人的な感想なので、普通の人の感想よりかはフィードバックとしての精度は高いと思いますが、いうても、所詮はただの感想なわけです。

注意しないといけないのが、回答する人のレベルが低いと、本当に事故のようなことが起きます。何の事実にも基づかない点から、本人の主観で事業を否定することがあります。
自分の経験上、似たようなビジネスをやっていて失敗した人がいるよとだけ言って、だからうまくいかないと結論づけたり(当たり前ですが、大切なことは何故その人が失敗したのか?という失敗した客観的な原因が大切なわけですが。)、その人が状況を全然正確にわかっていない状況にも関わらず結論づけたりします。


事業モデルへの客観的なアドバイスというよりも、結局自分の専門領域や得意なところに落とし込み誘導したりということもあります。

事業とは関係ないところの話に終始したり、各論の各論、どうでもよいところ(まだ事業モデルなどもできていないのに仮の値段設定についてやたらコメントするとか)をつつきそこが争点となっているなど、みていて飽きれることもあります。

これは質問者の情報の出し方、聞き方にも大きな問題があるので注意が必要です。
質問者が情報の出し方が下手なことが多く、全ての情報をまとめていないことで、回答者がそれを把握できずに、情報に大きな不足があるまま、憶測での話になってしまうことがあります。

今日聞きたいのは、この部分なのですとか、この部分なのですがこのように検討して3つ可能性があると思っていて、1はこう、2はこう、3はこうで、今は2がベストだと思っています、何故ならば・・・・と思っていますが、どう思いますか?など、個別化、具体化して質問をするようにしたほうがいいと思います。

漠然と、まるっと話をしたことに対してコメントしてくださいというのは、相当に雑な話になりがちで、問題解決には近づきにくいです。相談相手が相当に経験者であればそれでも的確な方向や答えに導いてくれると思いますが。
人によって思うことや感じ方は全く違うということです。良い質問ができないと良い回答を引き出すことはできないと思ったほうがいいと思います。
また、無料で相談をお願いしているのか、有料で相談をお願いしているのかということも回答の差を分けることだと思っています。

僕が、事業相談を個別で受けるとなると、まず正直な感想としては、とても重いなと思ってしまいます。
なぜなら、ちゃんとやろうと思えば思うほど、その人の考えていることを全部理解し、その人自体を理解し、場合によってはチームを理解し、マーケットを理解しないといけないからです。これは相当に時間がかかります。

質問者は気軽に簡単なことだと思い、また、不安なのでとにかくコメントを欲しがりますが、本当にちゃんとコメントしようとすると相当に時間がかかるのです。
そのためプロであればあるほど無料でということと、たとえば60分でということはできない構図になります。最低限の一般論や確率的な話、主観的な感覚であればいくらでもできますが、本当に実際的なコメントは実際を知らないとできないということです。

今相談を受ける側の人で、この感覚まで持っている人というのは少ないと思います。それは感覚としてプロではなく、客観的でなく、主観的な人だと思います。
質問者、回答者サイドともに経験不足で主観的な人ばかりなので要注意です。

おすすめ関連記事

ー自分で会社を設立しないで、既存会社を購入して起業するー
「2020年1月更新/新しい起業の方法や種類登場。副業~会社を買って起業」

ー合同会社の設立を考えているなら確認しておくことー
「合同会社設立(LLC設立)について日本で恐らく1番分かりやすいまとめ」

ー個人事業主は法人とはどのような違いがあるのか?ー
「個人事業主と法人とは?違いを超わかりやすく解説」

ー専門家が分析した起業・独立で失敗するパターンを理解しておこうー
「起業・独立・開業で失敗するパターン62選【起業支援の専門家が指摘!】」

ー少額の資本金での起業にはどのような事が起こりうるのかを理解しようー
「1円起業をはじめ超少額の起業について実態をまとめてみた」

ー資金調達をするにはメリットとデメリットを理解して行動しようー
「2020年1月更新/10種類以上の資金調達の種類、方法、メリット、デメリットまとめ」

ー起業を創業時から助けてくれる助成金・補助金の制度を理解しようー
「2020年1月更新/起業・創業を助ける様々な助成金・補助金を徹底解説!」

ー起業に必要な資金をタイムテーブルを見ながら理解しようー
「起業に必要な費用やお金を時間軸とともにまとめました」

ー最近シニアの起業家が増加している理由はなぜなのか?ー
「シニア起業が急増!50代、60代で起業する人が増えている理由」

ー増えるシニア起業とその成功と失敗はどうして発生するのかを考えようー
「急増するシニア起業!成功事例と失敗事例、業種、考え方をわかりやすく解説」

関連記事

著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

慶應大卒業後、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、 資本金5万円で起業。 お金がなかったため、知恵を絞った伊藤独自のマーケティング手法を多数考案。 8年間で、累計10,000件を超える起業・その後の事業支援に関わり、 全国、北海道~沖縄までコンサル先累計500社超を抱えるまでに成長。 全然売れていない(月商0-100万円)小さい会社や個人事業主の売上を 数か月~2年の間で、年商数千万円~10億円を超えるところまでに持ち上げた実績でいえば 国内でも間違いなくトップクラス。  2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。 2018年9月1日より、徳島大学客員教授にも就任。元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書5冊 NHK、日経新聞、エコノミスト、夕刊フジ、日刊工業新聞、CCTVなどメディア出演多数。