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徳島県の起業家インタビュー

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地方起業
徳島県
2018.02.02
徳島県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識
徳島県の概要 四国東部に位置する徳島県は、約4150㎢の県土に73万7226人(2018年8月現在)が暮らす、瀬戸内海と太平洋に面する自然豊かな土地です。江戸時代には品質に優れた藍、塩、砂糖、タバコが栽培・製造され、古くから関西圏との交易が盛んに行われていました。 粟がよく採れた「粟の国」は、大化の改新以降「阿波国」と称されるようになり、400年の伝統を持つ「阿波踊り」もここから名付けられました。観光地は、四国八十八カ所の起点や、世界遺産登録を目指す鳴門の渦潮が人気スポットです。 県の政策として、全国屈指の光ブロードバンド環境を確立したことで、過疎化が進んでいた神山町、美波町を中心に、数多くのITベンチャーがサテライトオフィスを徳島県内に構えています。日本のシリコンバレーと呼ばれ、注目を集めています。お遍路文化が根付く徳島人の温かな人柄に惹かれた人々が、終の棲家として移住してくるケースも年々増加しています。 徳島県の気候 徳島県は四国山地を境に、大きく分けると北部は瀬戸内気候、南部は太平洋気候に属しています。全体的には温暖で、夏から秋にかけて降水量が多く、冬の降雪量は少ないというのが特徴です。県北東部は、海の影響を大きく受ける地域と、穏やかな瀬戸内気候である地域が共存しています。   県西部は内陸性の気候で、県北東部と比べると、朝晩の気温差が大きく冬季の降雪も多いです。県南部は太平洋気候に属していて年中温暖ですが、平地が少ないため朝晩の気温差が大きく年間の降水量が多い地域です。 徳島県の観光・地域資源 徳島県は県土の8割が森林で、瀬戸内海・紀伊水道・太平洋など多彩な水際にも恵まれています。阿波踊り、阿波人形浄瑠璃、四国八十八ヶ所霊場を始め、世界最大級の鳴門の渦潮、 「うだつが上がらない」の語源といわれる美馬市のうだつの町並み、日本三大秘境の一つ三好市の祖谷渓(いやけい)、日本一の激流吉野川でのラフティングも外せない観光スポットです。 また、ウミガメの産卵地としても知られています。美波町の大浜海岸には5〜8月にかけて、毎年平均70頭ほどのウミガメが産卵のために砂浜に現れます。神秘的な産卵の様子を一目見ようと観光客が訪れ、産卵を見守ります。 徳島県の名産は、すだちや鳴門のワカメ、阿波尾鶏に留まりません。鯛やハモなど海に囲まれた徳島では、美味しい海鮮が安く手に入るのも大きな魅力です。 徳島県の交通 空の玄関口は徳島阿波おどり空港です。国内線は東京線、福岡線、国際線は香港へのフライトがあります。1998年の神戸淡路鳴門自動車道の開通により本州との移動が飛躍的によくなり、陸路は徳島・岡山間を2時間で結ぶJR四国が主流です。その他、関西・四国の主要都市と徳島を結ぶ高速バスも充実しています。海路は和歌山、東京、北九州と徳島を結んでいます。県内の移動は、市営・町営のバス路線が便利です。 徳島県の主要産業 平成27年徳島県県民経済計算によると、県内総生産に占める産業別の割合は製造業が一番多く、後に不動産業、卸売・小売業と続きます。医薬品製剤、発光ダイオードなどの出荷額が多いと同時に、ニッチな製品製造に力を入れる中小企業の存在も製造業を後押ししています。また、畜産業が盛んで阿波牛、阿波ポーク、阿波尾鶏は阿波畜産3ブランドとして親しまれています。   徳島県の有名企業・老舗企業 平成28年の経済サンセスによると、徳島県には3万7248事業所あり、そのうち卸売・小売業が9433事業所と最も多く、次いで建設業が3324事業所でした。 東京商工リサーチの2017年度四国地区年商100億円企業ランキングでは、徳島県の有力企業売り上げトップは、阿南市に本社を置く化学会社日亜化学工業。LEDのシェアで世界一位を誇り、世界的にも知られています。 続く大塚製薬工場は、鳴門市に本社を構える医薬品、食料品の製造・販売を行う大塚製薬の源流企業です。3位は徳島市のサービス業大手のノヴィルでした。 徳島県の起業・独立、起業支援情報 平成28年の労働力調査によると、徳島県内の労働人口は約36万人で戦後最低の数値となりました。平成29年就業構造基本調査によると、徳島県内の収入を得ることを目的に働いている有業者36万1500人のうち、2万8800人が自営業もしくは会社役員などの起業家です。有業者のうち、約8.2%が起業家です。 補助金 徳島県では、中小企業に向けた融資制度が充実しています。創業から5年以内の創業者を対象とした「創業者無担保資金」や、小規模・零細事業者向け「小口資金」、LEDなど地域資源活用や情報通信関連事業向けの「あわの輝き産業育成資金」など独自の融資制度を取り揃えて、起業家をバックアップしています。 これ以外に市町村ごとの融資制度もありますので、興味のある方は各市町村のHPで確認してください。 起業支援団体 徳島県内には、窓口となる県や市町村に加え、徳島商工会議所、とくしま産業振興機構が創業のサポートをしてくれます。詳しくはこちらをご確認ください。 これ以外にも、サテライトオフィスが集まる神山町のNPO法人グリーンバレー、美波町、三好市など独自の支援体制も確立されています。 女性起業支援 帝国データバンクの2017年全国女性社長分析によると、徳島県の女性社長は、全体の10.19%で全国3位でした。 徳島市には、「阿波女あきんど塾」という女性起業家の支援や起業家創出を目指す団体があります。 1996年に女性起業家を対象にした助成金制度を設立し、全国でも先駆けて女性の起業を支援する体制が整っています。 徳島県でも、「女性起業塾」などを開催し、専門家による講演などを行っており、全県で女性の起業支援への体制が整っています。 セミナー・イベント 徳島商工会議所などが主催する「とくしま創業塾」、徳島市の「起業力養成講座」など起業家を育てるセミナーが随時開催されています。起業に関するイベント市町村ごとに起業支援体制が整っているので、気になる自治体のHPなどで詳細を確認してください。 徳島県のIUJターンなどの移住に関するサポート 助成金 徳島県内の各市町村では、移住者を対象にした助成金制度が充実しています。 例えば吉野川市では、新規新設等事業所への転勤等による転入世帯家賃補助事業があります。 これは、要件を満たした新規もしくは増設事業所へ就職するために徳島県に転勤した人を対象にした制度です。 民間の賃貸物件に入った場合、月1万円が2年間補助されます。他の市町村でも、お試し移住の人に格安で物件を貸し出すなどさまざまな助成金や制度が整っています。 子育て 徳島県は、全国有数の子育て支援制度が整った土地です。「子どもはぐくみ医療費助成制度」では、医療費の自己負担分を助成し実質無料にする制度です。 地域によって差はありますが、15〜18歳以下が対象になります。これ以外にも手厚い子育てサポートがありますので、詳しくは移住を考えている自治体の情報を確認してください。 移住体験事業 徳島県への移住を考え始めた方は、まずお試し移住やイベントへの参加を考えてみましょう。イベントの最新情報は以下のページで確認できます。
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地方起業
地方×インタビュー
徳島県
2017.05.15
「地方を1から私たちと一緒に作っていきませんか?」~ 徳島県美馬市行政機関の起業支援とは~
