自分の強みを生かして事業をつくる!恋愛心理コーチで起業するまでの道のりは?

目次 [非表示]

起業しようと思っても、何を基盤に、何を強みに、どんな価値を掲げるべきか。

ただ漠然と起業したいと思っても、それらが揃っていないと運営を続けていくことは難しい。

基盤、強み、価値の見つけ方は千差万別。

今回、「婚叶塾」を経営する恋愛心理コーチ宮正樹さんにお話を伺い、会社作りの鍵をうかがった。

幸せなコミュニケーション力が身につく婚叶塾

本日はどうぞよろしくお願いします。婚叶塾とは、どんなことをしている会社なのでしょうか?

助っ人編集部

宮正樹

恋愛心理学に基づいた婚活を提案する会社です。
30代の人が多く、もちろん20代や40代の人もいるんですが、主に個別相談や塾形式でのセミナーを行っています。

宮 正樹 婚叶塾代表、恋愛心理コーチ

宮 正樹婚叶塾代表、恋愛心理コーチ。早稲田大学で心理学と教育学を学び、7つの習慣J認定ファシリテーターとして、「コミュニケーションの成功スキル」を教育。
また、恋愛に必要な心理学を体系化し、「恋愛心理コーチ」として婚叶塾を立ち上げる。

セミナーではコミュニケーションについて講義をしたりするんですか?

助っ人編集部

宮正樹

6割くらいがコミュニケーションについてです。他にも例えば「外見」の授業では外部リソースも使ったりもします。外見は恋愛上とても大事なので、「ぶっちゃけ体型が……」とかも、正直に言ったりします。

ちゃんと言ってくれる人ってなかなかいないですもんね。

助っ人編集部

宮正樹

特に男性は群れないから、友達が少ない人は情報がなくなっちゃうんですよね。コミュ力ある人は情報が入るからこれはダサいと気づくことができるんです。

現代社会は、自分で意識しないと情報が入ってこない社会なんですね。そのなかで、特に目覚しい成長を遂げた方や、印象に残っている人はいますか?

助っ人編集部

宮正樹

たくさんいます。以前は大手の結婚相談所に入っていたけれど、全くうまくいかなかった37歳の方は、僕のところにきたら、髪も生えて10キロ痩せ、塾に入って5ヶ月で彼女ができたんです。

結局、彼女とは別れて今また婚活中なんですが、その人曰く「塾に入らなかったら、やばかったですね」と。

ビジネス先行しすぎてもよくない、人に何をしてあげられるかが大事ということですね。
逆に、こういう人は受講したほうが良いというのはありますか?

助っ人編集部

宮正樹

一番来て欲しいのは、素直さを持っている人でしょうか。
素直さは持っているが自分ではやり方がわからない人などに来てもらいたいですね。

会社のビジョンを教えていただけますか?

助っ人編集部

IMG_8871

宮正樹

「一生モノの恋愛」です。お客さんが求めているものは、簡単にいうと東大に入りたいということ。
でも東大に入ることは人生の目的ではないですよね。本当の目的は幸せな結婚生活なんです。

だから、結婚してからも一生続くような恋愛のノウハウを教える会社、塾でありたいなと思っています。

結婚しようとしまいと、幸せなコミュニケーションができたほうが良い。その手助けをするのが婚叶塾なんですね。

助っ人編集部

自分の強みを見つけてブランディング、そして起業へ

そもそも独立しようと思ったきっかけは何だったんですか?

助っ人編集部

宮正樹

いくつかありますが、一番の理由は、元々独立志向だったからです。会社が嫌いなわけではないですが、どちらかというと自分の思い通りにしたいタイプだったので。

独立前はどんなお仕事されていたんですか?

助っ人編集部

宮正樹

医療福祉関係の専門学校で教員をしていました。主に担任業務で、クラスをまとめたり、就職支援をしたり。

元々、教える職種だったんですね。そのなかで、恋愛、結婚に関して教えようという構想はいつからありましたか?

