仕事ができる人のコミュニケーションと気遣いのノウハウ

ポイント
  1. できる人のコミュニケーションには特徴がある
  2. 人に好かれることが最も大切
  3. 人に好かれる気遣いやコミュニケ―ションの具体事例

目次 [非表示]

ここでは仕事ができる人、成果を出す人が意識している、
コミュニケーションや、気遣い、気の利くポイントについてわかりやすくご説明します。

コミュニケーションにおいて具体的、簡単、短くを意識

コミュニケーションの基本として
具体的に、簡単そうに、短くをとにかく意識しましょう。
仕事ができる人、成果を出す人がとても大切にしているポイントになります。

具体的とは

具体的というのは、数字やわかりやすい実際の事例、1枚の表にする、グラフにするなど色々な方法があると思います。とにかく自分の話がいつも具体的かということを問いましょう。

簡単そうとは

簡単そうというのは、話を聞いている側がなんとなくあなたの話は難しいと思ってしまうと、話をほとんど聞かなくなってしまいます。

難しい話→自分には理解できない→聞かないという流れです。
そのため、常に簡単を意識しましょう。話を簡単にする、わかりやすくする、シンプルにするということです。これは話す順番や理解しやすいフレームワーク(結論から言うとか、理由は3つ以内にするとか)を取り入れることや、使う言葉そのもの、たとえ話などを調整することでよくなっていきます。

短くとは

短くというのは、話が長くなりすぎないようにということです。端的に伝えること、グダグダと意味のない話をしないということです。

何を話すかでなく、どうやったら好かれるかを考える

コミュニケーションとは、相手との関係性そのものと言えます。
ただの話し方がうまいとか、聞き上手とかそれだけの話ではありません。
目に見えること、見えないこと、とても広い範囲でコミュニケ―ションはあります。

たとえば、トイレに行きたくて仕方なさすぎる状況の人に、相手がそのような状況であることに気付かずに、自分の一生懸命考えてきた事業プレゼンをしている人がいたとしたらどのように思いますか?

結果はうまくいくことはなかなかないでしょう。
実はこのように話の内容や話し方の問題が原因でなく失敗していることが色々な局面であります。ただ本人は相手がトイレにどうしても行きたくて話が全く入ってこなかったことにもちろん気がついていませんので、ダメだった理由として、自分の話す内容や話し方がよくなかったのではと思ってしまうのです。

コミュニケーションは相手への気遣いそのもの

このように、できない人が大きく誤解している真実があります。
話す内容や話し方ではなく、そもそも、相手に好かれるということに優先順位がないということが原因のことがあります。

人がすべて相手の場合には、話す内容や話し方ということももちろん重要なこととしつつも、「相手にどうやったら好かれるか」を常に最優先に考えましょう。

「相手にどうやったら好かれるか」を意識して失敗することはありません。
もちろん、ここで言っているのは媚びへつらうなどということを言っているわけではありません。相手に応じてどうやったら好かれるかは異なりますが、それを伺いつつ、好かれるように段取りしていくことが大切です。

そもそも、相手の人にこの人は良い人だなと思われることができれば、
多少プレゼンが下手でも、内容が不足していてもチャンスは十分にあります。

ただ、相手に好かれずして、プレゼンがうまいからとか内容が良いからで選ばれることは
実は少ないです。人には必ず感情があります。多くの人は感情を優先します。そのため良い悪いは置いておいて、感情での判断が中心となります。

相手と自分の関係を構成する要素には色々なものがありますが、話す内容や話し方というのは構成要素の一部にすぎません。これが全てであると思ってしまっては絶対にうまくいきません。とても目線が狭いです。

そもそもの目的が相手がYESと言うことであれば、
自分が用意してきた話をしなくても、YESという結果になればよいわけです。

このことを是非わかっておいてください。

常に相手を見て、相手の目線で見ると今は何をすべきか、自分はどう立ち振る舞うべきか、気にしても気にすぎることはありません。

 

できる人は常にホウレンソウをしている

人との関係においては見えている部分を大切しがちですが、もう1つ必ず大切にしなければいけないことがあります。それは、今のみえている部分が何故生まれたのか、その因果関係をさかのぼるということです。

