起業家という生き方〜起業を志す全ての方に贈る〜

ポイント
  1. どんな理由であっても起業してはいけない理由はない、自分で価値を見出す事
  2. 儲かっているからと言って浮き足立つと足元を救われてしまう。
  3. やりたい事をやり、新しい事を探す事の模索の掛け算こそがライフスタイル

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事業説明

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野山と申します。現在、大阪の本町でインターネットマーケティングの広告、企画、運用、コンサルティング、いわゆる広告代理店をしております。2008年の10月1日に起業をしまして、当時23歳だったのですが、そこから8年、なんとなく規模感も出てきたところです。
何をやっているかというと、インターネットに専業した広告代理店で、通販企業様や、インターネット集客を望むエステサロンやクリニックさんなどといったところの、集客の企画と広告運用をしております。
私自身が、起業に凄く憧れた人でして、中学の時に初めて社長になりたいということを思いました。中学卒業後、工業高等専門学校という5年制の学校に行きまして、その後3年間松下電気で、プロジェクターの製造設計をしていました。3年経ったら辞めるという覚悟を決めていたので、なんの事業プランもないまま辞めました。ホテルの地下の中華料理屋でお金を稼いで、なんとか立ち上げることができました。
自己資本100%の会社なので、凄く自由にやっています。僕たちは、『スゲーことをしよう』というのが経営理念で、これは人生の選択肢が面白いか面白くないのかの2択で、全て面白いことをやっていこうという想いを秘めております。
実際に面白くないことやスゴくないことはやりたくないので、仕事の90%ぐらいは断っています(笑)しかしそれがあってか、現在は多くの通販企業様の支持を得ることができていると考えております。今回は面白い起業家の生き方がお話しできればなあと思います。

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僕は現在和歌山大学の観光学部というところに通っていて、2年生で、21歳です。(2015年10月現在)現在2社の会社をやっているのですけれども、1つは最近設立したSocialStudyという会社で、キャリア教育、いわゆる就活系のサービスをやっています。
もう一つは、僕は和歌山出身で和歌山が大好きなんですけれども、地域おこしをテーマにした会社を高校3年生の時に立ち上げました。その会社は、イベントを開催したり、商品開発したり、飲食店をやったり、とにかく和歌山を盛り上げる、よくするための事業を様々に展開しています。
実は僕は超引きこもりでした。15歳までほとんど学校に行かずに、ずっとゲームをしていました。ざっと計算したら3万時間ぐらいゲームにつぎ込んでいると思います。あ、でもゲームも頑張っていましたよ(笑)遊戯王なら、和歌山で一番強くて全国大会に行ったりしていました(笑)それで、16歳の時に、ある男の人に出会いました。学校に行って、部活をやって、生徒会をやって、アルバイトをやって、更に空いた時間で音楽が好きでライブをやったりしていたんですよ。もうめちゃくちゃかっこよかったです。彼みたいになりたいなと思って、彼の手伝いを始めて、頑張り始めて5年目です。

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格安スマホのキャリアをやっている木野と申します。私はマレーシアで起業しました。クアラルンプールで飛行機のLCCのビジネスモデルを学び、それの携帯電話版をやりたいと思いまして、携帯キャリアの元経営人と2人で立ち上げたのがエックスモバイルという会社です。現在全国で100店舗ほど展開しています。
みなさん現在、docomo au softbankで携帯代お支払いですよね。大手キャリアは、3社で年間2兆円の営業利益があります。ということは、単純計算で国民1人あたり2万円の利益をこの3社に渡していることになります。これが今までの携帯電話業界です。3社が決めたルールに沿って契約しなければなりません。SIMロックや2年縛りなどの日本独特のルールが存在します。それを壊して、新しい携帯業界を作り出すために弊社は2年前に関西からスタートしました。
私が起業したのは13年前で、18歳の時に起業しています。

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野山さんの起業のきっかけを教えてください。

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中学のときに、TVでマネーの虎(一般起業家が事業計画をプレゼンし、投資家(審査員)が出資の可否を決定する番組)をやっていて、商売をしている人達が生き生きしていて楽しそうに見えたのがきっかけです。あとは見栄です。モテそう、みたいな(笑)

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今モテますか?

