まかせて安心!フランチャイズオーナーが選ぶ店長選びの方法

ポイント
  1. 店舗運営における店長選びの重要性
  2. 店長とオーナーのコミュニケーションのコツ

目次 [非表示]

カフェやコンビニでは、オーナーが現場に張り付くことは少ないかと思います。店舗運営を任せるための店長は、店舗のづくりの基盤になります。なかなかアルバイトも集まりにくい中、いい人材を集めるのは難しいかと思います。そんなみなさんに、今回は「まかせて安心!フランチャイズオーナーが選ぶ店長選びの方法」をご紹介します。

店舗の基盤、店長の役割とは

店舗の運営や成績は店長次第だと言っても過言ではありません。そんな店長は実際どのような仕事をしているのでしょうか。

1)店舗の数値計画

店舗の売上目標設定などオーナーも行いますが、スタッフに支持を出すのは主に店長です。そのため、店舗の数値計画は店長もしくは、店長とオーナーが一緒に検討するべきです。

2)スタッフ管理

日常的に店頭の統括をしているのは店長のため、スタッフ管理も大事な役割を担っています。スタッフのシフト管理、育成、指導です。フランチャイズ本部では研修制度はあるものの、日常的な指導は店長が行う事になるのが一般的です。

3)店舗運営

売上・収益の管理・スタッフ管理だけではなく、仕入やレジの締め等こまごまとした日々の業務遂行を行います。また、クレーム対応や事故対応は、素早く対応できるように店長に権限を多く持たせることがいいでしょう。

4)業務報告

オーナーへの日報・月報の報告行います。また、クレーム対応・事故報告も報告し、今後同じようなことが起こらないように対策を検討します。

店長に向いている人とは

このように統括や実務で幅広く対応しなければならない店長というポジションですが、店長を適切に選ぶにはどうしたらいいでしょうか。

1)責任感がある人

人に任せっきりでは指示は出せません。自分の仕事だけを遂行する方では店長に向いていません。店舗全体に対しても自分の責任があり、何かあれば対応すると常日頃から考えている方が向いています。

2)数字に強い人

先ほども述べたように数値管理をするため、売上や収益、目標達成のための計画表などを理解し指示を出さないといけません。そのため、数字が苦手でもわかろうと努力する方が向いています。

3)マネジメント能力がある、もしくは素養がある人

目標達成のために、スタッフを動かさなければなりません。そのためにはリーダーシップだけではなく、目標達成のために組織の発展と維持を図る必要があります。

4)いい時も悪い時も意見を言える人

スタッフに対して、感謝の言葉を伝えることも大事ですが、ダメな時はダメと言えることも大事です。なかなか人に怒れない方もいますが、仕事とフレンドリーさを切り分けられることが大事です。その線引きができないと指示が通らなくなってしまうこともあります。

5)チャレンジ精神がある人

売上をあげるために、現場ではいろいろな施策を考えます。今までしてきたサービス以外に来店誘致のために、例えば割引セールやポイントカードの導入など常に新しいことを実行する必要があります。チャレンジ精神だけでなく、導入する時にはスタッフの協力が必要なため、常日頃からの関係性の構築も要求されます。

6)コミュニケーション能力がある人

スタッフに対しても、お客様に対しても臨機応変に対応できるコミュニケーション能力は必要です。相手の考えをくみ取り、自分の意見を通す力がとても重要になってきます。

店長とアルバイトのよりよいコミュニケーションとは

「アルバイトをうまくマネジメントできない」「指示が伝わらない」「アルバイトのモチベーションがあがらない」など悩みは多々あると思います。それを解決するのがコミュニケーションです。

常日頃から会話しているからコミュニケーションは取れているという方も多いと思います。ですが、本当にコミュニケーションは取れているのでしょうか。

アルバイトが思うように動かない

指示を出しているのになぜ動かないか考えたことはありますか?この3つが多いかと思います。

1)指示の仕方が具体的ではない

指示を伝える時に「こそあど言葉」を使ったり、期限や期日を明確に伝えなかったりしてしまうことはありませんか。指示待ちせずに考えて行動したほうがいいという方もいますが、全員ができるわけがありません。自分ができることは他人でもできると思わず、5W2Hを明確にし伝えるようにしましょう。

2)指示の内容を理解していない

指示を出されたかが、「何がわからないかわからない」「内容が理解できていない」このようなことからわからなくとも行動に移して失敗するという方も多いです。そのため、指示を出した際に、相手が本当に理解しているかを見るほうがよいでしょう。また、指示の内容を確認したくとも、「管理部門は好きではない」ということから、わからないのに質問しないという場合もあります。

3)そもそも店長とアルバイトの関係性が悪い

店長とアルバイトの関係性が悪いということから、指示が通らないということがあります。もしくは、言われたこと以外しないという場合です。

店長とアルバイトの関係性を考えてみる

店舗運営を円滑にするため、アルバイト(スタッフ)に対して、なんでも話せる空気づくりをするのはとても大事ですが、距離感を間違えると大変なことになります。友達ではないのに、馴れ馴れしいと思われたら逆効果です。スタッフの中には、仕事とプライベートを分けたい方もいます。

ただし、指示を出すうえでスタッフの性格を把握しておく必要があります。

そのため、「雑談」はとても重要です。

雑談の中で、スタッフのスタンスや、趣味などのパーソナルな部分も聞くことができます。例えば「将来どうしたいのか」「趣味は何しているのか」と聞くと、将来のためにこのアルバイトをしているとか、趣味にお金をかけたいからし働いている等の情報がわかると、今のアルバイトはメインで考えてくれているのか、短期的なものなのか、スキルが欲しくて働いているのか等が把握できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。店長選びは、店舗の雰囲気づくりや運営に大きな影響を与えるものになっています。店長は、オーナーとスタッフの橋渡しをする重要な役割です。店長とオーナーは店舗運営においては二人三脚です。そのため、フランチャイズ本部の協力を得ながら、オーナーの運営方針に合う方を選ぶことをお勧めします。

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