正直者が報われるマーケティング!?誠実さを前面に押した商売手法

ポイント
  1. スーパーのオーケーのおネストカードという制度

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圧倒的なスマホの普及や、SNSに普及によって、あらゆる情報が誰でも簡単に手に入るようになってきました。以前のような情報の偏在のようなものはなくなってきております。ネットをみれば、会社の内部情報はもちろん、商品などの欠陥、会社の対応などいろいろなことが簡単にわかるのが今の時代です。

そのような時代の中にあって、あえて、自分たちの商品やサービス、会社の弱点などを正直に伝えることが、消費者の心を掴むという逆張りの時代にもなってきています。結局はわかることなので、そうであれば、正直に状況などを伝える、とても大切な視点かもしれません。

スーパーのオーケーのおネストカードという制度

「例年に比べて天候不順などにより、この野菜は2倍の値段になっている。購入は見合わせて、冷凍食品の購入をおススメします」のようなカードを食材に付けているのです。

会社はどうしても自社の商品やサービスの良いところしか言いません。他社との違いを聞いても、結局は、確かに〇〇ですが、しかし、△△ですのような切り替えしをされてしまう。そもそも完璧なんてものはないわけですので、この点は間違いなく自社が一番よいと自負しております。ただ、あの点については、他社さんのほうが優れているかもしれませんとか、そのような正直さということが求められているのかもしれません。

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商売をうまくできるようになるためには、失敗を早くに繰り返すべし

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。