埼玉の女性起業家がゼロから「不整形野菜を使ったピクルスの製造・販売」事業を立ち上げてクラウドファンディング成功、日経新聞や地元テレビなど取材殺到となった泥臭い道のり
- 未経験の事業成功の秘訣は、「目標から逆算した行動」と「適切な相談相手」
- クラウドファンディング成功の秘訣は「事前の根回し」と「行政とのパイプ」
- テレビや日経新聞など取材受けられたのは「なぜウチなのか?」というストーリー設計
田中一永
不整形野菜を使ったピクルス「VegeBox」運営(NPO法人イエローハーツ代表)
https://yellowhearts.net/
今回は弊社が運営している「マスターマーケティングプログラム」のユーザーさんである田中一永さんをユーザーインタビューという形でお招きして、この記事をお読みになっている皆さんに事業成功のコツや考え方などのナレッジをシェアしていただくことで少しでもお役に立てたら幸いです。
田中さんは、マスターマーケティングプログラムをご利用いただいてゼロからピクルス製造販売事業を立ち上げられました。順調に売上を伸ばし、クラウドファンディングの成功であったり、日経新聞など数多くのメディアから取材を受けたりで大活躍されています。
5年前の会社員の時に NPO法人を立ち上げて、地域の親子の支援をする子ども食堂やフードパントリーの事業を始めました。私がシングルマザーで子育てをしてきたので子供が独立した際に何かお返ししたいな、お世話になった地域に貢献したいな、と思ったのがきっかけです。
その後もっと自由に支援活動を行いたいと思って会社員を辞めて、ずっとやってきた不動産とかリノベーションの事務所を立ち上げました。その事業も少し落ち着いた頃でしたので新しいことを考えたいと思うようになりました。
子ども食堂で地域の農家さんからたくさんの野菜を分けてもらっていたので、好きなピクルスがつながって、農家支援にもなりNPO法人の収益事業にもなる「不整形野菜」でピクルスを作って販売するということにつなげました。
ゼロからピクルス製造販売事業を立ち上げ、クラウドファンディングも目標金額を達成し、テレビや日経新聞などのメディアに取材を受けるまでになりました。おかげさまで販売売上も順調です。
今までずっと不動産や建築の領域でやってきましたが、物販はやったことのない領域だったので、どういう風に進めたら良いか分かりませんでした。「01クラウド」にはそれがきっかけでお世話になりたいと思ったんです。
__ピクルスを20種類以上食べ比べてポジショニングマップを作られたり、本当に泥臭く行動されていましたよね。
はい。それまではいろんな種類のピクルスをただ食べていただけなんですけど、石川さんから「こうやったらいいんじゃないの」と、ポジショニングマップっていうのがあるんだっていうのを教えて頂いてやってみようと思ったんです。
主に「PDCA/目標達成サポート」と「500時間超のノウハウコンテンツ」を活用しています。 PDCA/目標達成サポートでは、ピクルスを販売開始するまでに必要なことを割り出していって、保健所の許可や、販売先開拓など、「次は何したらいいのか?」を一緒に話し合って進めていきました。
__田中さんがすごいと思うのは、「PDCA/目標達成サポート」で決めたタスクを次の面談でお話しする時には、もうすでに実行されているという、本当に行動力があるところです。こちらとしてもとてもスムーズでした。
物販は初心者だからこそ、目標から逆算したタスクを期限までに完了するのを当たり前にやらなきゃと思っていました。 「PDCA/目標達成サポート」の面談時に「12月には売り出せるようにしましょう」という計画を立てて「そんなに早くできるのかな?」っていう不安も正直あったのですが、本当にちゃんと12月には販売開始できるようになりました。それが本当に良かったです。 
