フランチャイズの成功に欠かせない従業員満足(ES)!ESの高いFC本部を選択するための4つの視点とは?
- フランチャイズの成功に欠かせないESがわかる!
- フランチャイズのES評価ポイントがわかる!
今、日本では従業員満足(Employee satisfaction=ES)の向上を、会社の経営方針にする企業が増えています。従業員満足(ES)とは、働く従業員の給与等の待遇面、仕事のやりがい等の業務面、人間関係等の職場環境面などに対して、従業員がどれぐらい満足しているのかを把握するもので、その向上とは、満足度の結果を反映させながら従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる企業体質に変換することをいいます。
ではなぜ、従業員満足(ES)の向上を目指す会社が増加しているのでしょうか?それは長年、日本の企業が標榜してきた、顧客満足(Customer satisfaction=CS)を目指すだけの経営では、限界になったからです。顧客満足(CS)の代表的な「お客様第一主義」という非常に耳触りのよいフレーズは、もしかしたら日本で設立された会社ならば、少なくとも一度は、その会社の経営方針のキャッチコピーに使用したのではないかと思われるくらい、それほど聞き覚えのあるポピュラーなものです。実際にわが国では、まだ多くの会社がこのフレーズを使用しています。
しかし、時代が変わりました。顧客満足(CS)という概念から、従業員満足(ES)という概念に、企業経営の指針を変更することがトレンドになり、実際、顧客満足(CS)よりも、従業員満足(ES)を目指す会社の方が、高い業績を実現しています。
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それではなぜ、顧客満足(CS)を志向するよりも、従業員満足(ES)を志向するほうが、会社経営として成功するのでしょうか?それには主に二つの理由があります。一つは、顧客ニーズの多様化です。
消費者個人の欲求が多面化したため、これまでの会社vs個人(顧客)という図式から、個人(従業員)vs個人(顧客)という図式になったことです。