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ギリギリ困りはしないですね(笑)
本当に中学の時にこれしかない、ぐらいな感じでコミットし始めました。
とりあえずは一流企業に3年間勤めようというのがあったので、死ぬほど働きました。なので仕事の枠とか、物事の進め方の部分はスゴく勉強させてもらったと思います。
今の広告の仕事はやりたかったわけではなくて、結果的にという感じです。みなさんご存知かと思いますが、アフィリエイトだったら初期費用もかからないし、周りで儲かってるやつもいたし、俺もこれしかないんじゃないか、お金ないし、みたいな感じですね。3年ぐらいたって本当に利益がでました。アフィリエイトだけで、3人で年商1億円とかです。でも顧客の顔が一切見えないんですよ。本当にお客さんが喜んでくれているのか、誰が喜んでいるのかわからないです。それを考えた時に、商売する上でのモチベーションとか軸とかが分からなくなってくるんじゃないのかなあと思ったんです。
その時に大分県のある会社さんに、”アフィリエイトで成功している会社”として呼んでもらったのがきっかけで、コンサルティングや広告代理の方にシフトしていきました。それで、今に至ります。

想定外の毎日

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3年間企業勤めされたということですが、そこから何か盗めたこととか、活かせたこととかあったら教えてください。

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ありますあります!人を集めて、物事を決める というところの能力です。
僕の場合はプロジェクター(電子機器)の製造ディレクションをしていました。
技術開発はいわゆるランプがどれだけ明るく光るか、というところで、それを使って商品化するのが商品設計です。それぞれの部署によってKPIが違います。僕たちの部署はここを求められてるから、みたいな主張があります。それがうまく同じ方向に向かないということがよくあるんですよ。多くの人が集まった時に、まとめて一つの方向着地させて結果を出すというところをまとめる役でした。
ホワイトボードを使ってみんなの意見をまとめて、話し合いをしながら形を残していくというところを本当に学んだと思います。大手に勤めることで、規模感が大きな話ができたのも良かったですね。

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私が現在の会社をつくって2年ちょっと経ちます。マレーシアに住んでいた時に一番最初に携帯が必要で、買いにいきました。当時契約していた日本の携帯は月2万円ぐらい支払っていて、海外にくると1日3,000円かかるので1ヶ月いたら10万円になってしまいますよね。
それで現地で買おうとおもったらなんとSONYのスマートフォンが1万円以下で買えたんですよ。月額の料金も1,300円で使い放題です。めちゃくちゃ安いなと思って興味を持ったのがきっかけです。
起業してから、想定外なことは毎日起こります。1期目の時のスタッフは全員辞めました。資金調達に関しては、ベンチャーの中でもうまくやった方だと思います。ただ、やはりこのビジネスに前例がないので、回線の調達や端末の調達等々、思った通りにいかないことが多かったんですね。これは仕方ないです、みなさんも生活がありますからね。
一番当社が危機的状態だった時、明日なくなるかもしれないという時に残ってくれたスタッフ、あるいは入ってくれたスタッフがこの1年間本当に努力してくれました。長時間労働は当たり前で、土日も休まず徹夜もしてくれました。そのおかげでようやくスタートラインに立てるところまではきたかなと思います。
気合と根性と長時間労働です(笑)

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僕は高校3年の時に起業しているんですが、先ほどお話しした彼との出会いは高校2年、17歳の時です。最初は起業しようとは思っていませんでした。自分で何かやろう、ぐらいです。それで彼がイベントをよくやっていたので、僕もイベントやろうみたいな感じで真似から始まりました。
和歌山は、高校卒業後県外に出て行く割合が日本で1番多い県なんでけど、仕方ないんですよ。学校がないので。でも、ただ出て行くのはよくないと思うんです。何が良くないかと言うと、みんな和歌山のことを良く思ってないので、ネガティブキャンペーンが始まるわけです。県外の人に「和歌山ってどんなところ?」と聞かれて、「んー。。。みかん。。」みたいな(笑)何にもないんですよ本当に。でも、何もないというのは、”便利さ”的な部分なので、違うところの良さというのは沢山あるんです。

だからもっと、和歌山に魅力を感じて誇りを持つ人間を増やそうと思ってワークショップを行うことにしました。それがたまたま運が良くて、行政からお金がおりて事業化されたんですよ。なので、高校2年生なのに行政からお金引っ張ってきて事業化された、みたいな感じで当時超天狗になっていました(笑)「俺すごくね?」みたいな(笑)そうやって調子に乗ってる時期があって、その頃同世代で起業しているような県外の人たちに会う機会がありました。その時やっと気付きました。確かに和歌山の同世代で俺より凄い奴はいなかったけど、県外にはいっぱいいるなって。次元が違うと思いました。このままじゃいけない、もっともっと自分を高めていかなきゃいけないと、本気でやろうと思ったのが高校3年の時です。
その日のうちに”会社の作り方”とグーグルで調べて、よし、やろう、みたいな感じです。

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周りの大人たちはどういう反応をしたんですか?

