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中小企業に広がる採用難
近年、中小企業の人材不足は深刻さを増しています。2018年の中小企業白書によると50%以上の企業が人材不足を感じていると回答しています。
そんな中で中小企業は初任給のベースアップや採用イベントへの参加、各種求人広告への出向などコストと手間をかけてなんとか人材確保に取り組んでいます。
ただ、こうして苦労してせっかく良い人材を見つけたとしても、最終的には大手企業に奪われてしまい、内定辞退となってしまうことも少なくありません。
さらに、このような採用難に追い打ちをかけるのが、離職の問題です。中小企業における新卒社員の3年以内の離職率は4割を超えています。
苦労して採用してもなかなか定着しない、このような状況が続けば事業に注力することが難しくなります。
そんな状況を打破できるのがインターンシップの積極的な活用です。
今回は中小企業にとってインターンシップの活用にどんなメリットがあるのかを解説していきます。
そもそもインターンシップって
まずインターンシップについて軽く説明しておきますね。
明確な定義はなくてWikipediaでは「特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと」となっています。
国によって状況がだいぶことなるのですが、日本では2000年代後半から大学3年の夏にはインターンをするのが当たり前の状況になっています。
企業側が建前として挙げるインターンの目的には以下のとおりです。
仕事を体験する機会を提供することによる社会貢献
若い大学生を受け入れることによる社内の活性化
学生の指導を通して若手社員のマネジメント力やリーダーシップを養う
まあ、こういった建前ですが、企業側の主要な目的としては「優秀な人材の囲い込み」ですよね。
もしも、まだインターンシップは大手企業がやるものという認識を持っているとしたら、いますぐに認識を改めて頂いたほうがいいと思います。
優秀で自社にフィットするような新卒を採用をしたいなら、インターンシップをしないという選択肢はないでしょう。
ブランド名では大手企業で負ける中小企業こそ、学生と深い人間関係を構築できるインターンシップを積極的に活用すべきなのです。
では、具体的にどのようなインターンシップを行えばいいのでしょうか。
中小企業が実施すべきは長期インターンシップ
インターンシップには1日〜数週間の「短期インターンシップ」と数ヶ月〜1年以上に及ぶ「長期インターンシップ」の2種類があります。
インターンシップと聞くと、期間限的の社会人見習、就業体験のようなものをイメージされる方も多いと思いますが、
中小企業におすすめなのは、半年以上の長期インターンシップです。
たんなる社会人体験ではなく、自ら会社の一員としてプロジェクトに貢献するような内容にすれば、意識の高い優秀な学生が集まりやすくなります。
なぜなら、就職活動で、この経験を実績として、有利に使うことができるからです。
こうした意識を持つ学生は、主体的にプロジェクトを動かせそうなベンチャー企業でのインターンを好みます。
もし仮に、自社で採用できなかったとしても、大手が欲しがるような人材を一定期間、低コストで活用することができるので、デメリットになることはありません。
しっかりと人間関係が構築できれば、中には自社で働いてくれる人も高い確率で出てくるでしょう。
インターンに参加した人から、来年以降のインターンシップにつながる紹介なども期待できます。
インターンにかかるコストは?
では、具体的にインターンシップにどれぐらいのコストがかかるのでしょうか。企業によってどれくらいコストをかけるかは、まちまちです。
1日から1週間程度の短期のインターンシップの場合は、無休の場合が多いようです。採用面接の延長線として捉えていることが伺えます。
一方、長期の場合は、その間アルバイトなどができないので、時給1,000円程度と交通費を支払うような形が多いようです。応募者が殺到するような大企業であれば交通費で無料のインターンでも問題ないでしょうが、中小企業の場合はちゃんと時給を払わないと募集は難しいでしょう。
一人あたり月に10〜15万円ぐらいのイメージをしておけばいいと思います。労災は適用にならないので、業務内容によっては保険なども想定しておく必要があります。
リクルート費用に数百万円をかけるなら、長期インターンシップで人間関係を構築していきながら、自社にフィットする人材かどうかをじっくり見極める方が堅実ではないでしょうか
インターンシップに参加する学生の目的とは
長期インターンシップに参加するのは基本的に意欲の高い学生です。インターンシップに参加した学生がどんなことをメリットとしてあげているか見てみましょう。
大学生は自分がどんなことに向いているのかがわかっていません。社会がどんなものかもわかっていません。ましてやどんな企業が自分にあっているのか、判断できる人はほとんどいません。
ですから、インターンでの経験を通じてなによりも得たいと考えているのは、「経験」と「評価」です。
こういったものを求めていることを踏まえて、程度な難易度の課題に挑戦できる環境を作ってあげられるかどうかがポイントになります。
具体的にどのような業務をやらせてあげればいいのかは著書『事業拡大を実現する 中小企業のための「長期インターン」活用戦略』を参考にしてみてください。
インターン生の募集について
やるべくことはわかったけど、じゃあどうやってうちみたいな無名の中小企業がインターン生を募集すればいいのかって思いますよね
そんなときにおすすめなのが、インターンシップガイドのサービスを利用することです。
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