__「500時間超のノウハウコンテンツ」や「伊藤のグループコンサル」はいかがですか?
ノウハウコンテンツは代表の伊藤さんの動画ばかり見ていました。事業や売上アップするための考え方など、ピクルス事業だけでなく不動産事業の方にもすごく役に立っています。
「01コミュニティ」の伊藤さんのグループコンサルでは、「田中さんそれじゃ売れないですね」など、あまり周りの人から言われないことをズバリ言ってくれることがとても良いです。伊藤さんもよく言っていることですが、経営者にとって時間が最も重要です。間違っていることを気づかずに時間だけが過ぎて行ってしまうのは本当に勿体ないことですし、早くに行動を修正することができるのでそれだけ時間短縮になります。
ずっとモヤモヤしている状態でした。あっちに行ったりこっちに行ったりして時間ばかりかかっちゃうっていう感じがしていました。
相談できる相手もいなかったので、本当に自分が進んでる方向が間違ってても修正していけばいいんですけど、「この方向で本当に良いのか?」と自信がないという状態でした。
クラウドファンディングをやろうと思ったのは、資金調達、販売先開拓、ストーリーを受け入れてもらえるかのテストという目的がありました。
「クラウドファンディングは事前にたくさんの人に周知やお願いをしておくべき。それがすべて」ということを「01コミュニティ」での勉強会や他の方からも言われていました。
なので、考えつく所には周知してもらえるように根回し、準備をしました。
また、今回の企画自体が親子支援から来ていて、子ども食堂始めて5年目になっていたので、行政の方たちとちゃんとパイプができていました。埼玉県深谷市という所なのですが、公的な媒体で発信してくれたり、雑誌に載せてくれたりしたので、それも成功要因の一つかなと思っています。 
テレビでは埼玉テレビさん、テレビ朝日さんが活動を取材に来てくれました。
新聞だと日経新聞、毎日新聞、あと地元の埼玉県深谷市の広報はたくさん載せていただきました。

成功要因としては、やはり代表の伊藤さんからも言われたのですが、「なぜウチを選んでもらえるのか?」っていうことを訴求できたからではないかなと思います。
ピクルスって、「農園ですごく美味しい野菜ができたからピクルスにして売ることにしました」という所はたくさんあるんですね。でもそれってあまり他と変わらないなーって思っていたんです。
そんな中で、「なぜウチがピクルスを売るのか?」という理由として、親子支援をしている団体なのでその活動資金として運営したい、寄付してくださる農家さんに恩返しをしたいという農家支援や、廃棄ロスの解決ということを含めて、背景やストーリーがしっかり出来ていたというのが成功要因としてあったんじゃないかなと思います。
__食材の廃棄ロス問題は今社会問題化していますよね。田中さんのピクルスは不整形野菜なだけで、商品としては売れないけれど味としては変わらないんですよね。僕も田中さんのピクルスを何種類か食べさせてもらっていますが、本当に美味しくて、味のバリエーションも楽しいでおすすめです。
ありがとうございます。ネットで買えるので、是非皆さんに食べていただきたいです。
※記事末尾に商品販売ページURLを記載しています。
今年2月からNHK の大河ドラマの舞台がちょうど埼玉県深谷市なんです。
きっと地元に観光需要が増えてくるだろうと思うので、地元の特産物店で販売できるように手配しています。
ゆくゆくは、シングルマザーの就労支援先としてお役に立ちたいです。
また、私がいなくても回っていくシステムっていうのを作って、次のやりたいことにつなげていきたいです。
ウェイビーさんにはこれからもずっとお世話になりたいと思っているのでよろしくお願いします。笑
__ありがとうございます!もちろんです。これからも応援しています!
今回は、マスターマーケティングプログラムのユーザーインタビューということで、不整形野菜を使ったピクルスの製造販売事業をされている田中一永さんをお招きして、ナレッジをシェアして頂きました。
マスターマーケティングプログラムでは、弊社が10年間で1万社の売上アップを支援してきた中で体系化したプログラムを提供しております。そのエッセンスをまとめた無料動画もご用意していますので、ご興味のある方は是非以下からご視聴いただければと思います。 
BASE: https://vegebox.base.shop/
Creema: https://www.creema.jp/c/vegebox
minne: https://minne.com/@yellowhearts
【毎日新聞】
https://mainichi.jp/articles/20210216/ddl/k11/020/160000c?fbclid=IwAR3ba3KkM1p3yI_JIlJkh1aHjw5hujVr2l_74be_tLcuzATSs-2gZuYMpFI
【日経新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG300AM0Q1A130C2000000
【東京新聞】
紙面
【埼玉新聞】
紙面
埼玉テレビ
https://camp-fire.jp/projects/view/319601