    1.補助金制度について ー「最初に自己紹介をお願いします。」 金原「美馬市役所経済建設部商工観光課の金原と申します。起業創業に関して、補助金などの支援をしています。」 石田「プロジェクト推進課でサテライトオフィス誘致を担当している石田と申します。サテライトオフィスと関連して、誘致から人のつながりができ、地方で起業したい人とのつながりも生まれてきています。都市部企業や起業を目指す人などに、美馬市内をアテンドしながら、市の色々な制度や、地域の情報を伝えるというような支援をしています。」 ー「現在、美馬市における起業・創業環境の実態を教えてください。」 金原「昨年4月から2月の頭までの10か月の間に、市内で5件の創業がありました。8月に美容室が1件と、音楽関係のものが1件、地元の人が始めた髪染め製品の小売りが1件創業しました。 あとは奈良県から移住してきた方が旅館を10月に、地元の印刷会社を経営されている方が自宅の敷地内にカフェを2月にオープンしました。私どもは起業創業をされる人に補助金を出しており、この5件の内4件がその対象となりました。さらに、3月末までに新しく中古車販売をされる予定の地元の方にも、補助金を出す予定となっています。」 ー「この補助金は国が出しているものなのでしょうか?それとも美馬市が出しているものでしょうか。」 金原「これは、美馬市が独自に行っているものです。「移住創業促進事業補助金」という制度があり、それは移住してきた人を対象に、100万円を上限として資金の3分の2を補助します。 美馬市民に対しては、50万円を限度として経費の半分の補助を出しています。現在、先ほど述べた事業で市民の事業者に3件、市外から来た事業者に2件補助金を出しています。」 ー「何の費用に対して補助を出しているのでしょうか。」 金原「店舗を借りる場合は、その賃借料です。店舗を改装する場合はその改装費や備品購入費、宣伝広告費、原材料費などに補助金を出しています。」 ー「年間の起業件数に対する目標などはありますか。」 金原「はい、あります。我々は、補助金を出す場合、国に対して「創業支援事業計画」を提出しなければなりません。その計画では、年間5件を目標にしています。今年度は達成しており、来年度も同じような補助金制度を継続すると国に申請しています。」 2.「ワンストップ相談窓口」で創業相談 ー「市として起業をする人たちに対し補助金以外ではどのようなサポートをしているのか、具体的に教えてください。」 金原「現在市役所では、「ワンストップ相談窓口」を開いており、16件ほどの創業の相談を受けています。ワンストップといっても、すべて美馬市で解決するのは難しいので、昨年12月15日に「徳島県よろず支援拠点」と言う中小企業診断士や銀行のOBの方々が相談員になられて相談に乗って頂けると言う経営相談会を、徳島市から美馬市へ出張して頂き、月一回行っています。 現在、既に来年度補助金に向けた相談が寄せられています。あと、徳島県として「創業セミナー」を開いて、起業したい方への支援も行っています。」 石田「地方では、創業や起業に関して、どこに聞いていいかわからない方々が「とりあえず役所に聞けば分かるだろう」ということで、役所に聞いてくることが多いです。 ですから、「ワンストップ相談窓口」を経由して適切なアドバイスや相談員の紹介をすることは、特に地方において起業しようと思っている方にとっては非常に重要な位置づけといえます。 具体的には、何もわからないけど何かしたい、地方で何かできるんじゃないかという人たちに対して、民間が行っている起業塾やセミナーなどの情報も提供しています。もちろん、ただ情報を提供するだけでなく、産業振興機構など関連する人や機関の紹介といったこともしています。」 3.美馬市の魅力 ー「美馬市において、起業する魅力はなんですか。」 石田「徳島県全域に言えることですが、美馬市も隅々まで光ファイバーが張り巡らされており、山の中でも高速インターネットに接続できることが魅力の1つです。加えて、環境面では、美馬市には観光名所の1つとして「うだつの町並み」という歴史的な町並みが残っていて、古民家に触れながら観光に合わせた起業ができたり、市街地で生活環境に密着した創業、例えばカフェなどの起業も可能です。 また、山の中もインターネットが使えるので、クリエイターやエンジニアのような人たちが静かに作業を行えます。このような古民家、市街地、里山という3タイプの環境があわせて存在するのは、中々ないと思います。 加えて、美馬市ではそれぞれの環境に車で10分、15分でアクセスできるのも魅力です。物理的な受け皿としては、サテライトオフィス体験施設「創~SO~」というものがあります。サテライトオフィスとしての機能はもちろんのこと、地方から移住したい・起業したいと思う人たちが、現地で地域資源を調べたり滞在できたりするチャレンジの拠点にもなっています。」 ー「伝統工芸品や特産物など、どのような地域資源があるのでしょうか。」 金原「和傘、竹製品、絹製品、藍染めです。これからそういった伝統工芸品を広めていこうと考えています。」 ー「こんな人に来て創業してほしいといった希望はありますか。」 金原「現在人材不足ですので、和傘を作ることに興味を持っている人に来て頂きたいです。もちろん和傘だけではなく、伝統工芸に興味を持ってらっしゃる方に来て制作にあたって頂けるとありがたいです。」 石田「このような工芸品の販路を広げたいと思っているので、そういう意味では、ただECサイトに商品をのせるだけではなく、例えばアジア地域に強い販路を持っていますとか、動画を使ったPRが出来ますといった独自の販路・技術を持っていらっしゃる方に来て頂けるとありがたいですね。 地方の弱みとして、この商品がどこに売れるのかというマーケティングが出来ていません。実際にマーケティング等を、創業支援を受けながら証明してくれるような起業家さんがいらっしゃれば嬉しいです。 後、光ファイバーが美馬市には張り巡らされているのですが、それを活用した企業が少ないことを感じています。今後、VR等インターネットを活かした事業などで起業をする人に来て頂けたら、地域資源との相乗効果でさらに面白い事業が生まれるのではないかと期待しています。」   ー「徳島県・美馬市での起業に興味を持っている人達に対して発信したいことはありますか。」 石田「美馬市は歴史的町並みと市街地、田園風景といった要素やさまざまな地域資源があります。しかし、写真や紙、WEBでは伝わらない部分も多いと思います。東京にいながらでも地方と一緒に仕事ができる時代ですので、新しい可能性を模索するといったことも含めて是非一度、美馬市にいらしてください。 さらに美馬市の穴吹地区では、日本で唯一、郵便番号が777となっています。うだつがあがるラッキー7のまち、美馬市で起業・サテライトオフィス進出を図れば、縁起もよく、業績も伸び、成功するかも(笑)」   ー「最後に一言メッセージをお願いします。」   石田「これを見てくださっている皆様、地方を1から私たちと一緒に作っていきませんか?また、美馬市には都会にはないものがたくさんあります。でも、なかなか写真や記事などでは伝わらないと思うので、何度も繰り返すようですが、是非一度お越しいただき、美馬市を体感していただければと思います。」 プロフィール ・金原 永茂(きんばら ながしげ)  徳島県美馬市役所商工労働課に勤務。企業誘致や起業・創業支援を担当し、美馬市創業支援計画を策定。卓球が趣味の46歳。 ・石田 貴志(いしだ たかし)  徳島県美馬市役所プロジェクト推進課に勤務。サテライトオフィス誘致や地方創生に関する企画立案を担当し、サテライトオフィス誘致からの移住や起業といった地域活性化のモデルを目指す。ギターが趣味の36歳。 おすすめの関連記事 ークリエイティブな仕事は地方でもできますー 環境を変えないとスタートを切れなかった〜地方で作品を作るメリットとは〜 ー脱サラを経てー 徳島で起業した先輩との距離が遠い~徳島県における起業環境の実態とは~  
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地方起業
地方×インタビュー
徳島県
2017.05.15
徳島で起業した先輩との距離が遠い~徳島県における起業環境の実態とは~
