オープン直後のサロンなのに忙しいのはなぜ?人気のつけまつ毛サロンに集客のコツを聞いてきました!

ポイント
  1. 満足度を高めるっていうことだけに集中する
  2. カウンセリングを重視
  3. パートナー目線で接する

目次 [非表示]

オープン直後のお店なのに、繁盛しているお店には必ず理由があります。

今回は人形町にある人気のつけまつ毛サロンに、開業や集客のコツを聞いてきました。

人気のお店の秘密を直撃取材


頼母木)−本日はよろしくお願いします。助っ人編集長の頼母木です。

こちらのお店は、まだオープンしてそんなに時間がたっていないのに繁盛していると聞いて、その秘訣を教えてもらおうと思ってきました!

あのー僕、まつ毛エクステなんですけど、、、実はやったことがないんですよ。

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(左 上杉はるか、右 下田キホ)   


下田)ですよね(笑)

−なんとなくは知ってますよ。100本とか200本とか、そういう単位でつけるんですよね。

下田)はい、そうですね。まつ毛エクステ基本的には、自分のまつ毛1本にエクステを1本付けるんです。皮膚から1ミリぐらい空けて付けたりとかっていうすごい細かい作業です。それと、まつ毛パーマとまゆ毛のデザインなどもやってます。

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−まつ毛エクステを施術するのは資格がいるんですか?

下田)資格がいりますね。美容師免許が必要です。昔は免許がなくてもできたんですが、途中で法律が変わりました。

−そうなんですね、へぇ~。女性にとってまつ毛エクステはどういう感覚なんですか?ネイルサロンに行くのと同じような感覚なのでしょうか?

上杉)そうですね。たぶん専門サロンに行くみたいな感覚の人が多いと思います。
お客さんによりますが3,4週に1回ぐらいの頻度で来てくださる方が多いですね。

−このお店っていつぐらいにできたんですか?

下田)去年の1月にオープンしました。


−そうなんですね。お二人は元々はどこかで働いていたんですか?

下田)私は大手のサロンで従業員として8年ぐらいやってまして、その後にこのお店をオープンしました。

上杉)私は新宿にある別のお店で働いていて、ちょうど8年ぐらいの経験があります。

−なんでこの水天宮のエリアでお店をやろうと思ったんですか?

下田)このエリアのお客様ではなく、全体的な満足度や充実感に価値を感じていただける方が多いので、私たちが理想とするお店をやるのに合いそうかなと思って。

すごくいい街ですし、自分もお客様も通いやすいところがいいなと思ってだしました。

雀荘だった場所が居心地のいいサロンに

−ここは何平米ぐらいですか?

下田)80平米ぐらいですね。ここはたまたま物件を見に行ったらすごい破格で。駅徒歩2分で24万円ぐらいです。

−すごい確かに安い!駅からすぐですもんね。この場所はもともと何が入ってたんですか?

下田)雀荘です。見た時は、もう汚かったですよね。(笑)

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−えー!全然想像つかないですね。内装はいくらかかったんですか?

下田)400万ぐらいですかね。インテリアも好きですし、ハンドメイドっていうか DIY とかも好きで自分たちで棚を作ったりもしています。


−どういうお店にしたいみたいなイメージはありましたか?


下田)居心地がいいサロンにしたくって、ナチュラルとかボタニカルとかのイメージがありました。

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−すごく、いい感じです。日差しが入ってきて気持ちがいいですね。

下田)ありがとうございます!お客さんにもリラックスできるってすごく褒めていただけるので嬉しいですね。


−1月にお店を出して、けっこう忙しそうですよね?

下田)ありがたいことに、すごい忙しくて。

−オープンして1年目の集客ってすごい大変そうなイメージあるんですけど、どんなことをやったんでしょうか?

下田)集客という集客は「これをやった」とかはないんですけど、第一はお客さんに満足して、帰る時に笑顔になってもらうことだけを考えてやっています。

無理にメニューや商品を勧めたりとかは絶対にしませんし、自分が納得してお客さんにお出しできるものしか使っていません。

その時のお客さんの単価を考えるということではなく、とにかく満足度を高めるっていうことだけ考えてやっていたら、結果的にどんどん口コミが広がって、ご紹介もすごい多くなってきました。

−理想的な展開ですね。どうやったら満足度を高めることができるんですか?

新規のお客さんでも、自分のパートナーだと思ってやってるんで、もう親密感が半端じゃないんです。やっぱ話し方とかもパートナー目線になっちゃいますよね。

−パートナー目線ですか、、、すいません、ちょっとよくわかんないです(笑)普通の接客とどう違うんでしょうか。

下田)絶対綺麗になってほしいって思いが強いので、こっちの方がいいですよといった提案もします。自分のことって一番自分だと気がつかないことも多いんですね。客観的に見た顔とか。

客観的に見ると「もうちょっと太い方がいいんじゃない?」とか「細い方がいいんじゃない?」とか。

「こういう垂れ眉が好き」とかっていう人もいるんだけど、垂れ眉すぎると自信がなくなっちゃって見えるなと思って、それを話したりとかそういう感じです。

上杉)たまに否定しつつね。

下田)そう。たまには否定しつつ、「こっちの方がいいんじゃないんですか?」って。もちろんお客さんもご要望があるからそれも取り入れつつやっていると、会話がすごくできるんですよね。

