フランチャイズに興味を持ったら、起業・独立フェアに行ってみよう
- フランチャイズに興味を持ったらの起業・独立フェアに行ってみよう
- フランチャイズで起業するデメリットの情報も把握する
- フランチャイズでの本部を選ぶのは怠ってはいけない。
2017年後半以降、人手不足による倒産など、転職市場はともかく、日本全体の経済状況は、もろ手を挙げていいとは言えないような状況です。しかし、フランチャイズを利用した起業数は、年々増えています。どうしてフランチャイズを利用した起業が増えているのでしょうか。
今回は、フランチャイズを利用した起業する際にぜひ活用してほしい「フランチャイズ&起業・独立フェア」とフランチャイズを利用して起業する際の注意点についてみていきます。
フランチャイズで起業する場合、フランチャイズの本部選びが非常に重要になってきます。出来れば、ある程度のフランチャイズ本部を比較検討したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、フランチャイズ本部を一堂に集めた説明会イベントが、日本全国で行われています。これを「フランチャイズ&起業・独立フェア」と呼び、大いに注目されているのです。
フランチャイズ&起業・独立フェアに参加する企業は30を優に超え、一度会場に足を運べば、多くの企業を比較検討できます。一般的には5社程度を回る人が多いようですが、中には10社以上を一度に回って比較検討している人もいるようです。
また、フランチャイズといえば、小売業や飲食業をイメージする人も多いかと思いますが、参加企業を見るとサービス業が40%以上を占めています。そのため、全く知らなかった分野のフランチャイズを見つけることが出来、自分の目指す道を決めたというようなことも起こる魅力的なイベントといえるでしょう。
フランチャイズを利用した起業に興味を持ったら、一度はフランチャイズ&起業・独立フェアに足を運んでみてください。
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引用:https://entrenet.jp/event/index.htm
引用:https://entrenet.jp/entre-counter
フランチャイズを利用した起業については、個人で起業するよりもいくつかのメリットがあります。最もイメージしやすいのは、フランチャイズ本部からのバックアップを受けられるということでしょう。
フランチャイズ本部には、今まで展開してきた店舗のデータなどが豊富にあるため、個人で起業するよりも、創業期を乗り切り安定期に突入する店舗や会社が多いのです。事実、個人で起業する際の5年後の生存確率は10%未満といわれている一方で、フランチャイズを利用した起業の場合は、50%前後にも及ぶともいわれています。
フランチャイズ本部が提供してくれるものは、ノウハウやブランドといった目に見えないものから、広告や採用、事務や会計といった営業には直接関係ない、間接部門を一手に引き受けてくれる本部もあり、オーナーは自分の店舗を如何に経営していくのかということに注力できるという点も魅力的です。
多くの場合、起業すると間接部門の業務に手を取られてしまい、本業へ取り組む時間が無くなってしまうという悩みがあります。
また、フランチャイズで起業していく場合、銀行融資や政府の補助金申請なども、今までの多店舗のデータなどをうまく利用していくことで、受けやすくなるのは間違いありません。創業期に苦しむ資金調達についても、大きなメリットがあるのです。
フランチャイズで起業する際のメリットを見てきましたが、一方で注意しなければならない部分もあります。フランチャイズを利用するといえど、起業は起業。またフランチャイズ本部のバックアップを受けても、50%前後は5年後に消えてなくなってしまいます。果たしてどうしたことに注意すればいいのでしょうか。
これは、フランチャイズに限らず、全ての起業したい人に共通なことですが、起業する理由は売上やお金を第一にするとうまくいきません。正確に言えば、売上やお金を第一に起業してしまうと、長く続けることにモチベーションが維持できなくなってくるのです。
フランチャイズで起業する場合、1店舗目に成功したら、2店舗目3店舗目と同じような分野でどんどん管理するお店を増やしていくことになります。この時、今行っている仕事に対してあまりモチベーションが持てなくなってきた場合、2店舗目3店舗目に取り掛かることに抵抗を持ってしまうのです。
そのため、フランチャイズであれ個人で起業するであれ、ある程度自分の仕事や目指しているものを大事にする必要があります。
フランチャイズで起業する場合は、フランチャイズ本部が目指している理念や社会的な目的に、何かしらの共感が必要になるでしょう。自分が日々行っている仕事が、結果として理念や社会的な目的に貢献しているという実感がなければ、人はモチベーションを維持しながら仕事を続けていくことが出来ないのです。
フランチャイズで起用する際に気になるのは、その市場自体が伸びているかどうかです。先ほど、売り上げで分野を決めることは危険という話をしましたが、一方で、売り上げが上がらなければ、生きていくことが出来ません。
フランチャイズでは、売り上げが上がらなかったからといって、いきなりやっていることを変えることは出来ないでしょう。基本的にはフランチャイズ本部が考える戦略ややり方を、ある程度踏襲していく必要があります。
そのため、今のフランチャイズ本部のやり方が時代に合っていなかったり、消費者の心をつかむことが出来なかったりすれば、フランチャイズを利用して起業した人も一緒に沈んでしまうことになるのです。
そのため、自分が狙っているフランチャイズ分野の市場が大きくなっているのかどうかを、自分の力で調査することは非常に重要となります。自分の5年後10年後に大きな影響を与えることになるため、ぜひ自分の力で見極めてください。
フランチャイズと一言で言っても、その本部の実力や能力、あるいはバックアップ体制は様々です。また、フランチャイズ本部の中にも、十分にノウハウがある大きなフランチャイズ本部から、まだまだ店舗自体が10店舗前後と少なく模索しながら進めているフランチャイズ本部も存在します。
例えば、コンビニエンスストアやファーストフード店などは、非常に大きなフランチャイズ本部であるといえるでしょう。こうしたフランチャイズ本部では、ノウハウやマニュアルがしっかりしているため、本部のいうことをある程度聞いていれば、それなりに売り上げを作っていくことは十分に可能です。
一方で、小さな居酒屋やあまり名前を聞いたことのないマッサージ店などのサービス業のフランチャイズ本部は、まだまだノウハウが確立していないことも多いでしょう。こうしたフランチャイズ本部で進めていく場合は、フランチャイズ本部の言っていることを聞きながら、細かいところは自分で生み出していくといった意識が重要です。
このように、一言でフランチャイズといっても、フランチャイズ本部のステージによっては、対応が異なります。自分のイメージに合ったフランチャイズ本部を選ぶことは、その後の成功や生存にも大きな影響を与えることは間違いありません。
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