今、目の前のとても大切な人とのアポイントが過去のイベントで知り合って今に至るということでれば、そのイベント主催者の方が知り合いであれば、あえて今回のお礼をしたり、またイベントに参加をしてみるということです。

また、そのイベントの主催者はそもそもどういう経緯で知り合ったのかと考えてみると、Bさんが紹介してくれたかもしれません。そうしたらBさんにも感謝をするのです。

必ず今の良い出来事には誰かの因果関係のおかげでそうなっています。
その人などに対して感謝の気持ちを必ず形にしましょう。

このように因果関係をたどっていき、お礼をしていくことで、人との関係がどんどん強化されていきます。なかなかご連絡しなくなってしまったような人ともやりとりが復活することがしばしばあります。仕事ができる人のコミュニケーション、気遣いは人との繋がりをとにかく大切にします。会った人との関係を強めようとします。

人との関係の質を高めることで成果は増えていく

あなたの残りの時間の中であと何名の人と新しくそもそもお会いするのかということと、
2回目、3回目と連続で会う人というのは何名いるのかというと格段に減っていきますよね。世の中の人に全員会うことはできません。そのように考えると、より今やこれからを良くしていこうと思うと、既に会ったことのある人との関係や、これから会う数少ない人との関係の質を上げていくことが何よりも効率的であり、一番大切なのではないかと気がつきます。たくさんの人に会うことも大切ですが、必ず会った人との質を高めていくことも大切にしましょう。

お金を借りたあとに圧倒的な進捗報告ができているか

起業をしたあとに、金融機関から融資を受ける人(お金を借りる人)はたくさんいます。これはもちろん悪い意味では全くなく事業にはお金が必要ですし、融資を受けて事業を伸ばすわけです。

ただ、金融機関から融資を受けたあとの対応が悪い社長が10人いたら9人以上います。
融資を受ける前というのは、融資が受けられないと非常に困るわけなので、金融機関に足繁く通うわけです。スピーディーにできる限りの想像をして、必要物などを用意をし、担当者の人と関係をつくろうとします。

しかし、融資がいざ実行されるとどうなるかというと、担当者などに全く連絡をしなくなるわけです。もちろん決まった金額と金利を毎月支払うという最低限のことはしているわけですが。担当者ももちろん多数の融資先や業務を抱えていますので、小規模の事業者であればこのような対応が普通だと思っているので何とも思っていないと思います。

ただこれではいけません。なぜならば、融資というのは1度受けて終わりというものでは基本的にありません。追加で融資を借りる可能性も高いですし、そもそも追加融資に限った話でなく、相手に信頼をされるということをビジネスにおいては最優先として動くべきだからです。

そうした場合には、どのように動くことが理想でしょうか。

毎月会社の試算表を担当者の方にお送りします。
それもただ試算表を送るのでなく、年間計画を合わせてその進捗という文脈もいれます。わかりやすい解説も入れます。基本的にはお電話で少し報告をする程度ですが。
期末や新しい期のタイミングでは1年間の事業計画を金融機関の方にお越しいただきご説明をするようにします。

このようなことを欠かさずにやっています。これは普通に考えたらわかることですが、
逆の立場であなたが融資をした担当者だとしたらどちらの方が印象はじめ、信頼できますか?

お金を借りる前にはものすごい連絡が来ていたものの、お金を貸した後にはパタッと連絡がなくなったと人と、お金を借りる前も、後も、相手の目線に立って必要な報告などを頻度よくしている人です。

当たり前ですが後者のほうがいいですよね。

これはお金の貸し借りだけの文脈ではありません。常に相手からどのようにみえるのか、相手に好かれる、相手に信頼されるという目線で自分がどのように動くのかを決めるべきです。もっと相手の目線に立ったらどうだろう、今の動き方でよいのだろうかなど見直して、どんどん改善しましょう。

 