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最初のうちは全員大反対です。大反対というか大ブーイングを受けました。特に経営者の皆さんは、今でこそ応援してくださっているので言いますが、遊びでやるな、なめんな、みたいな感じでめちゃくちゃ怒られました。
でも1つ僕が起こした事業でみんなが見直してくれたのがあって、高校最後にやったイベントで、堀江貴文さんをお呼びして行った講演会でした。特にネットワークはなかったんですが、Twitterで「和歌山に来てください」とダイレクトメッセージを送ったら、ここにメッセージしてくださいとアドレスが送られてきて、お送りするとマネージャーさんから電話がかかってきました。何人規模でやるのかという話になって、「500人集めます」と言いました。言ってしまったので、やるしかないという感じで、3000円のチケット500枚を全て手売りで販売しました。2週間前には完売して200人ぐらい定員オーバーで断りました。
それがみんなに評価してもらったきっかけですね。そこから応援してくれる人が増えました。

思い立ったらすぐ行動

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今振り返ってみて、あの頃この気持ちを大切にしていて良かったなとかありますか?

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とりあえず行動する、と言う気持ちですね、実際会社を作ると思い立ってから、実際に作り終わるまで1ヶ月かかってないですし、堀江さんの講演会も、堀江さんを呼ぼうと思ってすぐメッセージをとばしましたし、「思い立ったらすぐ行動」ですね。

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木野さん、この、「とりあえず行動する」ということについてどう思われますか?

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その行動力凄いですよね。僕はあまり行動力ないと思うので(笑)割と考えるタイプです。
僕は18歳で起業して、現在13年目なんですけど、最初の10年ぐらいは何をやったらいいのか分からなかったんですよ。なのでそのうちはとにかく手当たり次第というか、ネタを見つけてはやっての繰り返しでしたね。自分が人生をかけてできるような仕事を見つけたいと思うようになってマレーシアに住んで、見つけたのが携帯電話のキャリアだったんですね。
彼(小幡さん)は、21歳にしてもう既に和歌山を元気にするという生涯のミッションを見つけているので凄いなと思います。

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では野山さん、会社を始めて売り上げや利益を上げなければというところがあると思うのですが、その中で苦労した話や意識していた話などを教えてください。

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アフィリエイト周りで起業して、実際に収益が凄く高く、少ない人数で出来ていたというのが事実です。そこから広告代理店にシフトしてきました。アフィリエイトは本当に儲かる業種なので会計(財務)はザルでもよかったんですよ。本当に適当でした。そのまま代理店のモデルにシフトしてしまったので、実際にキャッシュアウトしかけたことが2回ほどありました。なぜかというと、入金が遅れるんですよ。60日、90日遅れることが普通でした。更にBtoBなので仕事の量も増えて、求められるレベルが凄く高くなってきました。そんなことが続くとどんどんお金がなくなっていきました。気づいたらない、みたいな感じです。そのタイミングで昔の顧問税理士さんが逮捕されたり、いろいろありました。
ちゃんと財務をやっていないとコケる、ということを痛感しましたね。はじめ勢いで立ち上げた方、ないしはこれから立ち上げようと思っている方は特に、儲かっているからといってザルのように扱っているといつかコケます。本当に気をつけてやってください。
その中で売り上げが伸びていく時にとても大事にしていることは、社会的に価値が出ているのかどうかというところです。単純に儲かったら良いよね、ということをしていると、人は全然ついてきません。それに、自分もやりたいと思いません。
人生において、サラリーマンであれば月曜日から金曜日は、基本的に決められた働く時間になります。しかし、起業家になると、仕事という部分が全て生き方というところにリンクしてきます。なので、それ自体が社会的に意味がなかったり自分がやりたいことじゃなかったら、パワーが出なくて勢いがなくなってきます。そういう意味で僕はとにかく今はやっていきたいことというのに常に注力するようにしていますし、お客さんが喜ぶというところに KPIを合わせるようにしています。弊社は今期見込みで20億ぐらいの売り上げがあるのですが、そういう意識がなければ、ここまでの短期間での成長はなかったと思います。
僕が売り上げをあげるために大事にしていることは、拡大にお金がかからないというところです。あくまでも僕理論です。売り上げをあげるために、もっと在庫を仕入れなければいけない、人を雇わなければいけない、店舗を増やさなければならないというモデルは、僕は儲からないと思います。莫大にお金がかかるからです。資金調達を優にクリアできる人はそんなに多くないですよね。なので、拡大コストが莫大にかからないことをしていますし、これからもそうします。先にもらって後で払う、ということもすごく大事です。
僕はインターネットの商売をしているので、事務所一つで24時間265日全国商圏で売れるというのも大事にしているところです。寝ていても、正月休みでもお盆休みでも、人が働いていなくてもレバレッジをかけ続けていくということです。
あとはとにかく続く商売です。継続的に入金のある商売です。いわゆるパチンコ屋のような、熱狂的にお金を使いたい人がいる、というマーケットです。僕の場合も、通販事業者は広告を打ちたくて仕方ないんですね。費用対効果を合わせながらどんどんお金をつっこんでいきたいという人達が沢山います。お金を使いたい人達に商売を合わせるという軸でやっていくと、もっと使いたいですという人が出てくるので基本的にセールスの必要がなくなります。

