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「朝、ちゃんと起きよう!」「ときどき涙が出てくる……」ビジネスコンテンスト優勝者たちの起業その後~資金の悩み・メンターの必要性・見えている未来~

ポイント
  1. きっかけを掴んだ時に得られるもの
  2. 先が見えない道でいかに進むか
  3. 相談できる人と計画の重要性

目次 [非表示]

「ビジネスコンテスト」という起業のきっかけ

株式会社ウェイビー  

株式会社ウェイビーです。よろしくお願い致します!まずは堀江さんから、起業のきっかけを教えてください。

堀江氏  

大学時代から起業したいと思っていました。ただ、人脈も知識もスキルもない。おまけにお金もない。それで学生起業は難しいなと思い、「TERACOYA」という起業家向けのイベントを自分で企画して、色々と企業のノウハウを勉強しました。

でも結局は、起業せずに安定の大企業に入社。その理由は、起業したりベンチャー企業に入社したりしてしまうと、大企業に入りづらくなると思ったからです。新卒で入るぐらいしかパスがないなと思っていて。それでソフトバンクに入社しました。

ただ、ソフトバンクとは言っても、やはり普通の大企業で。僕らみたいな末端社員は、決められたことしかやれない空気がありました。

株式会社ウェイビー  

起業を決意したのはいつですか?

堀江氏  

10年後の自分を想像してみても、良いイメージがわかない。それで起業を決意しました。入社して1年ほど経ったときだと思います。もっとも、いきなり会社を辞めるのはリスキーなので、社内外のビジネスコンテストに応募しました。

社外のビジネスコンテストに応募した案のうち、現在行っている靴磨きの事業案で優勝しました。それで外野からはやしたてられ、その場で「やります」と言ってしまい……。2ヶ月後ぐらいには会社を辞めていました。

株式会社ウェイビー  

靴磨きの事業はどのように着想したのですか?

堀江氏  

ソフトバンクで法人営業をしていたとき、外回りをしていたので、お偉いさんと会う機会が多かったのです。もちろん、みんなスーツです。でも、靴の汚れが気になって。スーツとのギャップが目立っていました。自分自身、言われたこともありました。大手企業の社長さんに、「堀江君、靴を磨いたほうがいいよ」、と。自分では気づいていなくても、周囲からは見られているのだと感じましたね。

でも、忙しい人は靴磨きに行く時間がない。そこまで行く手間もかかりますし。それで、出張で靴磨きをするサービスがあれば便利だと思ったのです。もちろん、あわよくば賞金をもらえたら、とも考えていましたけど。

それでビジネスコンテストで優勝し、このまま挑戦しなければチャンスを逃してしまうと思い、会社を辞めることにしました。

株式会社ウェイビー  

山本さんは、なぜ起業しようと思ったのですか?

山本氏  

私は幼い頃から海外に住んでいました。それで高校生のとき、東北の震災が発生して。海外にいましたが、何か力になりたいと思い、募金活動などを行いました。その結果、2ヶ月かなりの金額を集めることができて。

それを、ある大きな寄付団体に募金しました。当時ニューヨークにいたのですが、市長からも賞をいただいて、さらにその団体から感謝されました。でも、「どのようにお金を使ったんですか?」と言ってもレスポンスがなかったのです。

その後、東日本大震災にお金が行っていないとか、その寄付団体がお金を貯め込んでいるなどの情報がインターネットで流れて。そのとき、自分の無力さを痛感しました。自分がハンドルを握っていないと、自分の望みは叶えられないと知った瞬間です。

ですので、起業したいというよりも、自分でハンドルを握りたいという想いが根底にあります。いわゆるサラリーマンになるというよりも、自分が主体になれる仕事をしたいと考えていて。

株式会社ウェイビー  

起業のきっかけは何ですか?

山本氏  

大学3年生の頃、司法試験の予備校に通うための費用を稼ぐ目的で、ビジネスコンテストに応募しました。当時、「いかに2ヶ月で100万円を稼ぐか」みたいなことを考えていて。それで優勝してしまったのです。

そのとき、ある上場企業から社内ベンチャーの誘いを受けました。ただ、起業とロースクールの両立は難しく、起業の道を歩むことにしたのです。ただ、その企業でインターンをしていたとき、大企業の体質がどうも合わず、結局は独立してしまいました。

先が見えない起業の道へ

株式会社ウェイビー
 
 
 

堀江さんは、起業の勝算はありましたか?