1.サラリーマンからの起業 ー「徳島県を中心に様々な地域でご活躍ですね。まずは簡単に自己紹介をお願いします。」 畑「畑英文と申します。私はもともと22年間、創業間もないある種のベンチャー企業や上場企業で働いていましたが震災を機に働き方・人生の過ごし方を深く考え、熟考の末、サラリーマンをやめる決意をしました。 地元徳島の人や企業と一緒にできる仕事、地元徳島という地域に密接にかかわることができる仕事をしてみようと思い立ち、会社を始めました。当時、立ち上げはとても大変でしたが、東京の企業さんからすぐにお仕事をいただくことができました。 ちょうどサラリーマンをやめる決意をした2011年の7月に、徳島県で「サテライトオフィスプロジェクト」が立ち上がりました。 サテライトオフィスプロジェクトとは限界集落の再生プロジェクトとして、徳島県でスタートしたプロジェクトです。震災を機に、日本の中で会社経営のあり方、ワークライフバランスが考え直され始めた時期でしたので、このプロジェクトはその時流に乗っかり、今では全国に波及する新しい働き方の代名詞ともいえる程大きく成長しました。私は、このプロジェクトに最初からボランティアとしてかかわっていまして、もうかれこれ五年がたちます。」 ー「現在はどのようなお仕事をされていますか?」 畑「今、私は3つの仕事をしています。1つ目の仕事は、先ほど述べたサテライトオフィスプロジェクトでの企業誘致を行っていたのですが、その時の実績を評価して頂き美馬市や鳴門市その他地元の自治体の企業進出場所としてのプロモーションや誘致活動を支援しています。また、このサテライトオフィスプロジェクト関連で集まってくる県外企業の経営者さん達から経営スタイルや経営手法のアイデアを頂き、自分の中で再構築して、様々な企業さんに情報提供しています。 2つ目は、地元企業のお手伝いです。地元のネットワークを使い、人を介してお話を頂き、22年間のサラリーマン時代に得た経験を基にして、企業のお手伝いをしています。例えば、上場準備、海外進出、経営ブレストのファシリテーション、採用、社員教育リーガル支援、予算作り等を行っています。事業活動においてスペシャリストを要するものの永続的には必要としないようなプロジェクトや仕事、またそのリソースが一定期間だけ足りない、そうしたスペシャリストを育てたいという企業への支援です。 そして3つ目は、創業の支援です。これが一番やりたいことなのですが、私の事業としてはなかなか難しいです。なぜなら創業時には資金もショートしがちで、そうした創業者にサービス料を頂くことが難しいわけです。 それら以外では、徳島県在住のフリーランスのエンジニア達とアプリケーション開発やシステム開発のチームを作り、プロジェクト毎に最適なメンバーをその都度組成して開発にあたります。いわばランサーズさんの、顔の見える地域コンパクト版のようなものです。これまで、植物工場の照度管理ソフトや、野菜の出荷管理ソフト、スポーツ店が扱うユニフォームデザインのシミュレーションソフト等を開発し、徐々に地元での活躍の場が広がってきました。 ー「畑さんは起業支援を行っていますが、徳島に同業社さんはいますか?いるのであれば、具体的にはどのようなことをされていますか?」 畑「私のようなフリーランスで企業支援を行っている人は、あまりいないでしょうね。やっていても、金融機関の中の創業支援窓口のようなセクションや中小企業機構さんのような少し公的な場所で起業相談は行っています。 具体的には、どういった補助金があるのか、その補助金を得るためにはどうすればよいのか、事業計画はどのように作成するのか、営業の仕方や、税金のお話といったテクニカルな相談に乗ってくれる場所です。ですが、創業者にとって、もっとも必要とされることは、深い関係に裏打ちされた精神的な支えとなったり、仲間作りをしたり、さらには仕事を提供できれば、それが最高だと思います。机上の話ではない、リアルな苦悩にどれだけサポートしてあげられるかが大切と考えています。」   2.起業をしにくい空気を打ち破る ー「徳島県の起業環境をおしえてください。」 畑「徳島は、起業しようという雰囲気が満ちているとは言えません。起業し成功した先輩達と、これから起業しようとする人との距離が遠くて、特別なことと感じている人が多いと言うことかも知れません。そういった状況ですので、環境は未熟であるといえます。実際、起業する人は県外からやってきている人が多いです。 しかし、悪い面だけではなくいい環境もあります。たとえば、徳島の起業環境の特徴として、ネット環境を他県と比較した場合、群を抜いて整備されていることが上げられます。実際に、県外からやってきたサテライトオフィスとして進出した企業が42社になりました。徳島県に魅力がなければやってこないし、これだけの企業が徳島県に目を向けてくださっています。」 ー「未成熟な環境について言及されましたが、一番の原因はなんでしょうか?」 畑「先に述べたとおり、一番足りないのは徳島で起業し、成功した先輩達が身近に感じられていないということです。成功した先輩たちの話を聞いたり、成功した事業の現場を見たりする機会もほとんどありません。起業セミナーということで、東京から起業家さんがいらっしゃいますが、セミナーが終わればすぐに帰ってしまいますので、聞き手と深い関係になれず、むしろ特別な存在として映ってしまい、逆効果です。 また、そうしたセミナーでは失敗談を題材にすることは少ないです。起業した人たちは、人一倍失敗や苦労していると思います。けど、そういった話は中々表に出てきません。私は自身の独立後の苦労や、これまで見てきた失敗事例を紹介するようにしていますが、成功だけでなく失敗を含めた実例を知る機会が少ないのも原因だと思います。」 ー「では、それらを解決するためにはどのような解決策があると思いますか?」 畑「現在、徳島市は、同じ徳島県内の美波町や神山町といった過疎の地方と比較した場合、むしろ起業環境面で遅れているのかもしれません。ですから、そのような一歩進んだ場所から人材を輸入して、徳島市、徳島県全域を底上げして盛り上げていけばいいと考えています。サテライトオフィスから誕生した起業家さんたちは、先進的な考え方をしていています。ですので、彼らに手伝って頂けたらいいですね。 今年の目標として、私は起業家を結びつけるハブになるような場所を作ろうと考えています。現在、徳島市内には起業家が集まって熱い思いを語り合う場所がありません。そのような場所を作ることで、徳島市の起業環境を活性化していきたいと考えています。それだけでなく、従来から徳島市にいる企業の社長さん達と彼らを会わせることも考えています。現在、そのような交流自体がありません。 私は、起業家と地元企業の社長双方の交流を促すことで、地元企業は起業家から気づきを得られるだろうし、起業家さん達も新しいことを学ぶことができると考えています。それだけでなく、相乗効果で新たなビジネスが誕生するだろうと考えています。このような企業間の交流を図り、起業環境の改善に邁進していくつもりです。 以上のようなことだけでなく、今、私は「企業における社員の交換」を各所に提案しています。どういうことかというと、社員が一社にずっといるのではなく、いくつかの会社に行って働くといった新しい働き方です。 なぜそのようなことを提案しているかといえば、例えば、新卒の人が東京で就職をしようと思ったとき、一社にしか就職できません。しかし、新卒の人はどの会社がいいか悩んでしまうこともあります。そこで、この制度を使うと同時に三社入社ができますよ、といった面白い・新しい働き方ができる。それによってIターン、Uターン促し、若い子を地元へ呼び戻す。社員の交換で、若手社員の知識や経験の幅を増やす。 その結果として、ビジネスパーソンとしての生産性も向上しますし、起業も促進できると考えています。行政として動いてもらえるところはどんどん提案して環境を変え、自然と起業しようと思えるような枠組みであったり、起業しやすい雰囲気を作っていきたいです。あとは「心根(こころね)」のサポーターを増やして生きたいです。お金や人脈を求めて支援するわけではなく、心からその人の事業や熱い思いを応援していきたいと思うサポーターを増やしていきたいと思っています。」   3.コンシェルジュへコンタクトを取ってみる ー「この記事を見て「何かしたい」「チャレンジしたい」と思った人に対して、どのようなアクションを次の一歩としてオススメしますか?」 畑「やりたいことを、とことんはっきりさせること、そしてそれを誰かに話してみることだと思います。何をしたいかって、意外と突き詰めることなく、行動することが多いかも知れません。京セラ創業者の稲盛さんの言葉に、「準備は悲観的に、行動は楽観的に」というのがあります。悲観的というのは暗く考えると言うことではなく、周到に慎重に行うということです。その企画や準備を周到に行うためには、徳島のような地方の環境でじっくりと考え抜き、そのやりたいことを誰かに聞いてもらうことで、気づきがあるし、勇気ももらえるかもです。そんな「誰か」が徳島にはたくさんいます。 