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御三方にお話を伺う中で、この仕事に人生をかけられるかどうか、ですとか、世の中の役に立っているかどうかというお話がでてきました。逆にこういう考え方を持っている人は起業はやめたほうがいい、などありましたらお教えください。御三方の価値観で結構です。

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ないです。やったほうがいいと思います。起業のきっかけってどんな理由でも良いと思うんですよ。例えばお金が欲しいとか、もてたいとか。最初は不純な動機かもしれません。私は違いましたけど(笑)どんなきっかけでスタートしても良いんじゃないでしょうか。

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僕は、お金は借りないほうが良いかなと思います。初期投資が必要なのは分かりますが、最初はあまりお金をかけずにちょっとずつちょっとずつやっていくのが良いのではないかなと。保守的かもしれませんが。
あとは、お金が欲しいからやりたいですというのは全く賛同できません。ギャンブルみたいになってしまうのではないかなと思うからです。そのビジネスをその人がやる価値があるかというところがすごく大事だと思っていて、その人のストーリーや想いが事業にそれだけ詰め込まれているかが重要なのではないかなと。

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儲かるからこれをやろうと始めた人で、成功した人を僕はみたことがない気がします。そんなの誰でも思いつくでしょ、という話になってくるので。本当に儲かるマーケットで、大手に巨額資本でこられたらボコボコにされますから。なので、そういう軸でやるのはやめたほうがいいと思います。あとは、何度も言っていますが熱量です。
僕小さい頃、ドラゴンクエストが大好きだったんですけれども、好きすぎで、ドラクエ販売日におもちゃ屋が開くのを待てなかったぐらいです。調べたら、コンビニだったら朝5時から売ってることを知って、きたコレとなりました(笑)それで実際4:50ぐらいに並んで買って、そこから2日半ぐらい徹夜してたんですね。オカンから『アホちゃうの』と言われていましたが、僕はこれが大事だと思っています。2日半徹夜してても、楽しんでやっていたんですよ。要するに、仕事もいろんなトラブルが起こる中で、それぐらいの熱量がないと耐えきれないということです。

リアルに困ったこと

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この部分リアルに困ったな、みたいな時ありましたか?

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僕はホームですね。僕ら広告でいうと、『芸能人の◯◯が愛用してる』というようなクリエイティブを作ってしまったメディアがいたんですね。代理店としてはネガティブチェックするべきだったんですが、BLOGにもかいてるし使っていいのかなという感じで見逃してしまったんですね。そうしたら1度芸能事務所からボコボコにされたことがあります。規模感が小さかったのでなんとか助かりましたが。
孫正義さんも言っていますが、ベンチャーが潰れる理由は、黒字倒産か、コンプライアンスだと言われています。

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最初は高校生に何ができるんだみたいな感じで、全くお金にならなかったんですよね。なんで高校生にお金を払わなきゃいけないんだみたいな感じです。だから、高校生だからとかじゃなくて、内容で勝負できるところまで持ってくるのがすごく大変でした。
あとはもう少しやる前にいろいろな分野の知識を蓄えておけばよかったなというところです。4ヶ月前に新しいWEBサービスを始めたんですが、わからないことが多くて、今それを痛感している最中です。実際にそれが原因で1人辞めてしまいました。

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特にないです。もちろんよくよく考えたらいろいろありますけど、解決策は必ずあるので、解決しなかったことがないです。

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そもそもそういったことを問題として捉えていないということでしょうか?

