フランチャイズで成功するためには失敗例から学ぶことが重要

ポイント
  1. 失敗例を研究することで成功率を上げることができる
  2. 失敗例からわかるのは、コミュニケーションが大事ということ
  3. サラリーマンの感覚では起業は出来ない

フランチャイズを利用した起業は、個人で起業するよりも成功率が高いといわれていますが、それでもやはり失敗してしまうということはあります。多くの場合、成功者に学んだ方がいいといわれていますが、こと起業やビジネスにおいては、失敗例からも知見や学びを得ることができます。今回はフランチャイズにおけるよくある失敗例についてまとめてみました。自分だったらこうする、これは自分が陥りやすいななど、自分の感覚に当てはめながら読んでみてください。

1.フランチャイズの失敗例

では具体的によくあるフランチャイズの失敗例とはどのようなものなのでしょうか?それぞれについて詳しく解説します。

①店長の能力不足

フランチャイズでの起業は、確かにフランチャイザーという本部がノウハウや経験を研修という形やデータという形で教えてくれるため、ある程度の社会経験があれば誰でもこなすことができます。しかし、だからといって、本部におんぶにだっこといった状態では、成功はおぼつかないでしょう。フランチャイズで起業する場合には、最初からオーナー業は出来ません。基本的には店長や、その店の責任者という立場になります。つまり、この店長や責任者としての職務をある程度以上のレベルでこなせない限り、フランチャイズで成功は難しいのです。
責任者としてしなければならない仕事というのは、現場仕事だけではありません。人をマネジメントする、顧客とのコミュニケーションを円滑にする、現場の状況に合わせて広告を打つといった、多様で臨機応変が求められる職務が数多くあります。こうした職務に対する実務能力がない場合には、残念ながら失敗に終わってしまうことが多いのです。

②自分のやりたいことを初期の段階から出しすぎる

フランチャイズで起業する場合に個人で独立するよりも有利である点として、フランチャイザーの知識や経験を有効活用できるというものがありました。しかし、フランチャイズで起業したにもかかわらず、フランチャイズ本部から学ぼうとしないオーナーも少なからず存在します。脱サラとしてフランチャイズを始めた場合、もしかしたらフランチャイズ本部の社員は自分よりも年下かもしれません。今までの社会人経験からすると、10個以上下の人の指示やアドバイスを受け入れられないという人も出てきます。
これでは、何のためにフランチャイズで起業したのかわかりません。自分の好きなようにお店を回したいのであれば、自分のお店として独立することをお勧めします。

③資金不足

フランチャイズで起業すればすぐに黒字になると考え、気軽に起業したものの、半年もしないうちに資金ショートしてしまったというフランチャイズオーナーはよく見られます。フランチャイズの説明資料などを確認してみると、初期投資額の見積もりは記載されていますが、目安となる運転資金についてはあまり正確に乗っていないことも多いようです。出店前の売り上げ目標やスケジュールなどは、あくまで予想であり、予想通りにビジネスが進行するのであれば、誰でも成功することは間違いありません。
しかし絶対がないのがビジネスです。この絶対のないビジネスにおいて、余剰資金をしっかりと確保しておくことは、成功を手繰り寄せる秘訣といえるかもしれません。

④本部とのトラブル

フランチャイズでの起業の失敗例としてよくあるのが本部とのトラブルでしょう。近くに競合他社が作られてしまった、本部の新しい広告戦略が失敗した、本部の求めるものと現場の求めることが異なり利益は上がったが本部の悪評を買ってしまった、といったように、本部とのコミュニケーション不足によるトラブルは後を絶ちません。こうしたトラブルが起こっても、しっかりとお互いに信頼をもってビジネスを行っていれば治めるすべはあるのですが、契約書に書かれているようなトラブルの場合は、違約金が発生することもあるので注意が必要です。
どこまでが本部の管理で、どこからがオーナーの判断となるのか、日々の本部とのコミュニケーションでは注意が必要といえます。

⑤悪質なフランチャイザー

これは、フランチャイジーやオーナーのせいではありませんが、残念ながら悪質なフランチャイザーというものがあります。よくわからない契約を結んできたり、最初の説明とは大きく食い違った契約内容を土壇場になって結ぼうとしてきたりといったトラブルは、実はよくあるのです。大事なことは契約書をしっかりと読みこむこと。また、フランチャイズの契約を結ぶ際には、その前に必ず「法定開示書面」というものが必ず必要になります。こうした細かい点を必ず確認してみてください。

⑥現場に出すぎてしまい、信用できる人を育てられなかった

先述した「店長の能力不足」とは逆に、現場を回す能力が高すぎたために起こる悲劇といえるでしょう。目先の利益にとらわれたり、自分が一番うまく業務ができたりといった場合、店長自らが自分が自分がとなってしまいがちです。これでは、人が育たず、ずっと現場に出続けなければならなくなってしまい、経営者としては失格となります。加えて、こうなってしまうと、体力的な意味で激務となってしまいがちです。最初のうちはうまくいっても、早晩行き詰まることは間違いありません。

⑦人手不足

ある意味で、これは最大の環境課題といえます。この課題への対応法は、言うならば辞められにくい職場を作ることでしょう。しかし、従業員のわがままなどを無制限に聞いてしまっては、それこそ経営が成り立ちません。また、時給などの待遇を変えることは、利益のひっ迫をもたらすこともあります。人手不足という問題に対して、本部も何かしら手を打っているはずなので、できれば契約前に本部の考え方を確認してみることもおすすめです。人手不足の問題は、今後も簡単に解消されることはない課題といえるでしょう。

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