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ネットの口コミではフランチャイズのコンビニオーナーは儲かるという人もいれば儲からないという人もいて、どちらが事実に近いのか戸惑ってしまう方もいるでしょう。
多少の時間は要しますが、コンビニの経営はフランチャイズの仕組みと利益を上げるためのノウハウを知れば儲かる可能性の高い仕事です。
そこでこの記事では安定した利益を上げられる店舗を作るためのノウハウを解説します。
フランチャイズのコンビニ経営の仕組み。元手のない、経営素人でも始められる。
フランチャイズコンビニ経営とはすでにブランド化しているフランチャイズ本部のコンビニ名や商品・サービスを使用する権利を得て、売り上げの対価をフランチャイズ本部にロイヤリティとして支払う仕組みのことを言います。
この仕組みにより、本部では各店舗のオーナーへ指示や経営に対するアドバイスを行うことが出来ます。
例え初めてコンビニ経営をするオーナーでも安定した経営方法を知ることが可能になります。
フランチャイズのコンビニでは開店資金を個人が持っていない場合でも、フランチャイズ本部が定期的な返済を条件に一時的に貸してくれます。
そのため、予算があまりない人でもフランチャイズのコンビニであればオーナーとして経営を行うことが出来ます。
また、土地や建物を個人で保有していなくてもフランチャイズ本部が用意した土地や建物を利用して経営することも可能なのです。
継続は利益なり!経営年数が長くなれば収入も増える
コンビニのフランチャイズ契約は10年から15年になります。契約自体が長期にわたるため、数年で経営が上向かないために辞めてしまうという訳にはいきません。
この契約年数の間に店舗の売り上げを安定させるというプランで考えれば妥当な期間と言えるでしょう。オーナーの利益も最初から多いとは言えません。
コンビニを開店させて最初の期間は本部から借りている開店資金を返済していかなければなりませんし、ロイヤリティも本部が定めた割合を渡さなければなりません。
本部への借金返済のほかに、ロイヤリティ分を売り上げから引いた金額がオーナーの取り分と言うことになります。
つまり、コンビニ経営を始めたばかりのオーナーが受け取れる金額は売り上げが安定していない店舗の売り上げ利益から、本部への借金返済額・ロイヤリティを差し引いた金額になります。
こう考えるとコンビニ経営は開店当初はかなり厳しいと言えます。ただし、契約期間内に店舗の売り上げを安定させてしまえば、オーナーの利益はぐんと上がります。
当然のことですが、本部への借金をすべて返済してしまえばそれ以降の返済金はなくなり、売り上げがオーナーの取り分になるからです。
また、フランチャイズ経営の仕組み上、経営期間が長くなればロイヤリティが下がります。つまり本部へ払う金額が少なくなるのです。
そうするとオーナーの取り分は高くなるのです。コンビニ経営は長く続ければ続けるほどオーナーの利益は上がっていきます。
2店舗目以降を開店するなら自己資本で
1店舗目の経営が安定する前に2店舗目、3店舗目と展開していくのはあまりおすすめできません。
まず、1店舗目の売り上げを安定させることで、初めてコンビニの経営がどのようなものかということをオーナー自身が理解してくるという点があります。
経営のコツも理解できないままに次の店舗を展開させるのは避けましょう。第2に、本部への借金が返せていないような状態での店舗展開は借金が膨らんでしまいます。
オーナーが所有している店舗の中で1つでも経営が悪化した場合は黒字経営に戻すことが困難な状態になってしまいます。
また知っておくべきこととして、本部からの借金には利息が付いているので出来る限り、借りない方が出費を減らすことが出来ます。
2店舗目以降を出店する際には開店資金を本部からほとんど借りない状態で始めるのが安心できる店舗展開方法です。
本部に対する借金が無い状態であれば、所有している店舗が多少赤字になっていても取り返すことが可能です。
そのため、1店舗目の経営が安定し利益を出せるようになりオーナー自身も経営のコツをつかんだところで始めることをおすすめします。
1店舗目で得た利益を2店舗目の開店資金に当てれば良いのです。
開店資金のため、一時的に手元からお金は無くなりますが、2店舗目も安定してくれば収入は倍になるわけですから長い目で見れば悪い投資ではないでしょう。
優秀な人材が利益を伸ばす!人材育成が第1
フランチャイズ店のオーナーは人件費を減らすために自身が店長を兼任しているというケースもあります。
この方法であれば人件費を減らすことも出来ますし、一番店のことを考えているオーナーですから接客態度も良いでしょう。
仕事も新人に教えるよりも自分でやってしまった方が早いし確実でもあります。
しかし、このようなやり方ではオーナーが1つの店舗に縛り付けられている状態で新しい店舗を展開できません。
新しい店舗の展開が無ければ、それ以上の利益を得ることは出来ません。そのため、オーナーには人材の育成という大事な仕事があるのです。
コンビニ経営で人材の確保はとても重要です。24時間365日開店しているわけですから、過不足なく人材を配置させるのはとても難易度の高い仕事だと言えます。
しかし、もしもオーナーが直属の部下である社員、特に店長や副店長を責任ある優秀な人材に育て上げたのだとしたら彼らがパート・アルバイトの管理をしてくれるのです。
管理だけではありません。オーナーからの教育をさらに、その部下へも伝えてくれます。そのことで、優秀な人材が育っていきます。
そういった良い循環が出来上がればオーナーを頂点として、優秀な人材が増えていくことになるのです。
新しい店舗を展開した時には、パート・アルバイトだった人々が店長や副店長になり、安定した店舗運営を行ってくれるのです。
莫大な資金を持っていたとしても人材が無ければ店舗展開は出来ません。オーナーとして利益を上げていこうと考えるのであれば人材の育成を第1に考えましょう。
無駄な経費をおさえる!棚卸の重要性
オーナーが利益を上げるためにしなければならないことは、店舗を拡大し売り上げを伸ばすということのほかに無駄な経費をおさえるということが挙げられます。
コンビニ経営で必要になってくる経費は人件費・商品廃棄分の費用・在庫の差異による赤字経費の3点です。
人件費がかかってしまうのは必要最低限の経費でありおさえるわけにはいきません。
オーナーが店長を兼任するという場合もありますが先に書いたように、それでは利益は伸びません。
そこで、問題になるのが商品廃棄分の費用と在庫の差異による赤字経費です。ある程度の商品廃棄や在庫の差異が出てしまうのは仕方がありません。
廃棄を出さないようにするためにフロアがスカスカになってしまっていては集客も悪くなります。
また、コンビニでは万引きに悩む店舗もあるため、在庫の差異が生じることもあります。しかし、不必要な経費はおさえたいものです。
不必要な経費をおさえるための具体的な解決方法は定期的に棚卸を行うということです。
棚卸を行うことで発注した商品数と売り上げ数が合っているかどうか確認することが出来ます。
このことで、納品数の数え間違いなどがあれば修正することが可能となります。また、棚卸をすることは店舗の情報のデータ化でもあります。
データ化されたことで、どのような商品が売れているのか傾向を知り、今後の方針や目標を立てるための良い材料となるのです。
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