ー「徳島県で起業したいと思う人たちに何かメッセージをお願いします。」 畑「私は今、「ナイストライ」をキーワードにしています。まずは、地元徳島を何かにチャレンジしたこと自体を称えられるような場所にしたいと考えています。 失敗しても責められたり、蔑まれることなく、褒め称えるという人や土地の空気を創造したいのです。チャレンジする年齢も関係ありません。ある種、良質な徳島の変態がきっとサポートしてくれますし、背中を押してくれるものと思います。 今年50歳となる私も、自らが実践して、多くの人に勇気が与えられるような働き方をし、行動していきます。」 プロフィール 氏名 畑英文 職業オフィスBAMSO 代表 経営コンサルタント インキュベーションマネージャ 経歴: 徳島県徳島市出身。 大学卒業後、ベンチャー企業に入社。ベンチャーの創生期から成長期に経営に従事した経験を活かして、創業支援と、地域企業のプロジェクトサポートを行う傍ら、地元徳島を盛り上げる様々な活動に取り組んでいる。 おすすめの関連記事 ー四国で起業してみたい方へー 「地方を1から私たちと一緒に作っていきませんか?」~ 徳島県美馬市行政機関の起業支援とは~ ー何も知らない状態でのスタートー 「自分達でもできる」と言う成功マインドを沸き起こす~地方創生で必要なこととは~  
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起業
地方起業
徳島県
2017.05.15
4K解像度で人の心に残る作品を~徳島で映像にかける想いとは~
四国=4K? ー「どうして徳島で事業を始めようと思ったのか、経緯やきっかけを教えてください。」 石井「私は、起業家と言うよりも写真家です。大学も芸術大学で写真を学びましたし、卒業後も個人事業主で写真家として活動してきました。全国転々としていて、海外にも行っています。6年前に東京での仕事を増やしたいと思い横浜に引っ越してきて、3年そこで過ごしました。そのときに4Kに出合い、これを仕事にしようと思いました。4Kの映像で仕事をして、「いい営業方法はないかな」って考えていたら、四国四県は4Kだなと気づきました。」 ー「四国が4K?」 石井「四国四県(しこくよんけん)=四国四県(4こくよんK)。ということで、四国四県のPRに4K解像度が使えないかなと思って、徳島に来たのが最初です。ダジャレで提案持っていったのが最初なんです(笑)。 仲のいい人たちが徳島にいたので、その人たちを経由して徳島に乗り込んだんですよ。徳島でもフリーでやる予定だったんですが、友人が「神山に4Kの映像やっている会社があるぞ。社長にアポイントを取ったから、今度来い。」って言われて行ったのが株式会社えんがわの社長でした。 そこで社長の隅田さんに初めてお会いして、意気投合し、「会社を手伝ってくれないか」と言われました。僕は、最初は断ったんですが、「いいからお願いだから」ってことで人生初のサラリーマンを9月からスタートしました。」 ー「その時には、もうある程度滞在しようという意思はありましたか。」 石井「そうですね。拠点は故郷の愛知へ横浜から戻していたので、徳島にも拠点を作ろうかなって考えていました。 その時に、隅田さんに誘われて人生初のサラリーマンを始めました。それが、移住のきっかけになりました。徳島の神山町に住みたいという気持ちは全くなくて、人づてに行ったら「えんがわ」に行っちゃったんです。契約でしたので一年間だけ「えんがわ」にいました。契約が切れる時、「俺にサラリーマンは合わんな」って改めて思いました。」 ー「どういったところが無理だと思いましたか。」 石井「なんで定時に行って定時に帰らなくちゃいけないのか、どうして「有給はまとめてとるな」って言われなくちゃいけないのかっていうことを思っていたんです。あと、変な自信がありました。それは、作品一本当たりの金額を知っていると「自分にはこれだけしか手元に入ってこない。ひとりでやった方が全部自分のものになるじゃないか」って。やってられるかと思いました(笑)」 ー「それで、また独立したというわけですね。」 石井「そうですね。でも、前と違っていたのは、「えんがわ」をやめるときに県から仕事の話がきていました。でも、その仕事を取るには法人でないと取れないと言われたので、急いで法人を作りました。参加期限ぎりぎりまでに法人化をし、「丸菱」という会社を作りました。それで県の仕事をとって、今に至ります。」 行政との仕事の難しさ ー「最初のお仕事はどういった内容のものでしたか。」 石井「海のごみを減らす学習教材を作って、ごみ削減の普及活動をしてほしいっていう内容でした。具体的な指示はなくて、大まかにこんな感じのものを作ってくれって感じでした。ですから、きれいな徳島の川や海の映像や、ごみが川を伝ってどんどこ流れていく様子を4K解像度で撮りました。 それは、「海でポイ捨てするだけが海を汚すことじゃないんだ。山に住んでいる人も、ポイ捨てをすることで海のごみが結果的に増えるんだ」というストーリーを考えたからです。」 ー「現在対象のお客さんはどのような方々ですか。」 石井「県や自治体のような行政が大半です。民間はかなり少ないですね。行政の心の動かし方は身に着けたんですが、民間への売り方を忘れてしまって(笑)でも、これからはなるべく民間企業を増やしていきたいと思っています。」 ー「それは、どういった理由からですか。」 石井「行政を相手にしていると箔がつくというメリットがあるんですが、同時にデメリットもあるんです。行政の仕事は、税金で成り立っているので、絶対に公平性が必要なんです。価格競争や企画競争になります。どれだけ行政側が「丸菱さんに」と期待していても、プロポーザルの時にダメだったら、どうしようもないことになる。 これが、行政と仕事をすることの難しさです。あと、行政も首長の考え方で方向性が変わります。それによって補助金などの制度も変わってきますし、リスキーな部分であります。今は知事が映像に力を入れていて、全国的にみると徳島県は4K先進県になっています。おかげさまで助かっています。」 ー「民間企業を視野に入れてリスクヘッジをした方が良いと思っているのですね。」 石井「そうですね。しかし、民間でも大きい会社になると、行政と同じように上司のハンコの数が何個も必要だったりします。そういう意味では、どっこいどっこいですね。」 ー「どのように今後お客さんを掴んで行こうと考えていますか。」 石井「私は今、面白いと思った仕事しかしないようにしているんですよ。価格関係なく、自分が楽しんでいないといい物って出来ないと思っているので。ですから僕の場合、いろんな人に出会って、その人に紹介してもらってお仕事を頂く形ですね。あと、人と交流をしていて、ふとした話の中でお仕事が舞い込んでくることもあります。」 映像を使った仕事の自由さ ー「神山町のような過疎地で映像の仕事ができるのでしょうか。」 プロフィール 1.氏名 石井友規(いしいゆうき Yuki Ishii) 2.職業 地球写真家、株式会社丸菱・代表取締役 3.経歴:愛知県岡崎市出身。 現在は徳島県神山町にて4KとVRの映像制作会社、株式会社丸菱を運営。 元は地球写真家として国内外で撮影した風景や動物の写真を子どもたちへ見せる活動を行っている中で、「写真が動いて見える」4K映像に出会い、仕事の力をつけるために仲間ヅテで徳島に流れ着き今に至る。また、仕事と出会いの多様性を目指して「シャルレ」という下着の試着会・販売も夫婦でスタートさせた。 こちらも合わせてお読みください 徳島県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識

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徳島県の起業の専門家

資格
税理士
さくら税理士法人
徳島県徳島市佐古五番町2番5号
法人番号:517
届出年月日:平成15年7月9日
所属会:四国税理士会

資格
税理士
さくら税理士法人 徳島支店
徳島県徳島市寺島本町西1丁目33番地6F
法人番号:517
届出年月日:平成26年7月17日
所属会:四国税理士会

資格
税理士
税理士法人GlobalActivation
徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜276番地2
