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求人の募集をかけても人が採用できないという相談をよく受けます。求人原稿を見させてもらうと求人原稿について内容が薄くてスカスカです。これでは会社の魅力が伝わらなくて、最終的には給料の高い低いでしか判断できなくなります。
あなたの会社が選ばれない理由としてこれから5つの理由を説明していきます。
1 認知されていない
2 求職者目線に立っていない
3 経営者にやる気が感じられない
4 同業他社よりも給与水準が低い
5 福利厚生が充実していない
認知されていない
あなたの会社が採用できない理由で一番大きいのは「認知」されていないということが大きいです。
みなさんはスマートフォンをお持ちでしょうか?
スマホ片手にgoogleやyahooで検索して何か探し物をしています。ひと昔前までは採用についてはハローワークに直接出かけて端末を叩いて求人を探していたり、求人広告を見て応募をしていたりしていました。
しかし今の若者はスマホで何でも検索します。採用についてもスマホを使って探します。
そのため検索してあなたの会社の求人情報が見つからなければ採用活動をしていないと同じになります。
ではあなたの会社が実際に検索に出るかどうか探してみます。スマホを手にしてあなたの会社を検索します。
「会社名」「商品名」「社長名」を検索窓に入れずにあなたの会社の求人原稿を見つけることができるでしょうか?
採用できていない会社はおそらく見つからないのではないでしょうか?
あなたの会社が見つからない、つまり「認知」されていないということです。
「認知」されていないということは会社がどんなに給料がよくて福利厚生がしっかりしていても意味がないということです。
求職者目線に立っていない
採用できない会社は求職者目線に立って求人原稿を書いていません。会社のことばかり書いて求職者が本当に欲しい情報が書いていない、もしくはいらない情報ばかり書いていることが多いです。
例えば未経験OKと書いてあったとしても他の原稿の内容に専門用語を書いていることがあります。
求職者の立場から見ると未経験者OKと書いてありながら結局は経験者が欲しいのではと思って応募する数が減ります。
またあなたが求職者の立場になって求人原稿を見たことありますか?
この文章がおかしいとか文章に一貫性がないとか色々とおかしいところが見えてきます。求職者にとって「?」マークがつくような会社は怪しいと思って敬遠します。
求職者の立場に立って求人原稿が書かれているかどうか確認してみてください。
経営者にやる気が感じられない
人が採用できていないと嘆いている会社によく聞き取りをしていると求人原稿については、ハローワークに以前出した原稿をそのまま使っている、求人原稿の会社に原稿を丸投げしていると言われることがあります。
人を採用するということは、あなたの会社の未来を担う人材をこれから取っていくということです。会社で一番お金がかかるのは人件費です。将来社員が入社して定年まで働く場合には2億円ほどの投資になります。その投資について丸投げするのはどうでしょうか?
経営者が採用に本気になって取り組まないといい人材は採用できませんし、仮に採用できたとしても定着できずに退職してしまいます。経営者が採用面接に来た求職者について暑く未来を語り一緒に会社を盛り上げてほしいと力説したら大会社で内定が決まっていたとしてもそれをひっくり返せる可能性もあります。
経営者にやる気のない会社は採用できないと思ってください。
同業他社よりも給与水準が低い
同業種で新入社員はどれくらの水準の給料を出しているかご存じでしょうか?これもネットを見ると分かります。同業他社よりも給料が低い水準だとあなたの会社は選んでくれなくなります。
給料だけがすべてではないですが、給料が同業他社よりも低い水準であれば給料の見直しをしなければなりません。
福利厚生が充実していない
求職者が会社を選ぶ点で参考にするのが福利厚生です。福利厚生は忘年会、新年会、社員旅行などのイベントのことです。この福利厚生は当たり前だろうという会社もいると思いますが、求人原稿にそのことを書いていなければ求職者はその存在を知りません。
「忘年会、新年会、社員旅行」はすべて会社負担です。
社員旅行は去年ハワイに行きました。
このように福利厚生で紹介して、その楽しそうな写真を求人原稿と一緒に掲載するとどうでしょうか?イベント好きな人は仕事を頑張ったらハワイに行けるということで会社のことを気に入ってくれるかもしれません。
逆にイベントが嫌いな人にとっては毎年、忘年会や新年会に参加しなければならないのかと思って会社を選ばないかもしれません。
会社で働くということは仕事だけでなくて、そこで働いている仲間との交流も大事になってきます。福利厚生がしっかりしている会社はなかなか辞めません。
福利厚生が充実するような会社にしていきましょう。
まとめ
ここではあなたの会社が採用できない理由を説明しました。
あなたの会社が選ばれるようにするためにはまずは会社を認知してもらうためにスマホで検索できるようにするということが一番大事です。
そのためには求職者目線で求人原稿を書く、同業他社と同等かそれ以上の給与水準にする、福利厚生をしっかりして魅力的な会社と思ってもらうことです。
経営者が本気になれば採用できないということはありません。本気を出して採用に取り組んでください。