人からご紹介などしていただいた後のホウレンソウが差を分ける


これは人をご紹介してもらったあとの対応の話です。
人をご紹介していただく前は何とかキーマンである〇〇さんをご紹介いただこうと、
繋がりのある人に対して積極的にコミュニケーションを取るわけですが、いざご紹介をいただくと、その後、〇〇さんとどのような話になっているのかなどの進捗を報告しない人ばかりです。最悪なのは、紹介をした人が、進捗を知らずに、〇〇さんとたまたま会ったときなどに、色々な進捗を聞くなどというケースです。

僕が誰かをご紹介いただいた場合には、
必ず紹介くださった方に進捗を見えるように共有しています。

フェイスブックのメッセンジャーなどでお繋ぎいただき、一度お会いしてみてくださいとなった場合や、一度直接ご紹介いただいたあとで、改めて1人でお時間をいただき後日お会いする場合など、どのケースであっても、ご紹介をしてくださった方に、〇〇さんと来週〇日にお会いすることになっています、その際に△△の話をしようと思っていますなどと報告を入れます。

訪問が終わった後などには、当たり前にすぐどのような結果になったのかを紹介くださった方に報告します。これをずっと繰り返します。さらにこのご紹介くださった方と具体的に何かの取り組みや仕事になった場合には、すかさず、紹介くださった方に改めてのお礼をその時に最適なものを考えてさせていただくということをしています。すると紹介してくださった方もとても喜んでくださいますし、またどんどん新しい方をご紹介くださいます。これは是非ルールだと思ってやるようにしてください。

 

お土産を社長でなく社長のご家族や従業員に買っていく

相手の方が本当に完璧で自分からすると何も貢献ができないという場合がたまにあります。
一方的にいつも何かをしてもらってしまっているとします。
感謝を言葉では当たり前に伝えていますし、先方は本当にできあがったような方ですので、見返りなんて求めていないと思いますが、それでも何かできることはないかということをもちろん考えます。

このような状況で、僕が結構使う方法ですが、社長自身でなく、社長の会社の従業員の方や、ご家族にフォーカスを当てることをよくします。

社長に対してダイレクトにお役に立てないのであれば、
社長が大切にしている人のお力になるということです。
目線をずらします。
結果として、社長に喜んでもらおうということです。


実際に本当によくお世話になっている社長に何かできないかと追い込まれたときに、アポイントがあり会社に伺う機会がありました。何かできないか何かできないかと考えて、その社長の会社がIT企業でしたので、働いている方々はエンジニアやデザイナーが多いということで、頭をひたすら使うのと目が疲れているのではと思い、甘いもので目によいものという観点で50人分のお土産を買っていきました。

社長自身がよくお土産をいただくことはあるわけですが、メンバー目線でお土産を持ってきてくれた人はあまりいないということで大変喜んでいただきました。

また、別の社長も同様で、社長個人に大変お世話になっているものの、何もお返しができていませんでした。ただ社長とお会いする度によくお姉さんが事業をはじめようとしていると話を聞いていました。社長は当たり前に忙しいのでお姉さんの事業の立ち上げの手伝いができません。そのためお姉さんの事業の立ち上げ時の泥臭いお手伝いを率先して買って出るわけです。お姉さんとの関係がどんどん強化され、社長とのコミュニケーションも自然に増えて、よくやってくれているなということで一層可愛がっていただくことができます。社長がダメな場合に、そのご家族周りや、可愛がっている方などのお役に立てないか?という視点を是非持つようにしてください。ものすごく効果的な視点だと思います。

絶対によくないことは、いつもありがとうございますなどと言葉だけで感謝を伝えることです。感謝は言葉だけでなく実際に何か形にすることを絶対のルールとしましょう。
感覚的に誰かにしてもらっていることが増えすぎるとそれは負債だと思うとよいです。
必ずどこかで利子という名のマイナスなことが起きます。1個誰かにしてもらったら、してもらった人に1つ以上、他の人に1つ何かをするということをルール化してみてください。

 

常にザイオンス効果、接触回数を意識している

ザイオンス効果というものを知っていますか?
「同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる」効果のことです。人が仲良くなるためには一緒に過ごした時間でなく、接触回数のほうが大切と言われています。このことをしっかりと現実世界のアクションに落とし込みましょう。