堀江氏
 
 
 

そもそも、100%成功するビジネスは、すでに誰かがやっているはず。ですので、10~20%ほど勝てる見込みがあるのなら御の字だと考えていました。

おそらく、大きく成功する会社は100社に1社ほどですよね。であるのなら、ビジネスコンテストで10社に1社の評価を得られたので、アドバンテージはあると考えていましたね。別に失敗してもたいしたことはないと思っていましたし。

株式会社ウェイビー
 
 
 

この1年はどうでしたか?

堀江氏
 
 
 

とにかくこの1年、起業して本当に楽しかった。自由だし、自分で何でもできる。ただ、サラリーマンレベルしか頑張っていなかったので、資金が厳しくなり……。111万円でスタートしましが、残高が3~4万くらいにまで減ってしまったことがありました。

でも、先輩に「これをやります!」と宣言するようにしてからは、営業もちゃんと取れるようになりました。単純に、活動量が足りなかったのですね。

資金調達もでき、目先のことだけでなく、もっと先のことも考えて行動できるようになりましたね。ある資金が減っていくだけだと、直近の売り上げしか考えられなくなってしまうので。

株式会社ウェイビー
 
 
 

ビジネスは順調にいっていますか?

堀江氏
 
 
 

トータルで考えると、うまくいってないですね。ここ3〜4ヶ月はそれなりにうまくいっていますが。前半の半年ぐらいは、本当に暗黒時代でした。何もしていないに等しいと思います。

昔の自分に言えることがあるとすれば、「100万は一瞬でなくなるよ」と伝えたいですね。
あと、最終的に自分を助けられるのは自分しかいないということも。

株式会社ウェイビー
 
 
 

山本さんは勝算ありましたか?

山本氏
 
 
 

起業が失敗するという選択そのものがない。勝算の問題ではありません。100か0しかなくて……。

現在の課題は人です。今は4人のメンバーでやっていますが、よりコミットメントを高めていかなければと考えています。また、質と量も大切ですよね。マネジメントの部分に関しても、課題があると考えています。

起業したばかりの頃は、周りの大人がいろいろと支援してくれました。それこそビジコンにしろ、ビジネススクールにしろそうですね。だからこそ、2年目が辛いような気がします。ある意味ではゼロからの再スタートなので。

株式会社ウェイビー
 
 
 

山本さんにとってのゴールは何ですか?

山本氏
 
 
 

短期的なゴールはありますが、長期的なゴールはないと思っています。長期的な目標はそれこそ無限ですね。どこまで大きくしたいかと言ったら無限大まで大きくしたいと思うし、事業領域もひとつにとどめるつもりはないと思っているので。

とにかく考えているのは、人生をよくしていきたいということです。そのために事業があるといった感じです。そういった意味での長期的なゴールはありませんね。

ただ自分の中での軸としては、人に関する仕事をしていきたいと思っています。ITで人を変えるというよりも、人が何かを生み出すという方向をプロデュースしていきたいですね。
そういった領域で広くやっていきたいと考えています。

上下する売上げにどう対処するべきか

株式会社ウェイビー
 
 
 

最初の年から売上があがるイメージはありましたか?

堀江氏
 
 
 

まったくありませんでした。売上は立たないし、営業先も増えませんし。そもそも事業が間違っているのではと悩むこともありましたし。ただ、あきらめるという選択肢はなかったですね。限界までやって潰れるのなら仕方ないですし。だからそこまではやろうかな、と。さすがに3万円まで減ったときは、いよいよあきらめようかなと思いましたけど(笑)。

それでも、目の前のキャッシュで稼ぎきると決意し、異なる領域の営業もやりました。1ヶ月ぐらいでしょうか。不動産の紹介や人材紹介、スーツの紹介、保険の紹介など。それだけで30万円ほど稼げてしまって。

むしろ、そうした仕事をしたほうが稼げるとも思いましたね。そのときがいちばんピンチでした。さすがに涙は出ませんでしたが、絶望はしていたと思います。

株式会社ウェイビー
 
 
 

山本さんはいかがですか?

