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青色申告と白色申告とは
初めての青色申告とは
回答者:河野大佑
2019/02/18 18:04:41
青色申告とは帳簿を揃えて正確な記帳を行う場合に、税務上の優遇措置を受けることが認められている制度です。
法人の場合、会社法の義務を守るのであれば、この帳簿要件を満たすこととなりますので、世の中の会社のほとんどが青色申告を行っています。
この青色申告を行うためには、通常、会社であれば設立から3か月以内または設立事業年度末までに申請書を提出する必要があります。
個人事業主だと2月以内に申請する必要があります。 青色申告を採用するメリットはいくつかありますが、代表的なものは欠損金の繰越控除という制度になるでしょう。 これは前期以前に生じた赤字を黒字とぶつけることができる制度です。
法人税は、通常1年間で出た利益に対して税金がかかり、前期以前に生じた赤字と黒字をぶつけることができません。 ただし、青色申告を行えば、例えば設立期に赤字が200万円出たとして、翌年に黒字が200万円が出たとして、その赤字200万円と黒字200万円を相殺することができ、2年目において納付すべき税金が生じないこととなります。 これは、資金繰りにとても影響を与える部分になるので、メリットのある制度になるかと思います。
青色申告を行うデメリットはこれといってなく、ほとんどの会社は青色申告を採用しています。