そこまで親身になってやると「この人本気でやってくれてる」って感じてくれて、絶対2回目も来てくれます。

−ああー、パートナー目線、わかりました!自分の大切な友だちのように、その人のことを本気で考えてコミュニケーションをしっかりするってことですね。

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下田)はい、そういうことです!わかってもらえて嬉しいです(笑)

この前お客さんに言われたんですけど、わたしが休みの時に、はるちゃん(上杉)が何も言わずに、いつもと同じようにやってくれたっていうことにすごく感動したって。

それは普段この2人が密にコミュニケーションを取ってるからこそ、そのお客さんに寄り添ってるからこそできることです。そういうのが本当にパートナーとして、お客さんに寄り添う接客だと思っています。

カウンセリングを重視


−お客さんからそう言ってもらえるのは嬉しいですね。

上杉)はい、ネットの口コミとかも「お店の雰囲気もすごく良かったです」とか「前回と違うスタッフさんでしたけど、どちらの方もすごく丁寧にやってもらえました」とか、書いてくださってます。

そうやって言葉にしてもらえると満足してもらえていることが実感できて、より頑張ろうって思います。

−ホットペッパーの口コミの平均が4.8なんですよね。それってめちゃくちゃ凄いですよね。

先ほどの話以外で高評価につながっているポイントは何かありますか?

上杉)うちはカウンセリングをすごく大事にしています。

施術に入る前に「今日はどうしたいですか?」っていうのもカウンセリングだし、やってる最中に「染みてないですか?痛くないですか?」っていうのもカウンセリング。

終わってから「仕上がりどうですか?気になるとこないですか?生活してみて時間が経つとこうなるかもしれません」って伝えるのもアフターカウンセリング。

そういうフォローをきちんと入れるし、「 心配なこととかあったら、必ず言ってください」とか「何かあったら連絡ください」とかっていうのをすごく言うようにしてます。


下田)そうすると、お客さんは思っていることを言いやすいんだよね。

上杉)うん、言いやすい。そうするとお客さんが「言っていいのかな」とも思うし、こっちもやだなって思ってるの言わずに来てもらえなくなるのが悲しいから「もし何かあるなら本当に言ってください、すぐ直すんで」って伝えてる。

気になったところあってもお客様が正直に教えてくれるので、「前回ここがもうちょっとこうだったから、今回こういうふうにできる? 」って言ってくれたりとかして、どんどん全体的に良い方向に進んでいく。

下田)時間的にも、予約を詰めすぎずに余裕を持って対応できるようにしているので、密にコミュニケーションができる余裕があるかもしれないですね。

ギチギチに予約を入れると一時的に売り上げは上がるけど、モチベーションとお客様の満足度が下がるから、結局生産性は下がると思います。


−経営的な課題はありますか?

下田)課題は採用ですね。美容師免許を持ってる人が割と限られるし、まつ毛エクステ、アイデザイナーって職業をやってる子があんまり少ないのに需要は高まっているので、一緒に働きたいという人をいかに探すかが課題ですね。

こんなにお客さんが来てくれてるのに、予約が取れなくてお断りしちゃったりとかっていうのがすごく心苦しいですね、今は。

上杉)先ほどお話したように人についてくれるお客さんたちなので、やっぱ人柄や雰囲気のいい子がいいよね?

下田)うん、同じベクトルを向いて働いてくれる子っていうのがいいかなっと思ってるんです。いないですかね?どこかに。

−この店で働くアピールポイントみたいなのありますか?

下田)自由に休みも取れるし、給料もいい、福利厚生もちゃんとしてます!

上杉)なんでも意見がすごい通る会社だなって思いますね。やってみたいこととか、ここが嫌とかもすべてにおいて、きちんと受けてくれる、答えてくれるなぁっていうのはありますね。

あと、やりたいって言った講習とかは、絶対受けさせてくれます。お金かかるんですよ、新技術を学びに行くのって。

そういうのもやりたいなって言うと、行っておいでって言ってやらせてくるので、新しいことも学べる環境です。

下田)あとなんだろう?仲良しとかありますかね。

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下田、上杉)(笑)

上杉)良い意味でゆるいというか。ある程度の芯がしっかりあってのゆるさが成り立っているので、だからこそ自由が許されてる。

だからお休みも「ここ休み取りたい」って言ったら、必ずもらえてますし、出勤時間とかもバラバラなので、早く帰りたい日は早く帰っちゃうし。そういうの他にないんじゃないかな。

−こういうこと今後やっていきたいとか、なんかありますか?

下田)パーマ液って痛むっていうイメージがあると思うんですけど、トリートメント配合の傷まないパーマ液を開発して、それを広めていく講習会とかができたらいいなって思っています。

2店舗目も出したいですし、ハワイにお店を出したいというでっかい夢もあります!


−ハワイ店いいですね!ぜひ実現させてください。本日はありがとうございました!


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著者プロフィール

頼母木 俊輔

頼母木 俊輔

助っ人の編集長、兼、事業部長。編集に特化したマーケッター。これまで50以上のメディアの立ち上げに携わり、複数のWEBメディアで編集長を務める。企画・編集してきた記事は1,500本以上。日本風インドカレーと柄モノの洋服を偏愛してる。月に100冊は読書したい。飲食とエンタメに稼いだ金の大半を使う。