起業のアイディアを生み出そう!欠点列挙法の正しい使い方!

ポイント
  1. 欠点列挙法とは
  2. 欠点列挙法はどういう時に使う?
  3. 欠点列挙法の使い方

目次 [非表示]

既にあるサービスや商品をより良いものにしたいと思っても、なかなかこれといった改善案が浮かばない……そんな経験をしたことがある方はきっと多いのではないでしょうか?今回はそんな人のために、問題解決の最も基本的なステップを踏んで課題解決を行う「欠点列挙法」をご紹介します。

欠点列挙法とは

あえて現実的な枠を作って意見を出し合い、問題の解決策及び改善案を考えるという思考方法です。希望点列挙法では批判的な意見や欠点の追及などは行いませんが、欠点列挙法ではそれらをメンバー全員で徹底的に行います。現状の問題点をとことん洗い出すので、この思考法をもとにして出てきた考えやアイディアは、サービスや商品の改善で実際に使えるようなものが多いというメリットがあります。

欠点列挙法はどういう時に使う?

欠点列挙法は、全く何もない状態から、ビジネスを作り出す「0→1」の段階ではなく、あくまで既存のサービスや商品の質をさらに向上、改善したい時に使う思考メソッドです。問題となっている箇所や製品のマイナスな側面、サービスの欠点など、普段はあえて目を背けたくなる部分にこそ、事業の大きな成長のヒントが隠されている場合が少なくありません。

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欠点列挙法の使い方

①議論のテーマ、対象となる商品やサービスを決めます。例として、ある下着会社が販売している「腹巻き」をテーマに考えていきます。
例)最近売り上げが伸び悩んでいる「腹巻き」

②各自、①で決まったものが持つ問題点や欠点、マイナスの部分、欠陥などを紙に書き出します。ほんの些細なことでもいいので、様々な人の視点や環境などを考慮して思いつく限りどんどん挙げていきましょう。
例)若い人はそもそも着ける習慣がない、着けると服の上からラインが見える、布がもたつく、価格が高い、素材が気に入らない、着けるのが面倒

③挙がってきた欠点をグループ分けして、それぞれが意味する課題は何か考えます。
例)・若い人に習慣がない・着けるとラインが見える →デザインに問題があるのでは?商品のターゲット設定は合っている?
  
・価格が高い・素材が気に入らない… →仕入れルートの見直しが必要?
 ・着けるのが面倒 →腹巻のメリットが理解されていないのでは?

④解決すべき課題の優先順位を決めていきましょう。
例)まずは腹巻きのターゲットを見直して、PRに力を入れるべき?それとも、先にデザインを思い切って変えてみるべき?素材はどのタイミングで変えようか…

④それぞれの課題を解決するにはどうすればいいか考えます。
例)PRのために、今20代に人気のモデルを使ったらどうか。仕入れる素材を天然素材に切り替えても、予算を抑える方法はないだろうか…
  
服に響かない布の厚さやデザインをもう少し追及してみてはどうだろうか

⑤解決策が揃ったら、それらをまとめて具体的な改善案を作成します。

まとめ

いかがでしたか?欠点列挙法には、欠点や欠陥点が発想のスタート地点になるのでどうしても考えの幅が狭くなってしまいがちである、というデメリットもあります。したがって、あくまでブレインストーミングの一種として活用すると良いでしょう。今までとは違った切り口で課題と向き合うことができるようになるはずです。

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