神奈川県の起業・独立、IUJターン支援のまとめ
- 神奈川県の気候、観光・地域資源、交通情報
- 神奈川県の主要産業、有名企業
- 神奈川県で起業するために役立つ情報
神奈川県の人口は、914万5000人です。面積は、2,415,92平方メートルです。
地形は大きく分けて、西部は山地、中央は平野と台地、東部は丘陵と沿岸部の三つに分けられます。
神奈川県の平均気温は、16.9度。
気候は、北西部に丹沢や箱根駅伝や箱根温泉などで有名な箱根の山地をひかえ、東と南が平野と海に面しています。また、太平洋の黒潮の影響を受けているため、温暖で雨量の多い太平洋側気候です。
地域資源は、中心街に約500本もの七夕飾りが出る「ひらつか七夕まつり」、人気温泉地の一つとして大変有名で都内からのアクセスも良い「箱根湯本温泉」、神奈川県の人気観光スポット鎌倉にある「鶴岡八幡宮」など全国的にも知られているものが多数あります。
外国からの観光客も鎌倉や箱根に訪れる方が圧倒的に多く、神社・仏閣や温泉。
または神奈川に自然を求めて訪れています。神奈川県には国立公園が1つ、国定公園が1つ、そして県立自然公園が4つあるので、自然も豊富です。
外国人観光客消費単価は2万7403円です。中国からの観光客が圧倒的に多いことも印象的です。
神奈川県は交通の便がよく、自動車、電車、飛行機、高速バスなどで直接、あるいは乗り継いで行くことが可能です。
もし都内経由で行くのだとすれば、電車を利用すればアッという間に神奈川県に入ってしまいます。
なので、神奈川に住んで都内に働きに行かれる方もいますし、その逆に都内に住んで神奈川に働きに行く方も大勢いらっしゃいます。そのくらい近い距離感ということになります。中心都市は新幹線も利用できるので、県外にも行きやすく安心です。
神奈川県は横浜市や川崎市などの臨海部に工場が多く、盛んです。
キャベツや大根などの生産量も全国上位で、ワインに関しては全国一の生産量を誇ります。また横浜港など港があることから貿易も盛んですし、鎌倉、横浜、箱根、湘南など観光地が多いことから観光業も賑わっています。魅力的な観光スポットに加え、山も海も温泉もあるというところから産業の豊富さが生まれているのではないでしょうか。
神奈川県の大企業は572社で、関東で東京に続いて2番目に多い数字です。有名企業として挙げられるのは、まずは「日産自動車株式会社」ではないでしょうか。日産の本社が神奈川にあるということを知らない方ももしかしたら少なくないのかもしれませんが、日産の本社は神奈川にあります。
その他には「株式会社JVCケンウッド」。ケンウッドといえば、スピーカーやヘッドホンなど音響関係の商品で有名です。家電量販店の音響グッズのコーナーなどに行けば、ケンウッドの商品を見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大企業も多いですが、創業100年を超える老舗企業数も762社存在します。
例えば、神奈川県といえば有名な箱根温泉がありますが、100年以上の歴史を持つ老舗旅館なども存在します。「箱根湯本温泉 萬翠楼 福住」は、2018年の今年創業393年と、あと7年で創業400年をを迎える箱根の老舗旅館です。平成14年には営業する旅館として初めて国の重要文化財に指定されるほどです。
神奈川県の起業家数は11万7500人で、関東では東京都に続いて二番目に起業家の多い県です。人口も多く、年配の方もアクティブな方が多い印象の神奈川県ですが、それを裏付けるかのように神奈川県の創業・ベンチャー支援ではシニア起業への取り組みに力を入れています。
例えば、神奈川県では「かながわシニア起業家ビジネスグランプリ」というイベントを開催しています。
このイベントでは、ベンチャー部門(概ね55歳以上で、起業から10年未満かつ本県内を拠点に活動しているシニア起業家、個人事業主、法人のいずれも応募可能)と、プラン部門(概ね55歳以上で、本県内での1年以内の起業を予定している方)の二つの部門から成り立っています。
入賞者には賞金と、アントレサロン(レンタルサロン)の2ヵ月無料券が贈呈されるようです。
これから起業しようと考えている場合、レンタルサロンが2ヵ月無料で借りられることは、起業のスタートとしてかなり良い条件なのではないでしょうか。2ヵ月の間に中長期的な利益を出す目途が立てば、3か月目以降もそのままサロンをオフィスとして利用することができます。
また、このようなグランプリに応募したい人のために事前にブラッシュアップセミナーも開催されているようです。グランプリに応募してみたいとは思っているものの、ビジネスプランやアイデアが固まらなかったり、プレゼン内容をどうしたらよいか分からないというような悩みも、ブラッシュアップセミナーを受講することによって解決することができます。
シニア向けの起業スクールの他には、「かながわ学生ビジネスプランコンテスト」や、起業準備中、スタートアップ向けのイベントやプログラムなど用意されています。シニアから学生まで、全体的に起業を志す人をバックアップする体制が整っていることが伺えます。
神奈川県では、創業支援融資も行っています。最高限度額3500万円まで融資を受けることが可能です。助成金に関する詳しい情報は、神奈川県のHPに掲載されていますので、詳しい情報は、神奈川県の公式サイトにてご覧になってください。
神奈川県は、すべての市町村ではありませんが、市町村ごとに移住・定住支援のサイトや動画、公式サイト内のページで紹介などをしており、市町村ごとにそれぞれの取り組みをしています。神奈川県は移住や別荘地として、鎌倉や葉山、湘南、箱根など人気スポットが多数存在していますから、移住を考えて来られる方も多く、県全体で移住を受け入れる体制ができているのではないでしょうか。
また神奈川県では、都内在住者対象ではありますが、Uターン・Iターン希望者向けに「ちょこっと田舎・かながわライフ支援センター」を有楽町駅前に開設しています。都内在住で神奈川県への移住をお考えの場合には、こちらの支援センターをご活用ください。
その他にも、移住希望者向けのセミナーも開催されています。
エリアごとの紹介動画も掲載されていますので、移住を希望しているエリアや、興味を持っているエリアがあったら、どのような場所なのかイメージが掴みやすいと思います。
神奈川県では、企業誘致施策「セレクト神奈川100」による支援メニューを用意して、企業誘致に取り組んでいます。
PR動画を活用したり、テキスト以外の方法で誘致活動を行っているところも特徴的です。また、神奈川県内には多くの外国企業があり、様々な外国籍の方々が暮らしているようです。そのような背景があり、海外からの企業誘致、海外人材の呼び込みなども取り組んでいます。