愛媛県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識

ポイント
  1. 愛媛県の気候、観光・地域資源、交通情報
  2. 愛媛県の主要産業、有名企業
  3. 愛媛県で起業するために役立つ情報

目次 [非表示]

愛媛県の概要

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四国の北西部に位置する愛媛県は、人口135.1万人(2018年10月1日現在)が暮らす、瀬戸内海と宇部海に面する穏やかな気候の土地です。県内には20市町に加え、200もの島々があります。西日本で一番高い標高1982mの石鎚山もあり、愛媛県は海と山、それぞれの豊かな自然に恵まれています。

産業の面では、製紙・造船業など、製造業が占める割合が最も高く、柑橘類、タオル、養殖真鯛、真珠などは日本一生産量を誇ります。

起業面では、日本経済新聞の「あなたの県の「稼ぐ力」は データで探る地域と産業」によると、若年層の起業者率が3.4%と全国で一番高く、起業への活気が溢れています。起業を目指す人への支援も充実した風土です。移住の面では、生活費が安く、暮らしやすいことに加え、地元民の温かな人柄に惹かれた人々が首都圏などから続々と移住しています。2017年には、前年の2倍以上となる年間1085人が移住しました。温暖な気候の中で田舎暮らしがしたいという人から、根強い人気を集めています。

愛媛県の気候

愛媛県の気候は、瀬戸内海側と宇和海側で大きく異なります。
瀬戸内海側は典型的な瀬戸内海式気候で、降水量が少なく温暖です。

西部の宇和海側は黒潮の影響で温暖ではありますが、台風の影響を受けやすいため、降水量が多いです。冬期になると、季節風の影響で佐田岬半島から宇和島市の法華津峠にかけて降雪が観測されることがあります。地域によっては強風が吹く時期があり、春・秋に愛媛県東部の四国中央市一帯や新居浜市、西条市で見られる南寄りの強風「やまじ風」は有名です。

愛媛県の観光・地域資源

愛媛県の魅力ある観光地を目指し、年間約1287万人が訪れます。県庁所在地の松山市は、正岡子規の古里、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台として知られ、文学のまちとしても親しまれています。日本三古湯の一つに数えられる道後温泉は、日本書紀にも記されました。近年では「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われています。全国でも珍しい無加温・無加水の温泉はアルカリ性単純温泉で、別名「美人の湯」と呼ばれます。

近年では、尾道と今治を結ぶ「しまなみ街道」は、瀬戸内海に浮かぶ島と島を結ぶ59.4kmの自動車道です。自転車歩行者専用道路が併設されているので、自転車や徒歩でも移動できるのが特徴です。海に浮かぶ島々の織りなす絶景を堪能することができます。

愛媛県の交通

愛媛県へは、日本の主要都市からの航空便利用が便利です。東京、大阪、名古屋、福岡、鹿児島、沖縄から松山空港にアクセスできます。国際線はソウル、上海便があります。鉄道の場合は、岡山駅で特急しおかぜに乗り換え、松山駅を目指します。ほかに、高速バス、フェリーもあり、国内の主要都市まで出ればアクセスしやすい環境が整っています。

県内の移動は、JR四国や伊予鉄道が利用できます。ほかにレンタカーで移動する方法もおすすめです。各都市からの詳しいアクセスや県内の移動情報はこちらをご覧ください。

愛媛県の主要産業

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2016年の県内総生産は4兆9155億2600万円で、前年比4%の増でした。
県内の就業者数は、製造業が最も多く、次いで卸売業、小売業、医療、福祉と続きます。四国中央市の製紙業を中心に、タオル製造、造船業など、が産業の中心です。一次産業は、柑橘類と養殖漁業が盛んに行われ、特に「いよかん」は生産量日本一を誇ります。宇和海でのタイの養殖は、生産量日本一です。

愛媛県の有名企業・老舗企業

愛媛県の総事業所数は、2016年現在で65万225事業所(出典:平成28年経済サンセス)です。有力企業は、紙おむつなどアジアシェア1位を誇る「ユニ・チャーム」、エリエールで知られる大手製紙メーカー「大王製紙」、大手農業機械メーカーの「井関農機」、調味料製造・販売企業の「日本食研ホールディングス」などです。

愛媛県の起業・独立、起業支援情報

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平成27年の国政調査によると、愛媛県内の労働人口は約67万人でした。平成29年就業構造基本調査によると、愛媛県内の収入を得ることを目的に働いている有業者67万9200人のうち、5万400人が自営業もしくは会社役員などの起業家です。
有業者のうち、約7.4%が起業家です。

起業支援団体

愛媛県内には、起業・創業を目指す人を支援する団体が相談窓口を設け、各種専門家による案内を行っています。愛媛県内では公益財団法人えひめ産業振興財団、未・来(ミラクル)Jobまつやまなど、また東京では創業クリエーターが起業・創業支援を行っています。詳しくは各相談先のHPをご覧ください。

融資・補助金

新規で事業を創出しようとする人に対し、「新事業創出支援資金」という融資制度があります。対象となるのは、県内在住者で、中小企業者として創業を目指す人です。最大で3500万円の融資を受けることが可能です。

また、公益財団法人えひめ産業振興財団による「チャレンジ企業支援資金」という制度もあります。それぞれの応募条件など、詳細は下記のURLで確認してください。

これ以外にも、各市町村や金融機関による助成制度もあるので、詳しくは各団体のHPでご確認ください。

女性起業支援

帝国データバンクの「四国地区 女性登用に対する企業の意識調査(2018 年)」によると、愛媛県の女性管理職の平均割合は11.4%で、四国トップです。土地柄として、女性が働く環境が整っています。公益財団法人えひめ産業振興財団が開く創業を目指す女性を対象にした「女性創業サロン」では、創業までの流れの説明から悩みの相談まで受け付けています。

四国地域の女性起業家支援を目指す「花、ひらくプロジェクト」は、愛媛に運営団体があります。さまざまな団体と創業を目指す人をつなぐ活動を展開しているので、相談先がわからない場合は、こちらに問い合わせみるものいいでしょう。

セミナー

愛媛県では、起業を考えている人に向けた「えひめベンチャー起業塾」を開講しています。ほかに「愛媛から、はじめる」をスローガンに、世界に通用するビジネスを生み出す「愛媛グローカル・フロンティア・プログラム」(通称EGFプログラム)も始まっています。セミナーやイベントの情報は、公益財団法人えひめ産業振興財団のイベントページでご確認ください。
 

愛媛県のIUJターンなどの移住に関するサポート

助成金

愛媛県への移住をした人に向けた様々な助成金が用意されています。例えば松山市では、定住・就業・医療・子育て支援など多種多様です。詳しくはe移住ネットで気になる市町を選択の上、各ページ内支援制度の項目をご確認ください。

子育て

愛媛県では、「子育てにやさしい環境づくり」を推し進めています。ポータルサイト「きらきらナビ子育て」を設け、子育てに関する便利な情報を紹介しています。行政サービスから、子育ての疑問お悩みまで、様々な情報が詰まっています。

移住体験事業

愛媛県の移住情報は、e移住ネットのイベントページで確認できます。空き家活用に関するイベントや、一週間無料で移住体験が出来るえひめ暮らし魅力体感ツアーなど充実した事業が揃っています。

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