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フランチャイズ経営。他店舗から一つ抜ける出店戦略

ポイント
  1. フランチャイズの出店戦略を知ることで、頭一つ抜けた業績を上げる
  2. どうやって出店戦略を考えるのか、その基本を知ることができる
  3. 失敗してしまった先駆者の例を見て、失敗しない経営が分かる

目次 [非表示]

フランチャイズ経営をしていると、同じエリア内に同業加盟店がいたということはないでしょうか。
例えばコンビニでは、1ブロック先に同じフランチャイズ加盟店が出店している場合があります。
本当に儲かるのでしょうか。今回はフランチャイズ経営。他店舗から一つ抜ける出店戦略を考えていきたいと思います。

出店戦略の重要性とは

みなさんがフランチャイズ経営を始める際、フランチャイズ本部がサービスとして、出店戦略を考え、出店場所を用意する場合がほとんどです。しかしながら、自分で出店場所を自分で決めなければいけない場合もあります。また、フランチャイズ本部が用意する出店場所が本当に儲かるのかオーナー自身でもチェックは必要です。

そもそも、出店場所はそんなに大事なのでしょうか。

某大型店舗の出店場所を考える専属の関連会社を設立している企業があります。その会社では、出店する時に商圏範囲を考え、その地域の人口・年齢層のデータ収集をしたり、競合他社の調査を行っています。そんな出店のために準備なんて、大型店舗の話で私たち商店は関係ない!と思っている方もいるでしょう。

実は出店戦略がとても大事なのです。

例えば、ラーメン店を経営する店主が自分の家から通いやすいのがいいと住宅地の真ん中に出店したとします。
これは儲かるのでしょうか。

答えはNOです。

住宅地の昼間は主婦が多い地域にラーメンを出しても儲かるのでしょうか。
そもそもラーメンはお昼ご飯に短時間で食べてしまいたいお客様や、飲み会の後に小腹を満たすために食べるのが一般的。
住宅地の真ん中でこのニーズに対応するお客様はいないでしょう。

それならば、オフィス街や、駅前など、対象の顧客がいる場所に出店する方がいいですよね。

また、顧客分析して、ターゲットの多い駅前にラーメン店を出店したが予測していたよりも儲からないということはないでしょうか。
駅前にどの程度競合になる飲食店があるか分析も必要です。駅前に、ラーメン店が10店舗もあれば、その時点で取捨選択されますし、
なおかつ、うどん・そば等ほかの選択肢も多くある地域は激戦区でしょう。

つまり、大型店舗でも、小規模の店舗であっても、出店戦略は収益に直結してくるのです。

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フランチャイズ経営を始めるためのステップ~開店準備編~

出店場所の失敗談

Aさんはコーヒーショップを経営するため、フランチャイズ本部から、出店場所の提案を受け、特段調べもせずにフランチャイズ契約を結びました。
フランチャイズ契約は5年間、また出店にあたって金融機関の借り入れをし、店内改装費用を捻出しました。
当初の予定では、3年黒字で収益予測を立てていました。

出店場所は大学の近所であり、大学生の通学路。当初売れ行きはよく安心していましたが、夏になり客足が遠のきました。
夏・冬は大学の長期休暇が入るため、販売数が減少するのです。近所は、高齢者が多く、住民がコーヒーを飲みに来る可能性はとても低いということに気が付きました。
実はこの店舗は、同じような理由で前任者が立ち退いた店舗の居ぬきだったのです。
ですが、金融機関の借り入れと契約期間があるためすぐに辞めることができません。

このように、出店場所を安易に決めてしまうと途中で場所を変えたり辞めることが難しいのです。

Aさんは一体どうしたらよかったのでしょうか。
実際に出店候補地である場所に訪問し、周囲の状況や客足、他店の客層等を確認すべきでした。
この地域では、高齢者向けの昔ながらの喫茶店も多く存在していたのです。
フランチャイズを利用したとしても、運営はオーナー自身です。納得するまで、自分の目で調べることをおススメします。

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全部言っちゃうフランチャイズ経営の失敗や原因

出店戦略をどのように立てればいいのか

では、出店戦略をどのように立てればいいのでしょうか。

販売商品のターゲットの明確化

自社が販売する商品の顧客となりえる層がどこかを具体的に考えます。
例えば、30代から40代のサラリーマンで、食事にあまり時間をかけたくないが外食したいなど、イメージを絞っていきます。ターゲットをより具体化できれば、その層がどこら辺に多いのかを考えることで出店場所も見当がつきます。


立地戦略

商圏を考えます。コンビニだとおよそ3000人が商圏範囲といわれています。
出店場所から半径何キロ(メートル)あたりに居住もしくは通勤している人口・年齢等を分析します。
また地域性も検討します。文化的に自社の商品が好まれない場合もあるためです。

ドミナント戦略

フランチャイズ等、チェーン店舗がある一定の地域に集中的に店舗を出店し、シェアを獲得する戦略です。立地戦略で考えた優位な場所は激戦区が多くなります。コンビニや美容院などは同業者が多い地域に出店していますよね。顧客がその地域に多いため、相乗効果を狙っています。

競合他社分析

同業他社の出店数だけでなく、同業他社のサービス、価格、客層なども調べましょう。
地域によってはこの業態で行ったほうがあっていると気づくこともあります。

フランチャイズのオーナーの多店舗展開を考える

さて、フランチャイズ加盟店の経営がうまくいくと、さらに店舗数を増やすオーナーもいます。

フランチャイズを1店舗だけ所有しているオーナーは、どうしても経営につきっきりになってしまいスタッフに任せることができない方が多いと思います。

もちろん、出店数を増やせば、初期費用(人件費、加盟金等)がついて回ります。

フランチャイズの多店舗展開のポイントとは

1)加盟する業種を検討する

多店舗展開のメリットは、
・他業種参入の場合は、他の業種の売れ行きが悪くなっても別の業種で補填できる
・同業種の店舗展開なら今までの経営ノウハウを生かせる
ことです。安易に今のフランチャイズが慣れているから同じ本部で別の場所に店舗を増やそう!と思わず、
他業種か同業種のどちらが向いているか、加盟する業種をどれにするかを検討する必要があります。

2)黒字倒産しないように資金に気を付ける

店舗数を増やすと、管理が今以上に煩雑になります。そのため、仕入れや売り上げの管理がうまくいかず、気が付いたら、黒字倒産になっていたという例もあるため資金管理を注意して行いましょう。

3)人材の確保

店舗数を増やすということはその分人材が必要になります。特に飲食店の場合は人材確保困難と言われています。同業種の参入であれば、既存のスタッフを別店舗にヘルプで移動してもらうことも可能です。

4)相乗効果を考える

フランチャイズ本部によっては別のフランチャイズを同店舗で一緒に経営することを許可している場合もあります。
例えば、学習塾のフランチャイズに、書道教室のフランチャイズをコラボさせる等です。書道教室に通っていた小学生が、中学生になった時に顔なじみの併設している学習塾にそのまま入塾する等、相乗効果が上がります。
経営する店舗を増やすか、既存のフランチャイズを掛け合わせて相乗効果を狙うかも検討課題として考えるのをおススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フランチャイズであれ、出店戦略はとても重要です。フランチャイズの運営はオーナー自身です。決定事項はすべて自分に返ってきます。このフランチャイズのビジネスモデルは儲かるかどうかの判断だけでなく、どこに出店したら、どのように店舗展開したら現実的に収入が確保できるかを考えることをおススメします。

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