法人番号:3234
届出年月日:平成26年10月21日
所属会:四国税理士会

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2017.08.04
地方で生活したいフリーランサーのための田舎暮らしあるある
地方×フリーランス 今日は敢えて、一見ネガティブ?な話をします。ので、「元気な人」は読まないでください。 この記事を読んでいる皆様の多くは、東京や大阪、名古屋などの都会暮らしをされているのではないでしょうか。都会暮らしは色んな人に会えるという面ではとても楽しいですよね。…と楽しさの押し売りをするつもりはありません。 この記事を書いている私は、実は東京に10年間暮らしていました。若い内は、色んな人に会えて、色んな体験ができてとても楽しかったのですが、だんだん年を取るとともに色んなことに疲れてきました…。 その一つが満員電車での通勤です。 東京に住んでいた当時、私は乗り継ぎも含めて片道1時間半、満員電車に揺られて通勤・退勤していました。満員電車というと普通は朝のラッシュをイメージされると思いますが、結構終電近くも朝ほどではないですが、混むんですよ。特に金曜の終電や、土曜の始発は混んでました。 (たまたま、空いている車両を見つけて乗ろうとしたら、そこには、物凄い臭いと巨大な○○の海が…) そして、その後とある地方都市に転勤を機に引っ越しました。 (その当時はサラリーマンでしたが、今はフリーランサーになっています。) 職場まで、徒歩で通勤したのですが、物凄い解放感に満ち溢れた記憶が今でも鮮明にあります。また、普通に東京で暮らしていた時と同じ勢いで出社したら常に職場で一番乗りでした。ところで、私にはスウェーデン人の友人がいるのですが、朝の満員電車に乗って「クレイジー」だと叫んでいました。 とまあ、話が脱線してしまいましたが、言いたかったことは、私たちが普通と考えていることは、世界標準で見るとおかしなことが結構あるのではということです。満員電車がその一例だと思います。 今でもたまに東京に行って、満員電車に乗ることもあるのですが、「今までよく普通にこんなのに乗れてたな…」という思いで一杯になります。 ちなみに、私の職場での給料は、年収ベースではそこそこな金額(1.5近くです)だった一方で、残業時間は多い時で月200時間以上の(勤務時間ではありません。)。そして、「名ばかり管理職」でもあったので、残業代は0。 ある時本当にバカバカしくなり、自分の年収を時間単価で割り返してみました。そして、その後、気分転換に職場の近くの丸の内にある、某有名なコーヒーチェーンに入ったのですが、そこで目にとまったのが、アルバイト店員の募集ポスターです。なんと、自分の給料よりも、アルバイト店員のほうが時間単価では高かったのです! そして、もう一つ気が付いたことがありました。その当時、東京都の郊外に住んでいたのですが、同じ東京都内でも郊外にあるお店よりも時給が300~400円ぐらい高かったのです。そこで、今思えばアホな行為だったと思いますが、店長らしき人を見つけて、なんでこんなに時給が高いのか聞いてみました。 返ってきた答えが2つ 1つ目は、賃金の安い外国人を雇うとブランドイメージと合わないから (決して差別的な意図は筆者にはありませんし、答えてくれた店長にもなかったと思うのでご容赦ください) 2つ目の答えが、ポイントで、東京の中心部だと「都心まで出てくるのがかったるくて、アルバイトが集まらない」ということだったのです。 満員電車に揺られるのに、だんだん疑問を感じ始めていた当時の私は妙に納得してしまいました。基本この記事を読んでいる方は、ポジティブで活力に溢れている方ばかりだと思います。が、敢えて都会暮らしに疲れたあなたのために、本当に超ド田舎で生活していた経験のある私から、田舎でフリーランサーとして独立開業する際に知っておきたい田舎暮らしの実態をお届けします。(前振りが超長くなってしまってごめんなさい。) ちなみに、この記事は個人または夫婦単位でやっていくことを想定していますので、人を雇ってビジネスを起こしていきたいと思う方は、地方起業のメリット・デメリット・おススメの起業業種のまとめを読んでください。 1.田舎暮らしに適した業種とはまず、場所を選ばないような業種ですね。言い換えれば、在宅勤務可能な職種です。 例をあげると… ■SE(システムエンジニア)  ■プログラマー  ■CADオペレーター  ■ライター  ■イラストレーター  ■デザイナー   ■アフィリエイター ■データ入力・チェック(記帳代行、給与計算など) なんかですかね。要するにクラウドソーシング系のビジネスは全般的に田舎でも可能です。 あと、田舎でしかできないビジネスもあります。 ■農業 ■民泊(観光地であることが前提ですが…) などですね。 田舎と都会を行き来するのであれば、 ■地方の特産品のアンテナショップを都会で開く ということも考えられるでしょう。 これらのうち、「農業」での独立については奥が深いので、また別な機会に説明するとして、まずは、クラウドソーシングを行うための前提である通信環境が整っているか、そんなことが果たして可能なのか説明します。 2.意外に通信環境は本当にド田舎でも整っている! 例えば、地方の本当にド田舎出身の貴方!もしくは、親戚がド田舎に住んでいる、または住んでいた貴方! 光ファイバー網が届いているかどうか試してみてください。…届いていませんか? 届いていない?では、4G回線はどうですか? ほら、届いているでしょ。(山間部はさすがに無理ですけどね。) ということは、光回線が無理でも、無線通信でWeb環境を構築することが可能ということです。 (まあ、どうしても光回線が必要だとすれば、ただ単にもう少し田舎の中でも市街地に出ればいいだけの話なんですが…) これは筆者の勝手な予測ですが、今後は整備やメンテナンスコストのかかる有線通信網よりも、無線通信網の整備のほうにシフトしていくと思います。自動車の無人走行やIoT促進のためには無線通信網の発達が必要不可欠ですからね。なので、通信環境の整備状況に関しては現時点でもほぼ心配ない状況となっています。 3.情報格差がハンパない! 筆者は、現在とある政令地方都市に住んでいます。周りから見れば、結構な都会なはずなんですが、東京と比べると情報が5年ぐらい遅れている感じがします。なので、定期的に東京などの大都市に出て、最新の情報を仕入れる必要があります。 4.おすすめの移住エリアは? 定期的に東京に行くとなるとどうしても気になるのが、航空代金。そこで、お勧めの地域としてLCCが成田に向かって飛んでいる空港の近くに住むことを提案します。 ちなみに、「近く」とはどのくらいをイメージしますか? 地方だと、片道50Kmなんて近所のイメージ。車で一時間とかかりません。(制限速度は守りましょう。) なんかの記事で、「イオンモールまであと100Km」という看板を見た方はいませんか?あれは、都会の人から見れば???かもしれませんが、地方の人の感覚だと別に「フツー」なことなのです。少し話は脱線しましたが、東京との行き来が頻繁に必要なのであればLCCが成田に向かって飛んでいる空港の近くの地域がお勧めです。
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地方起業
地方×インタビュー
徳島県
2017.05.15
徳島で起業した先輩との距離が遠い~徳島県における起業環境の実態とは~
