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Why型思考によってデキるビジネスマンになれる

ポイント
  1. できる人ほどWhy思考
  2. Why How Whatの関係性を理解すれば仕事ができるようになる
  3. Whyが話せると人を動かすことができる

目次 [非表示]

 

成果を出すビジネスマンほどWHYにこだわる

今の時代は人類が直面したことのないくらい構造が一気に変わるジェットコースターのような時代です。VUCAの時代と言われています。「Volatility(激動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」の頭文字をつなげた言葉です。

これまでの当たり前や、前提、常識がちょっとした時間で変わり全く使い物にならなくなります。このような時代にあって、WHATに注目をしていてはいけません。WHATというのは手段や結果に過ぎないからです。

たとえば、世界を旅しているときにアルゼンチンで、現地のNPOの人にちょっとみてほしい光景があると言われ、旅行者は誰も行かないような山奥にあなたは行ったとします。
そこでは子供たちが靴を履いていませんでした。この地域では靴をはいていないと学校に行けないという決まりになっていました。結果として学校に行けない子供がたくさんいました。日本では考えられないことです。日本では靴がとんでもなく余っているのにな。。。と思うわけです。(そもそも日本では靴がめちゃめちゃ余っているので、このような状況で靴の重要性を感じたことなんてありません。)問題解決する方法は余っている靴をあげたらよいなと思うわけです。日本では無駄になっている靴が山のようにあるわけなので。

実際にこの状況に直面をして起業をしたアメリカ人がいます。
この人はこの問題を解決するために、靴をオンラインで販売しはじめます。
販売する靴はイケてる靴なのは言うまでもありませんが、他と決定的に違うことがあって、それは、1足靴が売れると1足アルゼンチンの子供に靴を届けるというビジネスモデルにしたということです。

この話の中でのWHATは靴を取り扱っているということ靴屋をはじめたということです。
このWHATにさほどの意味はありません。なぜならもっと重要なことがありますよね。
それはアルゼンチンの子供を学校に行けるようにすることです。これが目的になります。つまり何故やっているのか=WHYになるわけです。

Why How Whatの関係性とは

一番重要なことは当たり前ですが、目的です=WHYです。
そのWHYを実現するためにどうやってやるのか=HOWは出てきます。
どのようにやるのかの結果や実際に形になったものがWHATということです。
つまり、WHATというのは目的を達成するためのただの手段にしかないということです。
手段は目的ではないので、手段に固執をしては絶対にいけません。手段は状況とともに変わっていくものです。

手段をそのときどき最適なものに変えることができるかということは成果を出すにあたってとても重要なことです。最初に一番よいと思った手段で試すものの、うまくいかないことがたくさんあります。そこでPDCAサイクルの出番となるわけです。累積回転数がとにかく重要だったわけです。

 

What思考のビジネスマンの大失敗

起業を考えている人からの質問でよくいただくものに何の業界や何の事業で起業をするのがよいですか?というものがあります。もちろん聞きたい気持ちはわかりますし、一般論マーケットとしてどこが伸びるのか、どこの問題が全然解決されていないのか、単純に僕がどのように考えているのかを知りたいということなんだと思いますが、何をするかということは全ては何故である目的に繋がっています。

目的と手段の一致があることがとても良い状態ですし、目的がなく何だけを選んでも意味がありません。結局は続きませんし、薄っぺらいものになってしまいます。

続くのはやはりやるべき動機や想いが強いかどうかということがあります。
先ほどのアルゼンチンの子供話でいえば、その光景を見てしまって、自分がやらないで後は誰がやるのか、きっと誰もいないのではと大変強い当事者意識を持ったわけです。

何の仕事をしたいのかというのも、職業で選ぶと本質を見誤ってしまいます。
またこの時代にあって手段というのは本当にどんどん変わっていきます。つまりWHATに固執してしまうと時代に取り残されてしまうということです。

 

TOYOTAですらWhatを変えた

日本で一番大きく、儲かっているTOYOTAですら、自動車をつくって売る会社というWHATから、モビリティーカンパニーになると大きくWHATを変えたわけです。これは時代の変化によってマーケットの中で自動車自体に昔ほどの重きがなくなったことを意味します。

これを個人に置き換えて是非考えてみてください。
WHATに固執する発想、WHATから考える発想というのは絶対にやめなくてはいけません。WHATはたくさんある目的達成の1つの手段・解決策にすぎません。WHATから入ってしまうと、視野狭窄、自ら出口の制限を決めてしまうことになってしまいます。

 

Whyを5回繰り返すと真理にたどり着く

常に目的思考であるべきです。
徹底的に目的を考えて、目的からの逆算ができなくてはいけません。

これもTOYOTAで有名になりましたが、WHYを5回繰り返すと真理にたどり着くというものです。

「何故そうなのか?」
「本当にそうなのか?ということを繰り返しいくわけです。
本当にそうなのか、本当にそれでよいのか、もっとよいやり方があるのではないか
WHYを繰り返すことを癖にしましょう。どんどん目的思考になっていきます。
どんどん目的からアイデアが生まれるようになっていきます。

