滋賀県の起業・独立、IUJターン支援のまとめ

ポイント
  1. 滋賀県の気候、観光・地域資源、交通情報
  2. 滋賀県の主要産業、有名企業
  3. 滋賀県で起業するために役立つ情報

目次 [非表示]

滋賀県の概要

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滋賀県は日本で最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖を要する近畿地方北東部の内陸県で、総面積は4,017.38㎢。現在141万3000人の人が暮らしています。

県のシンボルである琵琶湖は県土の6分の1の面積を占めます。産業用水や近隣の県の飲用水としての枠割りはもちろん、その雄大さと変化に富んだ風景は、「琵琶湖八景」や「近江八景」といわれ、観光名所として多くの人々が訪れています。

滋賀県は四方を他県に囲まれているため海に隣接していませんが、琵琶湖があるために内陸県で唯一漁港を持っています。水運交易が盛んだった中世や近世には若狭湾と上方を繋ぐ中継地として、大津や堅田など内水系の重要港湾が数多く発展しました。

古くから陸上交通の要衝でもあり、「近江を制する者は天下を制す」として度々戦乱の舞台となりました。そのため、歴史ある寺社や戦国時代をはじめとする英傑たちの足跡や歴史情緒が残る町並みなどの国内有数を誇る歴史文化資産が現在も数多く残っています。

また、主要街道が通る近江では、中世より商人の待ちとして発展しており、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三法よしとして知られる「近江商人」は日本三大商人にも数えられ、現代にもその精神は息づいています。

滋賀県の気候

滋賀県の年間平均温度は15.8℃と近畿地方の中ではもっとも低いですが、琵琶湖があるおかげで、他の盆地と比較すると、夏の暑さと冬の寒さは幾分穏やかな傾向にあります。
県内でも北部と南部では大きく異なり、南部では雪は降る頃はあっても、積雪を記録することはほぼありません。

滋賀県の観光・地域資源

一方で、 北部は大部分が特別豪雪地帯や豪雪地帯に指定されており、山間部では1mを超える積雪になることもあります。
中でも旧余呉町は近畿以西唯一にして日本最南端の特別豪雪地帯となっています。


滋賀県は交通の要所として栄えたことから、多数の歴史的建造物が残っており、多くの観光客を集めます。
現存する天守として国宝にしてされている「彦根城」には彦根城博物館や、開国記念館があり、ゆるキャラブームの火付け役ともなったひこにゃんに会えるスポットとして多く人が訪れています。

さらに、1994年に、ユネスコ世界文化遺産にも登録された「比叡山延暦寺」や日本三大弁才天の1つである「厳寺(ほうごんじ)」、カルタの聖地として注目を集めている「近江神宮」など、寺院の数は3215寺で全国4位となっています。

また、京都の祇園祭、高山市の高山祭と並んで日本三大山車祭の一つに数えられる「長浜曳山祭(ながはまひきやままつり)」も2016年にユネスコ無形文化遺産に指定されてるなど、有形・無形ともに多くの文化財を有しており、大きな観光資源となっています。

滋賀県の交通

滋賀県は古くから交通の要所として知られており、現在も新幹線や高速道路を活用した利便性にも優れ、東京・大阪・名古屋からも抜群のアクセスを誇ります。
東京から米原駅まで新幹線だと2時間10分、車を利用した場合にも米原ICまで4時間10分ほどで到着することができます。
さらに大阪からは新幹線で40分、名古屋までは30分と、非常に交通の便が良いことがわかります。

また、県内にはJR東海、JR西日本を始めとする多くの電車が運行しており、県民の足として多くの人が利用しています。

滋賀県の主要産業

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滋賀県は稲作が盛んで、生産された米は「江州米」または「近江米」として知られています。
また、日本茶発祥の地とされ、江戸時代には政所茶が宇治茶と並ぶブランド茶として名を馳せ、現在も生産されています。

琵琶湖では漁業も行われており、アユ・ビワマス・セタシジミなどが水揚げされています。さらに、ブランド牛である「近江牛」は全国的にも有名で湖東地方を中心に生産されています。

現在は西日本有数の工業県として知られており、工業生産品には近世からの伝統産業である日野・甲賀地方の医薬品などが作られています。
また滋賀県内には既述の医薬品を含め主に9つの地場産業が存在しており、県内の産業を支えています。

滋賀県の有名企業・老舗企業

滋賀県の有名企業は液晶用ガラス基板では世界の生産量の20%を供給している「日本電気硝子株式会社」や、ビール・ウイスキー用の麦芽や麦茶などの製造を主とし、アサヒビール株式会社の関連会社である「アサヒビールモルト」や、滋賀県を中心に近畿地方・北陸地方・東海地方で総合スーパーとスーパーマーケットを展開する「平和堂」などがあります。

滋賀県には100年以上経営を続けている老舗が478あり、現在も営業を続けています。
明治30年創業の近江料理の老舗「かね吉」や彦根で200年以上店を構える菓子店「いと重菓舗」などがあります。

滋賀県の起業・独立、起業支援情報


滋賀県では、起業を考えている人、起業間もない人、新事業に挑戦する人に対し、事業の成長を促進させることを目的とした施設として、「ビジネスインキュベーション施設」の提供を行なっています。

ビジネスインキュベーション施設

起業者発掘
ビジネスカフェあきんどひろば
ビジネスカフェで創業・新事業を考えておられる方を発掘します。

起業準備段階
プレ・インキュベーション
創業準備段階の方が、ゼロからスタートし、ビジネスとしてやっていけそうだという段階まで成長を促進させます。


起業・成長段階
メイン・インキュベーション
各施設の入居期間(3~5年)で事業化を促進させます。


ポスト・インキュベーション
滋賀県内に立地していただきやすいように、市町が提供するビジネスインキュベーション施設卒業企業への家賃補助などの支援策があります。

滋賀県のIUJターンなどの移住に関するサポート

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<家賃補助金(彦根市移住促進家賃補助金)>
彦根市では、移住を促進し定住人口の増加を図るため、市外(周辺市町を除く)からの移住者が、市内に賃貸住宅を借りて居住する場合、家賃の一部を補助しています。

<住宅取得費補助金(彦根市移住促進住宅取得費補助金)>
彦根市では、移住を促進し定住人口の増加を図るため、市外(周辺市町を除く)からの移住者が、市内に住宅を取得(新築または購入)して居住する場合、取得費用の一部を補助しています。

また、移住に関する情報は移住ポータルサイト滋賀ぐらしをご覧ください。

滋賀県の企業誘致に関する情報

<「Made in SHIGA」企業立地助成金>
環境・医療・次世代自動車・航空宇宙・産業用ロボット・先進的な電子部品・先進的な素材の生産をメイン事業に考えており、かつ本社、マザー工場機能や研究開発機能の拠点である場合に受けることができる補助金です。
投下固定資産額の5%以内の補助金を受けることができます。
滋賀県HPより

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