1.サラリーマンからの起業 ー「徳島県を中心に様々な地域でご活躍ですね。まずは簡単に自己紹介をお願いします。」 畑「畑英文と申します。私はもともと22年間、創業間もないある種のベンチャー企業や上場企業で働いていましたが震災を機に働き方・人生の過ごし方を深く考え、熟考の末、サラリーマンをやめる決意をしました。 地元徳島の人や企業と一緒にできる仕事、地元徳島という地域に密接にかかわることができる仕事をしてみようと思い立ち、会社を始めました。当時、立ち上げはとても大変でしたが、東京の企業さんからすぐにお仕事をいただくことができました。 ちょうどサラリーマンをやめる決意をした2011年の7月に、徳島県で「サテライトオフィスプロジェクト」が立ち上がりました。 サテライトオフィスプロジェクトとは限界集落の再生プロジェクトとして、徳島県でスタートしたプロジェクトです。震災を機に、日本の中で会社経営のあり方、ワークライフバランスが考え直され始めた時期でしたので、このプロジェクトはその時流に乗っかり、今では全国に波及する新しい働き方の代名詞ともいえる程大きく成長しました。私は、このプロジェクトに最初からボランティアとしてかかわっていまして、もうかれこれ五年がたちます。」 ー「現在はどのようなお仕事をされていますか?」 畑「今、私は3つの仕事をしています。1つ目の仕事は、先ほど述べたサテライトオフィスプロジェクトでの企業誘致を行っていたのですが、その時の実績を評価して頂き美馬市や鳴門市その他地元の自治体の企業進出場所としてのプロモーションや誘致活動を支援しています。また、このサテライトオフィスプロジェクト関連で集まってくる県外企業の経営者さん達から経営スタイルや経営手法のアイデアを頂き、自分の中で再構築して、様々な企業さんに情報提供しています。 2つ目は、地元企業のお手伝いです。地元のネットワークを使い、人を介してお話を頂き、22年間のサラリーマン時代に得た経験を基にして、企業のお手伝いをしています。例えば、上場準備、海外進出、経営ブレストのファシリテーション、採用、社員教育リーガル支援、予算作り等を行っています。事業活動においてスペシャリストを要するものの永続的には必要としないようなプロジェクトや仕事、またそのリソースが一定期間だけ足りない、そうしたスペシャリストを育てたいという企業への支援です。 そして3つ目は、創業の支援です。これが一番やりたいことなのですが、私の事業としてはなかなか難しいです。なぜなら創業時には資金もショートしがちで、そうした創業者にサービス料を頂くことが難しいわけです。 それら以外では、徳島県在住のフリーランスのエンジニア達とアプリケーション開発やシステム開発のチームを作り、プロジェクト毎に最適なメンバーをその都度組成して開発にあたります。いわばランサーズさんの、顔の見える地域コンパクト版のようなものです。これまで、植物工場の照度管理ソフトや、野菜の出荷管理ソフト、スポーツ店が扱うユニフォームデザインのシミュレーションソフト等を開発し、徐々に地元での活躍の場が広がってきました。 ー「畑さんは起業支援を行っていますが、徳島に同業社さんはいますか?いるのであれば、具体的にはどのようなことをされていますか?」 畑「私のようなフリーランスで企業支援を行っている人は、あまりいないでしょうね。やっていても、金融機関の中の創業支援窓口のようなセクションや中小企業機構さんのような少し公的な場所で起業相談は行っています。 具体的には、どういった補助金があるのか、その補助金を得るためにはどうすればよいのか、事業計画はどのように作成するのか、営業の仕方や、税金のお話といったテクニカルな相談に乗ってくれる場所です。ですが、創業者にとって、もっとも必要とされることは、深い関係に裏打ちされた精神的な支えとなったり、仲間作りをしたり、さらには仕事を提供できれば、それが最高だと思います。机上の話ではない、リアルな苦悩にどれだけサポートしてあげられるかが大切と考えています。」   2.起業をしにくい空気を打ち破る ー「徳島県の起業環境をおしえてください。」 畑「徳島は、起業しようという雰囲気が満ちているとは言えません。起業し成功した先輩達と、これから起業しようとする人との距離が遠くて、特別なことと感じている人が多いと言うことかも知れません。そういった状況ですので、環境は未熟であるといえます。実際、起業する人は県外からやってきている人が多いです。 しかし、悪い面だけではなくいい環境もあります。たとえば、徳島の起業環境の特徴として、ネット環境を他県と比較した場合、群を抜いて整備されていることが上げられます。実際に、県外からやってきたサテライトオフィスとして進出した企業が42社になりました。徳島県に魅力がなければやってこないし、これだけの企業が徳島県に目を向けてくださっています。」 ー「未成熟な環境について言及されましたが、一番の原因はなんでしょうか?」 畑「先に述べたとおり、一番足りないのは徳島で起業し、成功した先輩達が身近に感じられていないということです。成功した先輩たちの話を聞いたり、成功した事業の現場を見たりする機会もほとんどありません。起業セミナーということで、東京から起業家さんがいらっしゃいますが、セミナーが終わればすぐに帰ってしまいますので、聞き手と深い関係になれず、むしろ特別な存在として映ってしまい、逆効果です。 また、そうしたセミナーでは失敗談を題材にすることは少ないです。起業した人たちは、人一倍失敗や苦労していると思います。けど、そういった話は中々表に出てきません。私は自身の独立後の苦労や、これまで見てきた失敗事例を紹介するようにしていますが、成功だけでなく失敗を含めた実例を知る機会が少ないのも原因だと思います。」 ー「では、それらを解決するためにはどのような解決策があると思いますか?」 畑「現在、徳島市は、同じ徳島県内の美波町や神山町といった過疎の地方と比較した場合、むしろ起業環境面で遅れているのかもしれません。ですから、そのような一歩進んだ場所から人材を輸入して、徳島市、徳島県全域を底上げして盛り上げていけばいいと考えています。サテライトオフィスから誕生した起業家さんたちは、先進的な考え方をしていています。ですので、彼らに手伝って頂けたらいいですね。 今年の目標として、私は起業家を結びつけるハブになるような場所を作ろうと考えています。現在、徳島市内には起業家が集まって熱い思いを語り合う場所がありません。そのような場所を作ることで、徳島市の起業環境を活性化していきたいと考えています。それだけでなく、従来から徳島市にいる企業の社長さん達と彼らを会わせることも考えています。現在、そのような交流自体がありません。 私は、起業家と地元企業の社長双方の交流を促すことで、地元企業は起業家から気づきを得られるだろうし、起業家さん達も新しいことを学ぶことができると考えています。それだけでなく、相乗効果で新たなビジネスが誕生するだろうと考えています。このような企業間の交流を図り、起業環境の改善に邁進していくつもりです。 以上のようなことだけでなく、今、私は「企業における社員の交換」を各所に提案しています。どういうことかというと、社員が一社にずっといるのではなく、いくつかの会社に行って働くといった新しい働き方です。 なぜそのようなことを提案しているかといえば、例えば、新卒の人が東京で就職をしようと思ったとき、一社にしか就職できません。しかし、新卒の人はどの会社がいいか悩んでしまうこともあります。そこで、この制度を使うと同時に三社入社ができますよ、といった面白い・新しい働き方ができる。それによってIターン、Uターン促し、若い子を地元へ呼び戻す。社員の交換で、若手社員の知識や経験の幅を増やす。 その結果として、ビジネスパーソンとしての生産性も向上しますし、起業も促進できると考えています。行政として動いてもらえるところはどんどん提案して環境を変え、自然と起業しようと思えるような枠組みであったり、起業しやすい雰囲気を作っていきたいです。あとは「心根(こころね)」のサポーターを増やして生きたいです。お金や人脈を求めて支援するわけではなく、心からその人の事業や熱い思いを応援していきたいと思うサポーターを増やしていきたいと思っています。」   3.コンシェルジュへコンタクトを取ってみる ー「この記事を見て「何かしたい」「チャレンジしたい」と思った人に対して、どのようなアクションを次の一歩としてオススメしますか?」 畑「やりたいことを、とことんはっきりさせること、そしてそれを誰かに話してみることだと思います。何をしたいかって、意外と突き詰めることなく、行動することが多いかも知れません。京セラ創業者の稲盛さんの言葉に、「準備は悲観的に、行動は楽観的に」というのがあります。悲観的というのは暗く考えると言うことではなく、周到に慎重に行うということです。その企画や準備を周到に行うためには、徳島のような地方の環境でじっくりと考え抜き、そのやりたいことを誰かに聞いてもらうことで、気づきがあるし、勇気ももらえるかもです。そんな「誰か」が徳島にはたくさんいます。 ー「徳島県で起業したいと思う人たちに何かメッセージをお願いします。」 畑「私は今、「ナイストライ」をキーワードにしています。まずは、地元徳島を何かにチャレンジしたこと自体を称えられるような場所にしたいと考えています。 失敗しても責められたり、蔑まれることなく、褒め称えるという人や土地の空気を創造したいのです。チャレンジする年齢も関係ありません。ある種、良質な徳島の変態がきっとサポートしてくれますし、背中を押してくれるものと思います。 今年50歳となる私も、自らが実践して、多くの人に勇気が与えられるような働き方をし、行動していきます。」 プロフィール 氏名 畑英文 職業オフィスBAMSO 代表 経営コンサルタント インキュベーションマネージャ 経歴: 徳島県徳島市出身。 大学卒業後、ベンチャー企業に入社。ベンチャーの創生期から成長期に経営に従事した経験を活かして、創業支援と、地域企業のプロジェクトサポートを行う傍ら、地元徳島を盛り上げる様々な活動に取り組んでいる。 おすすめの関連記事 ー四国で起業してみたい方へー 「地方を1から私たちと一緒に作っていきませんか?」~ 徳島県美馬市行政機関の起業支援とは~ ー何も知らない状態でのスタートー 「自分達でもできる」と言う成功マインドを沸き起こす~地方創生で必要なこととは~  