僕はこの人とは絶対に仲良くなりたいと思った場合、反射的に重要にしていることが、まさにザイオンス効果です。次に会うまでのスピードを最速にするということと、会う頻度をそもそも確保できるように段取りをしていくことをします。

初めてお会いしたタイミングでの一番のミッションは、次にお会いする機会をいかに自然に早いタイミングでいただくかです。次にお会いする機会(日程調整まで)をいただくことができれば、初回のミーティングやお会いしたことのゴールは達していてそれで100点だと思っています。そこで終わっても構いません。

そのまま一気に話を展開させていくということも相手方の性格などに応じてもちろんありますが、相互盛り上がりすぎて感情的になっていることもあったりしますので、わざと今日はこのあたりでということで打ち切りにして、頭を冷やすという期間を設けて、次回で話を一気に詰めるという段取りをします。なぜなら、ザイオンス効果的にお会いする頻度を増やすことで本当に仲良くなるからです。

本当にちょっとでもよいのでよく顔を合わせるということが実は大切になります。
1回を長くという考え方もありますが、頻度と会う総数を是非重視してください。
テンポ、リズムよくお会いすることが相手との関係を間違いなく強くします。

 

丁寧なコミュニケ―ションをしつつ懐に入る

そもそもコミュニケーションの目的は、相手方に信頼をされることや、仲良くなることです。(仲良くというのは友達というニュアンスでなく、フランクな関係でありつつも、信頼されているということです。)
そのためのコミュニケ―ションの仕方として意識すべきことが大きく2つあると思っています。

当たり前とされる礼儀などの徹底

いわゆる本当に基本とされているような、結果として、失礼にあたることをしないというようなコミュニケーションです。これは当たり前です。全体の中で、相手との関係の中で、自分がどのように立ち振る舞うべきかという細部のコミュニケーション、動作の徹底から、スピード感、清潔感、知性を感じさせるまで色々なことを含んでいます。基本なのですが基本ほど奥深すぎるのでとても難しいのですが、こちらの当たり前とされる礼儀ということができると「しっかりとしているな」と思われます。

またできないと、こちらは減点方式のようなイメージを持っていただくとよいので、少しマイナスになってしまっているということです。基本的には相手の人への尊敬があれば大事故にはなりませんが、細かい部分での動作やスピードという意味では経験も大切になりますので、様々な舞台に出ていくこと、様々な人と付き合ったり、お店にいったりということでうまくなっていきます。

相手の懐に飛び込むコミュニケーション

こちらがとても重要になるのですが、1対1でのユニークな出来事や秘密などをつくり共有できる関係になるということです。相手の懐に飛び込むということです。

これはコミュニケーションという手段という以上に、
人と人との関係の結果としてのゴールのようなものといってもいいかもしれません。
この状態まで高めることができると人との関係としてはゴールかもしれません。

コミュニケーションをどこまでの幅で定義するかですが、懐に飛び込むコミュニケーションというのは、相手に失礼にならないようにということはもちろんなのですが、相手が嫌いでなく実は言っていない、言いにくいけど好きなことなどを見つけ出し、相互や全体の関係の中で塩梅を見極めながら、色々なお誘いや質問をしていくわけです。

僕がよくやっていることですが、独身の社長に対して女性をご紹介することだったり、
一緒に海外や地方出張などをつくり泊る経験をすることだったり、その人がプライベートでとても大切にしていることをしている時間を共有していただくことや、自宅やご家族をご紹介いただくなどと言ったことがあります。

当たり障りのないコミュニケーションができることは当たり前としても、それだけでは大勢の1人で終わってしまいます。成果を生み出すためには、最終的には圧倒的に強い強固な関係を築かなければいけません。そのような前提の中で、相手の懐に踏み込むという攻撃的な側面(当たり障りのないコミュニケーションを守備とするならば)のコミュニケーションが取れることが大切だと思っています。

攻撃的なコミュニケーションができる人は本当に成果に直結している人です。こんなこと言ったら、聞いたら、ダメなのではと思ってしまい、踏み込めないことが多々あります。それに終始してしまうと相手からみたときに印象に残りません。

