起業のアイディア生み出そう!MECEの正しい使い方!
- MECEとは?
- MECEはどんな時に使う?
- MECEの使い方
売れる商品を作りたい!もっと売り上げを伸ばしたい!需要のある新サービスを開発したい!など、新たな商品作りやサービスを提供するにはしっかりとしたマーケティングが重要になります。しかし、それらの対象を正確に把握するのって難しそう……そんな時に使えるのがMECE法です。
MECE(ミーシーまたはミッシー)とはMutually Exclusive, Collectivelly Exhaustive の頭文字をとったもので、「漏れがなく、ダブりもない」という意味を持ちます。物事に対して、全体像をしっかりと掴み、見落としをなくすために重要なロジカルシンキングの基本です。
MECEは問題解決等に用いられるロジカルシンキングの一つです。市場調査(マーケティングや、効果検証)などにはもってこいです。例えば、新商品開発にあたってどのような層にどのような商品が求められているのか、既存サービスがどのような層を中心に使われているのか、などの要素の分析を容易かつ明確にしたい時に使います。
それでは、旅行市場を例にしてMECEの使い方を見ていきましょう。これから新しくどこかの市場を展開していく、というような会議をしているとします。
その場合に、
・海外旅行
・個人旅行
・法人出張
と分けると、法人出張で海外に行く場合や、個人旅行で海外に行く場合もあります。
さらに、国内旅行が抜けています。漏れもダブりもある状態なのでこれではとても全体像を把握した議論が行えるとは思えません。
そこで今度は
・法人海外
・法人国内
・個人海外
・個人国内
という風に海外国内で分け、それを法人個人で四分割に分けました。こうすることで漏れもダブりもなく、市場全体を正確かつ明確にとらえることができます。
自身の経験による思いつきには必ず偏りや抜けが出てきてしまいます。MECEの最大の特徴はそういった偏りや抜けを防ぎ、単なる思いつきをしっかりとしたアイディアへと昇華させることが出来るというところにあります。
また、MECEをやるにあたって気を付けたいのが目的に応じた切り口を見つける、ということです。
先ほど例にした旅行市場であるならば、
・旅行の目的
・行先
を切り口にしたMECEと言えます。
ほかには、
・旅行者の年齢
・交通手段
・予算
などなど、多くの切り口がありますよね。
目的にそった切り口を見つけることが重要となってきます。「漏れなくダブりなく」「目的に沿った切り口を」という二点を意識してMECEをぜひ使ってみてください。
いかかでしたでしょうか?
MECEはロジカルシンキングの基本中の基本です。全体を把握して対象を絞るのと、全体が見えていないまま対象を選んでしまうのとでは、全く意味合いが違いますよね。目的にぴったりな切り口をしっかりと考え、MECEによる正確な分析ができるといいですね!
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