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地方起業
2017.10.17
これからの農業に活力を!農業関連の起業家インタビュー
どうなる?これからの食糧自給率 日本の“食”を担う第一次産業。しかしここ数年、日本の食糧自給率はズルズルと低下しています。 農林水産省が発表しているデータによると、昭和40年の段階では生産額ベースの食糧自給率は86%、カロリーベースの食糧自給率は73%あったとされています。それが現在ではどうなっているのでしょうか。 平成28年度はなんと、生産額ベースの食糧自給率が68%、カロリーベースの食糧自給率が38%にまで落ち込んでしまっているのです。グラフにも現れているように、自給率の減少は、年々、進んでいるのが実情です。 日本における農業の現状 その背景には何があるのでしょうか。もちろん、海外からの輸入品が多いという原因もありますが、それは今にはじまったことではありません。 むしろ、日本における農業従事者の減少が、日本産農産物の縮小をもたらしていると考えた方がいいかもしれません。というのも、日本における農業修行人口は明らかな減少傾向にあります。 (参考:農林水産省 農業就業者の動向 2000年代には389万人いたものが、2011年にはなんと260万人にまで減少。しかもこの数字は、年を追うごとに少なくなっています。また、従事者の平均年齢もあがっているのです。 未来の農業はどうなっていくのか このような現状を踏まえると、これから先、日本の農業はどんどん衰退していってしまう可能性があります。 政府としても、いくつかの積極的な取り組みを実施していますが、将来的にどのくらいの成果をもたらすのかは未知数です。農業就業人口の減少、そして農業従事者の高齢化がこのまま進んでいけば、いつの日か、日本の農作物はほとんどなくなってしまうかもしれません。 そうなると、すべての作物を輸入に頼ることになり、安定供給への不安も高まります。 農業に着目した起業家たち このような農業の現状に危機感を抱き、課題解決に挑戦しているベンチャー企業があります。今回インタビューを敢行した5社は、いずれも農業に関わるビジネスやサービスを展開されている企業ばかりです。背景には、すでに述べた農業の現状があります。 それぞれに展開しているサービスはさまざまですが、その特徴として、販売や流通の部分で農業を支援しているのが目立ちます。各インタビュー記事を読んでいただければわかりますが、これは、日本の農業が抱える構造的な問題が関係しています。 取材先企業 今回、インタビューをお願いした企業は以下のとおりです。 ・「株式会社ヴァカボ」 広告代理店でありながら、アミューズメント施設をはじめとする農業プロモーションを展開。 農産物の新しい販売に挑戦する。 ・「プラネット・テーブル株式会社」 世界の農業・生産者支援に取り組むベンチャー企業。ICTを活用した需要予測など、 飲食店と農家との効率的な連携に取り組んでいる。 ・「株式会社ポケットマルシェ」 旬の食材を、生産者から消費者へ直接とどけられるサービス『ポケットマルシェ』をリリース。 スマホアプリからでも利用可能。 ・「株式会社KOMPEITO」 人が集まる場所であるオフィスに着目し、その場で食べられる野菜を提供する 『OFFICE DE YASAI』サービスを展開。 ・「株式会社農業総合研究所」 「農家の直売所運営」「農産物流事業」「農業コンサルティング事業」の3事業を柱に、 幅広い観点から農家を支援している。 起業というカタチで農業の活性化に挑戦する 農業を活性化することによって、食の未来を守っていくこと。それは、消費という部分でも、あるいは雇用という部分においても重要なことです。それでは、日本の未来を守るために、挑戦を続ける起業家のインタビューを見ていきましょう。 今回の対談 ・野菜を集客のきっかけに!365マーケットを展開する株式会社ヴォカボ代表長岡氏インタビュー ・生産・販売・流通を経て。誰よりも農業の現場を知る農業総合研究所・及川氏が描く農業の未来とは ・生産者と消費者をつなぐ!ポケットマルシェCOO・本間勇輝氏インタビュー ・農業の現場に山積する課題に挑戦!新しい農業の仕組みを提供するプラネット・テーブル株式会社菊池紳社長インタビュー ・オフィスで野菜という新提案!株式会社KOMPEITO川岸代表インタビュー ・編集後記―私たちの暮らしに根付いた「農業×ベンチャー」の活躍 おすすめの関連記事 ー農業で稼ぐにはー 農業は稼げる?~農業起業の成功法則〜 ー脱サラからの農業は?ー 脱サラして農業は失敗する?失敗してる人と成功してる人の違い
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地方起業
地方×インタビュー
2017.09.19
地方ベンチャーと市長に聞く!地方起業の現状と未来@四日市
2017年8月4日に三重県四日市市で開催されました『ふるさと起業カンファレス』(詳細は記事最後にあります)の対談記事となります。 まずはじめに自己紹介 = 神谷さん = みなさんこんにちは。 モデレーターを務めさせていただきます、龍馬プロジェクト会長の神谷宗幣と申します。 (参考:Wikipedia龍馬プロジェクト) 2010年から大阪を中心に20-40代の政治家や経営者を集めた超党派の政治団体で、政治のことや街づくりに取り組んできましたが、足元の経済を良くしていかなければいけないと思い、このイベントを共催させて頂きました。 それでは登壇者の森市長から、自己紹介をお願いします。 ― 森智広さん ― 四日市市長の森です。 公認会計士として東京で監査法人で勤めたあと、市議会員を経て現在は四日市の市長をさせて頂いております。公認会計士と行政などの経験からこれからの四日市の話をできればと思っております。 (参考:四日市市役所の公式ホームページ) ― 山添卓也さん ― 株式会社中村製作所、代表取締役社長の山添卓也と申します。 元々はコンビナートの部品加工をしており、オイルショックで会社が傾いたのを機に展開を変えて、現在では航空宇宙・防衛・ディズニーランドのアトラクションの部品などを製造しております。 ― 野呂純也さん ― 野呂食品株式会社 株式会山武館 代表取締役社長の野呂純也と申します。 1951年に祖父が雷おこしの原料加工、製造会社として創業した「野呂食品」を、二代目の父が1989年に「しいたけ栽培」へと転換し、現在ではしいたけ栽培の会社として事業を展開しております。 詳しくは長くなりますので、最近出版させていただきました「しいたけの逆襲」をお読みください。笑 ― 伊藤健太さん ― 株式会社ウェイビーの伊藤と申します。 年間3000件以上の企業と経営を支援させて頂いており、地域の起業をその地域全体で取り組んでいかなければならないと思い、今回のイベントを共催させて頂いております。
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地方起業
香川県
2018.02.11
香川県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!