もちろん自分が攻撃をするポジションでなく、他に攻撃をしてくれる人がいるのであれば良いですが、あなた自身の成長という意味ではあなたが攻撃もしなくてはいけません。
攻撃的なコミュニケーションというのは定量化することはできません。相手とあなたの相性が何よりもものを言いますし、タイミングがとても重要になります。

ただ守備的なコミュニケーション(こちらは比較的、ルール化されていたり型があるので体得しやすい)がしっかりとできていれば、攻撃的なコミュニケーションの失敗というのも減ります。

懐に飛び込むというのは、土足で踏み込むという言葉がありますが、悪い意味ではなく、僕はあえてよく土足で踏み込むことだと理解をしそのように意識しています。もちろん失礼にならないことを段取りして、準備しているのですが。
他の人はなかなか言わない、突っ込まないことを意識するべきです。

ただ目立つということからそのような視点を持っているわけではありません。
本来的に相手の懐にうまく入ること=信頼される、仲良くなることができないといけないわけです。そのような状態をつくるためには、一見するすると聞きにくいものの、実はそうでないものなどを見つけられるか、質問を通じて探りながら、距離を詰めていくのです。

また、自分の考えていることや持論をどんなときでも言うということも大切かなと思います。相手に合わせるということをしつつ、自分の考えをしっかりと伝えていることで、相対的に自分の考えを持って、言える人はやはり少ないので、その考えの内容がどうかということもあるにせよ、その考え自体が明らかに見当はずれなどでなければ、しっかりとタイミング、タイミングで言うことで、周りからみると、しっかりとしているとか、意見のある人だと思われます。

 

一番最初に応援するポジションをどんどんつくっている

誰かが何か新しい一歩を踏み出すとなっている場合、無条件に応援をしましょう。
条件反射みたいなものにできるととても良いです。応援するというのは、ただ頑張ってくださいでなく、実際の形が伴うことが大切です。

僕が起業をしてから本当に一番難しかったことが1人目のお客さんに来てもらうまでに、6カ月以上かかったということです。起業2年目にも、大きなイベントをやることになって100名上集めなければいけなかったのですが、お客さんも、友人もたくさんいるので簡単だと思っていました。でも実際には、本当に全く人が集まらず開催自体をキャンセルするか迷うような状況が続きました。

最終的には100名は集まらず、ただ70名程度集まったので何とか形になりました。このイベントのある意味、失敗の際にメンターに言われたことと、社内を振り返っての気づきとして、「今まで自分達は誰かが本当に困ったときに協力したことがあったか」ということでした。

誰かが新しいことをはじめたときや、店舗を出したとき、イベントをやるとき、パーティーをやるときなんでもそうです。僕は間違いない協力したことはありませんでした。2年目のイベントの失敗は簡単にいえば自分のやってきたことの結果だったわけです。このとき以来、誰かの挑戦やチャレンジは無条件に応援すべきだということを自分の中で最大やっていこうと思うようになりました。

人が何かをやるときというのは、本当に不安でいっぱいです。良いものだと思っていても実際に売れるまでは本当に不安でいっぱいです。僕もそうでしたし、今でも新しい商品やサービスを出すときは受け入れられるのとても不安です。
そのような中で最初に買ってくれた人、応援してくれたというのは、これまで出してきたどの商品やサービスであっても一生忘れない人になっています。つまりそれだけ有難い存在で、感謝してもしきれないような人だったりします。


お店オープンの日に一番に顔を出したり、一番空いていそうな時間帯に大人数で予約して行ったり、何回か貸切での予約を入れたり、誰かのプレゼント用で購入させていただいたり。そんなことをやっていると泣いて喜んでくださるお客さんも結構います。

このように書くと打算的なニュアンスにもなってしまいますが、誰かの挑戦やチャレンジの最初を応援するということは本当に重要なポジションだと思います。

起業家に限った話ではなく、何か新しい一歩を踏み出そうとしている人や、困っている人がいたときにあなたの真価が問われているわけです。
 

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。