助っ人編集部

宮正樹

独立を決めた頃だと思います。サラリーマンのときから、副業として起業塾みたいな代理店をやっていました。
そのときに『チャレンジャーズ』という起業家向けサービスを運営しているウェイビーさんと出会ったんです。

そこで商品づくりについてじっくり学びました。やるなら好きなことがしたいと思って、大学時代に選考していた「心理学」や「教える」というのを選び、それだけだと弱かったので「恋愛」も加えました。
そして、理論を組み立てて、セミナーをしたら嬉しいことにヒットしました。その流れで塾を作ったんです。

なるほど。好きなものをつないでいって、理論つけて商品化したんですね。
もともと色々持っていたものを、組みあわせていったのがよくわかりました。

助っ人編集部

鍵は“集客“。プラットフォームを安定させること

運営を続けるうえで、どんな点が大変ですか。

助っ人編集部

宮正樹

大変かどうかはわからないですが、大事なのは集客です。人が集まらないと、良いものがあっても提供することができないので。

宮正樹

例えば、You Tubeを利用してうまくいっていても、You Tubeが方式変えた瞬間集客が激落ちしてしまう。
今は自分だけで集客はできないんです。自分の場合、商品である「恋愛系」は、一度実績がでたら来年もそんなに下がることはないんですが、左右されるのは集客ですね。

確かにプラットフォームの問題は大きいですね。教えたい人と学びたい人をつなげるプラットフォーム『ストアカ』でもマーケティングをされていましたか?

助っ人編集部

宮正樹

はい。ストアカは口コミが全て。ストアカのレビューは信用度が高く、主催者側が編集不可能なので、レビューをいかに取るかを意識していました。

IMG_8873(1)

感想を書きたくなるような授業をするわけですね。マーケティングはどこで勉強したんですか?

助っ人編集部

宮正樹

本やウェイビーさんのセミナー、チャレンジャーズなどです。結局大きな会社にするとかではない限り、けっこう皆さん同じことを言っていると思います。お客さまに真摯であれとか、特別なことをやろうとか。

そのあたりでも過去の経験というのはいきましたか?

助っ人編集部

宮正樹

それはあります。特に、過去に学んだ心理学はなんにでもいきてくるので、どんな仕事であれ、やったほうが良いと思いますよ。

「恋愛」を教えるのではなく、「コミュニケーション」を教えたい

今事業をやっていく上で大事にしていることや、これから大事にしたいことは何ですか?

助っ人編集部

宮正樹

最も重要なのは、「その人の悩み解決」をすること。入会したら終わりではなくて、いかに幸せな結婚ができるかという点に真摯にフォーカスすることです。 それがうちのブランディングでもあります。
それから、塾生に個人ライン教えているので365日質問を受け付けています。それも全部ちゃんと返していますよ。

LINEのコミュ二ティで大事にしていることは? 

助っ人編集部

宮正樹

「人を批判しない」というのはセミナーで耳にたこができるくらい言っています。
会社でも学校でも宗教でも、けっきょく揉めごとは、全部誹謗中傷から始まっているんです。
卒業時に「何が一番成長したか」と聞くと人の悪口を言わなくなりましたと答える人が多いんです。

今までは、飲み会では噂話や愚痴を話してばかりだったけれど、とてもつまらないことに気づき、他の楽しい飲み会に参加するようになったという話もよく聞きます。

恋愛より前にある、とても大切な部分ですね。

助っ人編集部

宮正樹

ほかにも、仕事ができるようになったという人もいました。
その人は普通のコミュニケーションはとれるけれど、しゃべって楽しいかといわれたら別に楽しくはないという状態でした。
この人と一緒にいたいな、と思うのは特別な何かがあるからです。それを意識するようになると、とても明るくなりました。

悪口を言わなくなったり仕事ができるようになったりと、塾では、結婚以外でも大事なことを教えてくれるんですね。

助っ人編集部

宮正樹

そうです。なぜなら、恋愛が一番難しいコミュニケーションだからなんですね。

ブランド力を磨いて、価値を残し、輪を広げる

今やっている事業で将来的にこうしたい、というのはありますか?

助っ人編集部

宮正樹

メソッドは体系化しているんですが、これからは僕じゃなくても教えていけるレベルまでもっていきたいなと思っています。

資格を発行して、どんどん輪が広がっていく感じでしょうか?

助っ人編集部

宮正樹

誰でも教えられるというのではなく、きちんと学ぶ場所があって、きちんと資格試験をして、合格した人のみに資格を発行して、教える人がでてくるようなメソッドなんかは、面白いなと思う。

きちんとブランディングされていれば、価値がしっかりと残り、輪も広がっていくということですね。
ますます婚叶塾が広がるイメージがわきました!本日はありがとうございました。

助っ人編集部

関連記事

インタビュイー・対談参加者

頼母木 俊輔

頼母木 俊輔

助っ人の編集長、兼、事業部長。編集に特化したマーケッター。これまで50以上のメディアの立ち上げに携わり、複数のWEBメディアで編集長を務める。企画・編集してきた記事は1,500本以上。日本風インドカレーと柄モノの洋服を偏愛してる。月に100冊は読書したい。飲食とエンタメに稼いだ金の大半を使う。