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御社の会社を上場する?それとも非上場?メリット、デメリットを比較してみた

ポイント
  1. 上場・非上場ってなに
  2. 上場する事のメリット
  3. 上場する事のデメリット

目次 [非表示]

上場企業・非上場企業なんて、よく耳にすることはありますが、実際にそれがどういうことで、それぞれのメリット・デメリットを正確に話せる人は少ないのではないでしょうか。また、起業する際に、自分で立ち上げた会社をどのようにしていきたいかという点でも、上場・非上場をきちんと理解しておくことは重要なことだと言えるでしょう。ここでは、上場・非上場を正しく理解するとともに、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすくまとめてみました。

上場・非上場ってなに

上場とは、証券取引所において、株式を公開して株式を売買させることを言います。上場するには基準があり、業績や株主数・時価総額などの条件をクリアした企業のみが上場できます。上場には何種類かあり、1部・2部・ジャズダック・マザーズなど、それぞれの市場において基準は異なるものの、どこかの市場で上場すれば、上場企業という事になります。

一方、非上場とは、上記とは逆に、証券取引所において株式を公開しないことを言います。一般的には、上場する基準を満たしていない会社=会社の規模が小さい と認識されます。しかし、上場する際のデメリットを考慮して、誰もが知る大手企業の中にも非上場企業は多く存在します。サントリーやロッテなどは、その例といえるでしょう。

上場する事のメリット

①資金調達がしやすい
上場する事により、証券会社を通じて株式を買ってくれる投資家を募ります。これにより、市場から多くの資金を集めることが出来、事業拡大につなげるていくことが出来ます。

②会社の知名度・信用度が上がる
株式を市場に公開することで、認知度が上がります。また、一定の基準をクリアし、経営状態を公開する義務もあるので、ちゃんとしている会社というイメージを与えることが出来ます。

③優秀な人材の確保
株式を公開する事により、会社の知名度は上がります。また、上場企業=一定の基準をクリアしている会社とみなされる為、優秀な新卒・中途が集まりやすくなります。

④経営管理能力の強化
上場する事により、企業は経営を株主に監視され、財務状況などを公開する必要があるため、健全な経営を求められます。また、株式の情報公開に伴い、個人的色彩の強い経営から情報開示された組織的な経営への転換がなされ、内部統制がきちんと機能した経営管理体制への充実が図られます。

上場する事のデメリット

①思い通りの経営ができない
上場する事により、会社は株主の意見を聞かなくてはなりません。その為、長期的な利益を確保するために経営がしたくても、短期的な利益を求める株主の意見も聞かなければならない場合も出るでしょう。また、株主を無視した経営をすることになれば、糾弾されることも予想されます。

②M&A(買収)される危険にさらされる
上場することで、株式が自由に売買可能となるため、投機的取引の対象にされたり、買占めにより経営権が侵害される(買収)おそれがあります。そのため、日々の自社株取引の管理を慎重に行い、株主総会の運営についてもある程度の対策が必要となります。

③事務的負担が増える
上場すると、株式公開義務があるため、情報公開の準備をしたり、株主総会を開催したりなどの負担が増えます。また、監査法人への支払いなど、諸々の費用も負担となります。

④自社にとって不利な情報も公開しなければならない
自社の業績や経営に関わる情報を、有価証券報告書や事業報告書等により、投資家や株主に適時開示しなければなりません。なので、公開したくないような情報もきちんと公にする必要があります。

非上場のメリット

①思い通りの経営ができる
非上場企業は、株主の意見を聞く必要がない為、自社にとっていいと思う経営を思い通りにすることが可能です。そのため、長期的な利益の為に、一時的に赤字になったとしても文句を言われないわけです。

②M&A(買収)される心配がない
上場していないため、株式を買い占められることがありません。そのため、経営権が侵害されたり、買収される心配はありません。

③事務的負担が、上場した場合と比べて少ない
M&Aされないよう自社株を管理したり、株主に情報公開したり、そのための資料を作ったりする手間がない為、事務的な負担はだいぶ少ないと考えられます。

また、それに伴う費用もかからない点も、メリットといえるでしょう。

非上場のデメリット

①資金調達の手段が減る
資金調達の方法としては、主に株式発行・融資・社債がありますが、そのうち多額の資金を集めやすい株式発行の手段がなくなることになります。それゆえ、資金不足で事業拡大出来ない場合もあるでしょう。

②上場会社というステータス・信用力の損失
上場しているという事は、一定基準をクリアしている会社であることの裏付けになります。また、上場していない場合、財務状態の公表を義務付けられていないので、外部からの信用は上場企業と比べると小さくなります。

③経営の規律が欠如する恐れがある。
外部株主からの監視がなくなるため、健全な経営管理状態が促進される環境下ではなくなります。また、社員の士気が下がる原因にもなるかもしれません。
いかがでしたか?一言に、上場・非上場といってもそれぞれの特徴がありますね。

資金調達して事業を拡大させていきたい会社は、デメリットを考慮しても、上場することでデメリットを上回るメリットが得られそうです。

逆に、上場により資金調達をしなくても会社を運営していけるような会社・ある程度知名度・信用度があるような会社は、非上場という手段をとることで、余計な手間を省けて良いかもしれませんね。

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