常に何のためにやっていたのかという目的を問い、目的を強くすることをしていきましょう。目的が強いと行動が間違いなく強くなります。みるべきは、やっていること、見えていることでなく、その背後にある目的です。


ただ、ここでもタイミングによってバランスをとることが求められます。

Whatへの情熱は経験から育つという重要な話

目的の大切さはわかるのですが、そんな難しいことや、目的が明確で何故やるべきなのかということをそんな崇高に考えることは全然できません、なかなか当時者意識がわきません、あれもこれも気になってしまいます、どうしたらいいですか?ということも逆説的に良く聞かれます。

確かに僕も今ではこんな偉そうに、偉そうなことを書いていますが、自分のやるべきことややりたいことを決めることができないでいつも迷っていたというのが実際です。
その根本的な理由というのは、自分のやりたいこと=人生のミッションのようなものが全くわかっていなかったためです。今でもそういうことだってもちろんあります。これは間違いなく現実的によくある話で、とても重要なポイントです。

自分の使命ややるべきことというのは、
経験がたくさんある場合とそうでない場合でクリアさや対象が変わっていきます。
変わっていくというのは、そもそもAからBに変わることもそうですし、Aがよりどんどんクリアになったり明確になるということも含めてです。

当たり前ですが、1つの仕事しかしたことがない場合と、10個の仕事をしたことのある場合では自分の好きなことや嫌いなことはよりクリアに分かるようになります。

つまりWHYというのは、現実的なWHATの経験から育っていくということが言われています。

WHYは間違いなく最大に大切にしなければいけません。
ただWHYの性質として経験から育つものだということも合わせて覚えておいてください。

自分のWHYがわからないというときにWHYにこだわりすぎると、自分の興味や使命がわからないことから、動きが遅くなったり、動きが取れなくなってしまうということがあります。そのためここでもバランスがとても大切になります。

WHYを最大に大切にしつつWHATを考えるものの、はじめたWHAT、絶対にやらなくてはいけないWHATであれば同じ時間を使うのであれば常に全力でやるということを通じて、やっている中で、色々な気づき(好きや嫌い)、問題意識を大切にするべきです。好きなら好きでよいですし、嫌いな場合には、何が嫌いなのかということを学ぶことで、次の選択に生かせばよいわけです。WHYをWHATという経験を積み上げていく中でクリアにしていくということをやっていると理解をするとよいです。

「スタンフォード大学、夢をかなえる集中講義」という本の中でこのように紹介されています。

「情熱を傾けられるものを見つけようと、内へ内へとこもる人たちによく出会いますが、彼らには見落としていることがあります。行動してはじめて情熱が生まれるのであって、情熱があるから行動するわけではないということです。情熱ははじめからあるものでなく、経験から育っていくものです。

 

Whyを話せないと人を動かせない

WHYの力というのは本当にすごい力です。
次の3人がいたときにどう思いますか?
全員同じ会社設立を支援している専門家だとします。
3人とも実際にやっていることという意味では同じ仕事をしています。

その3人にあなたの仕事は何ですか?と聞きました。

1人目はこのように答えました。
「自分の仕事は、会社設立のための書類作成をしています。」
 
2人目はこのように答えました。
「自分の仕事は、新しい会社を設立しています。お客さんの会社が無事にできたら嬉しいです。」
 
3人目はこのように答えました。
「自分の仕事は、新しい世の中を創ることです。自分のお客さんからTOYOTAやSONYのような会社が生まれるためにどうしたらよいのか考え、お客さんの目的達成のために自分を変え続けています。」

今のあなたはどの人でしょうか?
またあなたがお客さんだったとしたらどの人に仕事をお願いしたいですか?
さらに、どの人と一緒に事業提携をしたいと思いますか?

あなたがどの人か、どの人と一緒にやるかということで、全く違った結果が生まれることは想像に難くないですよね?

今この瞬間やっていること=WHATを、どのように捉えているのか、時間軸でみたときにそのWHATをどこに位置付けているのかとても重要になります。

また、脳の研究に、WHATを話しても人の脳波は動かないものの(反応しない)、WHYを話すと脳波は動くというものがあります。つまり人のことを色々な意味で動かそうと思うと、あなたがWHYを話せないといけないということです。多くの人は、WHATやHOWばかり話します。是非WHYを意識しましょう。
 

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應大学法学部卒業。
23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「売上アップ」「組織づくり」に携わる。
中小、ベンチャー企業、独立希望者が、 早く、強く、大きく成長できる
01クラウドシリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「自分の力で稼ぐ力を身につける本」
元LINE社長の森川亮氏推薦の「起業家のためのマーケティングバイブル」など著書6冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。