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会社を成長させるためには「社長の仕事」を理解する

ポイント
  1. 「会社の成長」とは何かを理解、定義に落す
  2. 「社長の仕事」とは何かを理解、定義に落す
  3. 社長がいなくても、誰でも売れる、できる仕組みをつくる

目次 [非表示]

「社長がいなくても回る強い組織、仕組みを0からつくる」ことをお手伝いしている中で、
お客さんの社長に対して1番最初にお伝えし、常に意識するようにしていただいていることです。

それが、

「会社の成長とは何か」
「社長の仕事とは何か」
このことを理解、定義にしっかりと落すということです。

会社を成長させることが、社長の仕事になります。
ただ、会社の成長とはそもそも何なのか?ということをしっかりと理解、定義できている社長はほとんどいません。会社の成長の正体がわかると、社長がするべきこと=社長の仕事も自ずと浮かび上がってきます。

会社の成長とは何かをしっかりと理解、定義する

最初に会社の成長とは何かをご説明します。ここでは特に小さな会社を想定しています。

会社の成長とは、
「社長がいなくても商品、サービスが強くなり、顧客満足が高まり、お客さんからの紹介が生まれ、売上/利益/社員給与/内部留保が増え、さらに商品、サービスが強くなっていくことを繰り返すこと」だと思っています。

大きくポイントは4つです。分解してご説明します。

社長がいなくてもよいという状態をつくること

小さな会社にとって悲願でもある状態です。小さな会社の最大の問題は、社長依存、ワンマン状態であることです。つまり、組織、仕組みがなく、社長がいないと成長できないという状態にあります。小さな会社の成長において最も重要なことというのは、この社長依存、ワンマン状態からの脱却、つまり、社長でない人でもできる状態にすること=組織化、仕組み化が大切です。

小さな会社の社長のための組織/仕組みのつくり方も合わせてお読みください。

社長依存、ワンマン状態から組織化、仕組み化をしていくことが最も難しいポイントでもあります。組織化、仕組み化はすぐにできることではなく、ウルトラCのような裏技もありません。地道に、我慢をしつつ、とにかく徹底させるということをしていきます。

社長がいないと成長できないという状態の社長であれば、自分がいなくても勝手に会社が成長する状態になったらどうでしょうか?これほど嬉しいことはなくないでしょうか?

商品、サービスが強いこと

次に商品、サービスが強いということです。商品、サービスが強いということは会社の目的そのものを実現します。会社の目的とは、「お客さんを喜ばすこと」です。
これは業種など問わず全ての会社に共通する会社の目的です。
会社はお客さんを喜ばすために存在しています。

お客さんを喜ばす手段として、商品、サービスがあるということになります。
商品、サービスが強いというのは、お客さんを喜ばす力が強いということです。
お客さんを喜ばす力という意味では、絶対的な商品、サービスの価値と、他社と比較した際の価値のどちらもが必要になります。またこの強さには商品、サービスの提供価値以外にも価格なども当たり前に入ってきます。

商品、サービスが強いという状況を、よりブレイクダウンしたものとして、
お客さん満足度が高い状態だということです。
さらにその結果として、
「お客さんがお客さんを紹介してくれているか」どうかという風に定義をしてみてください。

お客さんがお客さんを紹介してくれている商品、サービスは間違いなく強い商品、サービス=お客さんを喜ばす力が強いということですよね?

このように定義をブレイクダウンした際に、結果ができている○、できていない×で状態が判断できるようにすることがとても大切です。

売上/利益/社員給与/内部留保などが増える

売上/利益/社員給与/内部留保などが増えるということも○、×で判断できますよね。
商品、サービスが強い=お客さんがお客さんを紹介してくれている商品、サービスができていると、売上が上がっていきますよね?
また、商品、サービスが強い状況というのは、商品、サービスが強いわけなので、紹介以外のマーケティング、営業方法においても、弱いときに比べて販売までの効率が上がっています。
そのため、売上が増え、結果、利益が増えます。利益が増えますので、社員への給与を増やすことができ、お金がたまることで様々な投資=より商品、サービスを強くするなどができるようになっていきます。

再投資の循環

強い商品、サービスができることで、売上/利益/社員給与/内部留保などが増えます。
そのことによって、より一層、強い商品、サービスをつくることができるようになるのです。
つまり、どんどん再投資の強い循環に入っていけるわけです。

このタイミングでも、社長が会社の成長を理解していることによって、ちょっとお金が入ったので私腹を肥やそうというような間違えた方向性に行くことも抑制できます。(間違えたお金の使い方をしてしまって、会社の成長を妨げてしまう社長がたくさんいるわけです)

会社というのは、社会が生き物である以上、結果としてどんどん変わっていかなくてはいけません。つまり一寸先は間違いなく闇なわけです。常に変わっていくこと、成長思考でなくてはいけません。良い時なんて瞬間で終わってしまいます。

小さな会社は、会社の成長をしっかりと定義し、成長の順番を大切にする

ここまで書いてきていますが、小さな会社の成長のためには、成長の定義をしっかりとすることと、成長の順番を守っていくことが重要です。

定義はこちらでした。

会社の成長とは、
「社長がいなくても商品、サービスが強くなり、顧客満足が高まり、お客さんからの紹介が生まれ、売上/利益/社員給与/内部留保が増え、さらに商品、サービスが強くなっていくことを繰り返すこと」です。
更にこの定義をブレイクダウンして、それぞれのポイントをご説明しました。

もう1つ重要になることが、定義の通りの順番を意識して、守ってやっていくということです。
定義、順番において、最も大切なことは「社長がいなくても」ということです。
このキーワードが決定的に重要で、「社長がいなくても」商品、サービスが強くなり続ける、「社長がいなくても」売上/利益/社員給与/内部留保などが増える、
「社長がいなくても」再投資の循環が仕組みでされるということが大切です。

この順番が大切なのです。
多くの小さな会社では、社長しかできない状態、社長が実質的に商品、サービスとなってしまっていて、会社の成長を社長が妨げてしまっている状況があります。

また、「社長がいなくても」というのは、社長がいてはいけないのか?ということではもちろんありませんし、社長が頑張ったらいけないのかというとそれも違います。

頑張ってよいのですが、ここで言いたいのは、社長が頑張り方、頑張る目標を間違えてはいけないということです。社長はできるけど他の人はできないや、社長が商品、サービスとなってしまい、成長の定義に合わない、順番を間違えてしまう失敗が小さな会社には多々あるので要注意です。

社長の仕事とは何かをしっかりと理解、定義する

会社の成長とは何か?ということをご説明し、その最後に「社長がいなくても」ということが重要だということを書きました。

社長の仕事とは何か?ということを定義したいと思います。
社長の仕事とは「人を通じて業を成すこと」だと思っています。
言い変える、「誰でも売れる、できる仕組みをつくる」ことだと思っています。

社長が頑張るべき対象は、社長が個人としてもっと売れるようになるとか、自分のスキルを高めるとかではなく、自分以外の他の人が売れる、できるように商品、サービスをつくったり、マーケティング、営業の仕組みをつくったり、トレーニングを徹底的にしたり、お客さん対応のルールを整備したりということなわけです。もちろんこれらすら、会社の成長とともに、社長以外の人ができるようになっていくことが会社としての成長です。
ただ、ここでは小さな会社を想定していますので、まずのところ、社長がするべき仕事というのは、社長である自分しかできないことをなくすこと、他の人が同じようにできるようにすることなわけです。ここから全てがスタートします。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。