香川県の概要 四国の北東にある香川県には、降水量が少なく日照時間が長い典型的な瀬戸内海式気候のもと、人口96.19万人(2018年10月1日現在)が暮らしています。最近では「うどん県」のプロモーション活動や、「瀬戸内国際芸術祭」など、香川らしさを前面に押し出した特徴的な活動にも注目が集まっています。 県下では多彩で豊かな海産物や農産物が育まれ、世界トップシェアを誇る製造業が県内の産業を牽引しています。県土は1876.73 km2で、全国で最も小さいことでも有名です。県下の瀬戸内海には100を超える島が点在し、「直島」や「小豆島」を筆頭に、瀬戸内海に浮かぶ島々が織りなす風景はまさに絶景です。 起業面では創業を目指す人を後押しする補助金や融資制度が整うだけでなく、起業のアイディアを実現したい人に向けた起業塾が用意されています。移住面では、子育て支援や移住者に対する補助金制度が揃い、香川県の恵まれた環境で新しい暮らしを実現したい人をバックアップする体制が整っています。 香川県の気候  1年を通して晴天が多く降水量が少ない瀬戸内海式気候です。日照時間が長く、製塩に向く気候のため、古くから塩田の盛んな土地としても知られています。四国の北東に位置し、降水量が少ない夏場は、水不足となることも多く、県内には水不足に備えるため池が数多く存在しています。 香川県の観光・地域資源 「世界の宝石」とも呼ばれる美しい瀬戸内海を堪能できる香川県。 瀬戸内海を隔てて、日本の歴史の中心地であった畿内にも近く、県内に数多く存在する史跡や文化財などが歴史の激動を物語っています。代表的なのは、古くから「さぬきのこんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮。 海の守護神としても多くの参詣者を集めていますが、境内には由緒ある御社や御堂が点在し、文化財が多数存在することから、観光スポットとしても有名です。香川県坂出市と岡山県倉敷市を結ぶ全長9368m瀬戸大橋は、鉄道と道路を併用する世界最長の橋です。 丸亀城は1658年より明治維新に至るまで京極氏丸亀藩6万石の居城でした。その石垣は60mを超える高さで日本一です。最近では瀬戸内国際芸術祭の開催によって、アートの県としても広く認知され、国内外から観光客を集めています。 香川県の交通 空の玄関口は高松空港です。 東京と沖縄便が就航しています。高松は他の四国の都市と比べ、国際線の種類が豊富です。ソウル、上海、台湾、香港と高松を結ぶ便が揃っています。 陸路では、JR岡山駅から約1時間で移動が可能です。所要時間は東京駅からは約4時間半、新大阪駅からは約2時間かかります。高速バスだと、新宿—高松線が約10時間半、大阪—高松線が約3時間半です。県内の移動の際にはJR四国の高徳線(こうとくせん)や土讃線(どさんせん)が便利です。バス路線では、ことでんバスや大川バス(大川自動車)が使いやすいです。他に、神戸港と高松東港を結ぶジャンボフェリーを始めとするフェリー航路も充実しています。 香川県の主要産業 平成27年度香川県県民経済計算推計によると、県内の名目県内総生産は3兆7780億円で、2年連続で上昇しました。香川県の産業別構成比は、特に第三次産業が占める割合が高く7割を超えています。業種別では製造業・卸売・小売業・不動産業の順に売り上げが大きいです。製造業では、建設機械、造船、自動車部品など、世界や国内でトップのシェアを誇る企業が多数あります。農業では温暖で日照時間が長い気候を生かし、はだか麦やレタス、ブロッコリー、柑橘類など幅広い作物が育てられています。豊かな海域特性を生かした水産業も盛んです。 香川県の有名企業・老舗企業 香川県の総事業所数は、2016年現在で4万7893事業所(出典:平成28年経済サンセス)です。県内の有力企業は、東証一部上場企業で、クレーンメーカーの株式会社タダノ。次に世界有数のシェアを誇るクレーンメーカーの日プラ株式会社。ほかに、東かがわ市に本社を構える医薬品メーカーで、湿布に用いるパップ剤のシェア世界一である帝國製薬株式会社などです。 香川県の起業・独立、起業支援情報 平成27年の国勢調査によると、香川県内の労働人口は約47.1万人でした。平成29年就業構造基本調査によると、香川県内の収入を得ることを目的に働いている有業者49万1200人のうち、3万8500人が自営業もしくは会社役員などの起業家です。有業者のうち、約7.8%が起業家です。 起業支援団体 公益財団法人かがわ産業支援財団では、創業を目指す人を対象にした「かがわ創業塾」ほか、相談窓口を設け個別の相談にも乗ってくれます。ほかに、「かがわ6次産業化 ビジネス塾」という第6次産業に特化したビジネス塾など特色のあるイベントなどが開催されています。 融資・補助金 香川県内で創業を目指す人や、創業間もない人を対象にした「起業等スタートアップ支援補助金」があります。要件を満たす人は、初期投資に必要な経費の一部を最大50万円補助してもらうことが可能です。他にもベンチャー企業に対する融資制度なども整っています。 女性起業支援 香川県では日本金融政策公庫や百十四銀行が、起業を目指す女性を応援する制度を設けています。セミナーや相談デスクなどで、各々の目的にあった内容を相談、実現に向けた手伝いをしてくれます。 セミナー 香川県や関係団体は、起業・創業を目指す人を対象にしたセミナーやイベントを随時開催しています。最新のイベント情報は、県公式HPや各団体のイベント情報でチェックしてください。 香川県のIUJターンなどの移住に関するサポート 助成金 香川県の各市町では、住宅・子育て・起業など移住する人を対象にした様々な助成金制度を設けています。移住した人を対象にした家賃補助制度は好評です。助成金の詳しい情報はこちらからご確認ください。 子育て 地域全体で、子育て支援を行っています。NPOの活動も積極的に展開され、移住した人でも気軽に相談できる体制構築を目指しています。6歳未満児の医療費の無料化などにも取り組んでいます。詳しい情報は香川県健康福祉部子ども政策推進局の「子育て県かがわ情報発信サイト Colorful」に集約されています。 移住体験事業  IUJターンの人を対象にしたイベントが随時開催されています。特徴的なのは「お試しかがわ暮らし」です。コーディネーターがそれぞれの希望や知りたいことに沿ったプランを練ってくれる制度です。イベント情報はかがわ暮らしに更新されるので、最新の情報を確認してください。 おすすめの関連記事 ー地方起業を学ぶ!ー 地方ベンチャーと市長に聞く!地方起業の現状と未来@四日市 ー田舎で暮らそう!ー 地方で生活したいフリーランサーのための田舎暮らしあるある

徳島県の地方起業イベント

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