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そうですね、それはもう仕事をする上で必ず起こることなので、仕方ないと思います。特に準備していた訳ではないので、都度都度対処しています。いわゆる自転車操業というやつです。

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ちなみに、事業計画書や資金繰りの計画書などはお作りになられていますか?

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資金繰り計画書は、私自身は作っていませんが、毎日チェックはしています。事業計画書は一応あります。でも実際わからないです、3年後のことなんて。金融機関やVCに提出するようなめちゃくちゃしっかりした事業計画書がありますが、結果、わからないです。

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自分はお恥ずかしい話ですが、きちんとしたものは作ったことがないです。先日ビジネスコンテストにでるのに作成しましたが、知り合いに手取り足とり教えてもらいました。木野さんの言う通り、3年後のことなんてわからないです。僕なんて5年前引きこもっていましたからね(笑)僕の人生が今すごいことになっているので、3年後5年後のことなんかわからないというのが正直なところです。イメージはありますが、具体的なところまで落とし込んでないという感じです。改めて数字的な部分をみたりする意味では、その通りになるならないを別として意味はあったかなと思いますが、必要かと言われるとわからないです。

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僕も作ったことはほとんどないです。多分こうなるよね、というのがわかるのが2,3ヶ月後で、基本的に上ぶれるので。会計士さんと話したりしますが、昨対比何百%みたいになるので、意味ないよねってなります。そんなことに時間をかける前に、目の前にもっとやらなければいけないことがあると思うので。落ち着いてきたらわかりませんが。
ちなみに創業期は作らなくていいと思っている派です。それだったら、マーケティングの施策をもっと練って実行していくほうが大事かなと思います。事業計画書を作ったことで、仕事をした気になると思うんですよね。でも創業期3年ぐらいはいかに潰さないかが大事だと思っていて、とにかく回して実績を作ってというゾーンだと思います。それを紙に書いただけでうまいこといきますかといったらわからないですよね。

参加者からの質問コーナー

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今は働き方が変わっていく時代だと思っています。どう仕事ができるか、という観点でいったら起業家は先頭を走っていってる方だと思いますが、どのように自分を高められていってるかを教えていただけますか。

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いろんな人と会う機会が多いというのが起業家の特徴だと思っています。本を読むのとは別に、生の声が聞けるので毎日いろいろな知識が増えていきます。そこで自分を高められているのかなあとは思います。

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高めているとか考えたことがないです。ただ自分が楽しい人生を送るために仕事をしているだけであって、結果仕事をしていた、みたいな人なので毎日楽しいです。その中で、きっともっとこうしたら楽しいだろうなというのが出てくるので、それをどうしたらいいのかというのを考える時間をとっています。PDCAって良く言うじゃないですか。大概の人がチェックできていないケースが多くて、やってダメだった、の繰り返しなんです。
そうじゃなくて、どうしたいのか、どうすべきだったのか、結果どうだったのか、次どうしたいのか、と振り返る時間が大事だと思います。

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僕も考えたことないです。楽観も悲観もなくただひたすらやり続けるだけです。

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小幡さんと同じ和歌山出身で、来月和歌山で起業します。私の生涯の夢は東京ドームを借りて、自分のお葬式をしてもらうことです。皆さんの夢などがあったら教えてください。

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面白いことをしようというのが日々の目標で、それしかやっていない感じです。特に他は何も考えていません。
ITの世界の動きというのも物凄く早くて、3年前、今みたいになるなんて誰も考えていなかったですよね。きっとこうなるんだろうなあという予測をしたりはするんですが、そこを変えていきたいとは思わないので、あまり考えない人です。
目標としては、来年ベトナムに進出しようかなと考えていて、準備をしているところです。創業時から、海外で働きたいという夢があって、それはやぱり面白いことなので、調子に乗ってやっていこうかなと思います。日本とベトナムの趣味嗜好は違うと思うので、できることを模索しながら面白いことをやっていこうと思います。

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目標はもちろん、日本一の携帯キャリアになることです。それだけです。機種変をお願いします!!!(笑)(笑)