山本氏
 
 
 

11月に登記をして、12月がいちばんの売上でした。それだけ営業活動をしていたので。1月も売り上げが良かったですね。なぜなら、12月が忘年会シーズンで、1日に4~5軒はしごして、社長たちに挨拶まわりしていたので。

ただ、これからは自分のやりたいことを自分で稼ぐというフェーズなので、イメージはぜんぜんつきません。目標はあるけど、できるかどうかは分かりません。楽しいといえば楽しいですが、急に涙が出るときもあります。

まるでブラックホールの中に入っていくイメージですね。仕事が増えれば増えるほど、プレッシャーを感じることも多いですし、お客さまのレベルも上がります。期待に応えたいという思いはありますけど……。

計画の大切さ。そしてメンターの存在

株式会社ウェイビー
 
 
 

最後に、読者へのアドバイスがあればお願いします。

山本氏
 
 
 

私は、絶対に計画を立ててから起業したほうがいいと思います。それこそ会計士の先生にも、「孫さんはこの事業計画に2年かけているんだよ」と言われたりして。やはりキャッシュばかり気にしてしまうと、他のことが考えられなくなりますから。

事業計画書の内容を、毎回ピポットしてしまうのも考えものです。そうではなく、1~2ヶ月ほどじっくり時間をかけて計画を立案し、キャッシュの伸びまで見通しを立てつつ、適切なタイミングで採用を進められればと思いますね。

そういった計画をちゃんと立てられていれば、もっと気楽に経営ができていたのではないかと思っています。

株式会社ウェイビー
 
 
 

堀江さんは何かありますか?

堀江氏
 
 
 

何の経験もないままに起業している人はとくにですが、社会人経験が乏しいなら、やはりメンターが必要だと思います。

山本氏
 
 
 

それは私も思います。

堀江氏
 
 
 

それも普通のメンターではなく、本気で怒ってくれる人がいいですね。「こうしたらいいよ」ではなく、「こんなことをしていたらダメだ!」とちゃんと言ってくれる人。そんなメンターがいた方がいいと思います。

自分の会社だし、自分の責任でやっているからこそ、自分に対して甘えてしまうことがある。自分にとってはスタンダードだと思っていても、外から見たら全然スタンダードではない。そういったことに、気づかせてくれる人は大事だと思います。

山本氏
 
 
 

あとは、相談できる人も必要です。いるのといないのとでは、全然ちがうと思います。とくに私は、怒ってくれる人よりも、落ち着かせてくれる人がほしいですね(笑)。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

慶應大卒業後、23歳の時に病気をきっかけに小学校親友4名、 資本金5万円で起業。 お金がなかったため、知恵を絞った伊藤独自のマーケティング手法を多数考案。 8年間で、累計10,000件を超える起業・その後の事業支援に関わり、 全国、北海道~沖縄までコンサル先累計500社超を抱えるまでに成長。 全然売れていない(月商0-100万円)小さい会社や個人事業主の売上を 数か月~2年の間で、年商数千万円~10億円を超えるところまでに持ち上げた実績でいえば 国内でも間違いなくトップクラス。  2016年末に、世界経済フォーラム(ダボス会議)の若手リーダーとして日本代表に選抜。 2018年9月1日より、徳島大学客員教授にも就任。元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書5冊 NHK、日経新聞、エコノミスト、夕刊フジ、日刊工業新聞、CCTVなどメディア出演多数。

堀江 淳太

堀江 淳太

株式会社ニイナナ 代表取締役 / CEO  1989年生まれ。学生時代に起業家支援の会社にインターンとして入り、日本最大級の起業家イベントTERACOYAの企画、800人以上を集めた実績あり。新卒ではソフトバンク株式会社に入り、IT周りのソフトウェアやハードウェアのBtoB営業に従事。ビジネスコンテストでの優勝をきっかけに靴磨き事業に参入。

山本玲奈

山本玲奈

株式会社ヒュープロ社長 1993年、兵庫県生まれ。幼少期はインドネシアや東南アジア諸国、もしくは海外等、で過ごす。 慶應義塾大学在学中に、学生団体HENSを立ち上げ、代表を務める。HENSは慶應、東大、上智から成るインカレサークルで「学生から日本を元気にする」活動コンセプトで運営。自身数々のビジネスコンテストで入賞し、2015年10月にインターン紹介、採用コンサルティングの会社を起業。社長に就任。現役女子大生社長となる。