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あまり考えていないというのが正直なところです。来年再来年の目標はあって、やっと1億円の年商が見えてきたので早くそこに到達したいなというところです。学生起業家と言われているうちはダメだと思うので。

最後に一言

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最後に皆さんに一言ずつお願いします。

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起業家という生き方という観点でいうならば、すごく楽しいよということを伝えたいです。やりたいことをやっているから楽しいですし、やりたいことをやれている、自由があるから楽しいです。あとはいろいろな面が豊かだから楽しいというのもあります。
ただ、日々のルーティーンではなく、新しいことの模索の掛け算であって、それを自分で突破していかなければならないというシーンがほとんどです。突破力がない人は楽しくないと思います。起業という生き方が合わない人も実際にはいますが、そういう人は、また別の生き方を見つければいいだけだと思います。
デメリットではないですが、実際いろいろ大変なことがあります。なんで俺だけ?なんで私だけ?と思う瞬間が絶対あります。でもそこを乗り切れる強い想いと熱量を持って欲しいなと思います。それを乗り越えた時はまた違う景色が絶対にみえますので。

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僕もまだまだ成功している訳ではないのでそんなに大きなことは言えませんが、ぶっちゃけ本気でやれば誰でもできると思っています。あんだけ引きこもってたやつが今こんな風になっているので。僕らは恵まれています。昔は1000万とか資本金がないと会社立てれなかったので。
もし、少しでもやりたいなという気持ちのある大学生は、ぜひ在学中にやって欲しいなと思います。チャレンジできる時間がすごくたくさんあると思うので。やろうと思えば誰でもできます。あとはやる気の問題かなと。もし何かあればいつでも相談に乗ります!

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せっかくなので和歌山の魅力もどうぞ(笑)

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1回来てもらったらわかると思うんですけど、物凄くいいところなんですよ!(笑)大雑把で申し訳ないです(笑)僕が今住んでいる和歌山市というところは、大阪や東京にでるのにも以外と時間かからないし、観光地もたくさんあるし、美味しいものもあるし、ハイブリットシティだと思っています。ぜひ1度遊びに来て下さい!

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私は22歳の時に、愛知県のとある高架橋の下で2か月ほどホームレスをやっていた経験もあります。エックスモバイルにたどり着く前には、何回も会社を失敗しております。この会社をスタートする時も最初は50万円しかなかったです。
自分は、自分の会社、スタッフ、代理店さん、お客様の幸せが1番大事であって、それ以外のことはどうだって良いです。僕はそういう生き方ですが、皆さんは皆さんなりの生き方があると思いますので、それを見つけていただければなと思います。

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皆様、貴重なお話ありがとうございました。

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著者プロフィール

梛野 季之

梛野 季之

2006年に起業支援専門の会社、株式会社FirstStepの設立運営に参画し、2012年代表取締役に就任。会社設立実績1,000社を超え、創業支援から中小企業の経営サポート支援まで行っている。Google Enterprise Dayを始め、京都大学経営管理大学院主催「女性企業家プログラム」など多数の講演実績。

野山 大彰

野山 大彰

2年商10億?100億規模のネット通販企業のWEBコンサルティング並びにCPA広告の企画/運用を専門に行う。メディア業界との深いつながりを持つことからSEOメディア、リスティングメディア、キュレーションメディア等を動かすために必要な考え方を熟知。他社ASP代理店からa-worksへの切り替えを望む声も多く、上場企業から小規模通販まで業種を選ばず確実に実績を残していることから、クライアントからの信頼も非常に厚い。

木野 将徳

木野 将徳

1984年岐阜県生まれ。2003年県内の高等学校を卒業後、フランス料理店でギャルソン・パティシエの見習いを務める。2004年に19歳で起業。フラワーショップ等を経営後、27歳で単身マレーシアに移住。ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン氏の勉強会等へ参加しエアアジアの創業者であるトニー・フェルナンデスの影響を受けマレーシアで通信のLCCを創業。

小幡 和輝

小幡 和輝

10年近く不登校を経験。16歳のとき、活発に活動している高校生と出会い影響を受け、人生が大きく変わる。高校3年で起業、高校生社長に。 実績として堀江貴文氏を和歌山に招き講演会を主催。学生合同文化祭を主催し、5000人以上を集客など。 EO(48カ国に拠点がある起業家ネットワーク)が主催するGSEAに日本代表として出場。 学生と社長のマッチングメディア「社長訪問」代表。全国の学校やイベントで講演活動も。