山形県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!
- 山形県の気候、観光・地域資源、交通情報
- 山形県の主要産業、有名企業
- 山形県で起業するために役立つ情報
東北の日本海側に位置し、全国第9位の93万2315㎢の面積を持つ山形県は、海・山・川の豊かな自然に恵まれた四季の変化に富んだ地域です。きれいな水と、昼夜の寒暖差など好条件が揃っている山形のお米や果樹、畜産は全国的にも有名で中でも高級ブランド「佐藤錦」が有名です。
山形県は南から、置賜(おきたま)、村山(むらやま)、最上(もがみ)、庄内(しょうない)の4つの地域に区分されています。これらの地域は江戸時代の幕藩体制のなごりで、方言や食べ物など、文化も少しずつ異なります。県域の85% を山地が占めており、県の中央には最上川が流れています。県民の多くがこの川の流域に住んでいるため、この川は「母なる川」とも呼ばれています。
山形県は県内全域が日本海側気候であり、県全域のおよそ90%の地域が特別豪雪地帯です。1年を通した平均気温も12.7度と全国的にみても低いことがわかります。中でも内陸側は寒暖の差が激しく、置賜地方などでは−15°C近くまで下がることも珍しくありません。夏は非常に暑いですが比較的乾燥をしており、朝晩は涼しいのが特徴です。
地域資源は県内外から約100万人の観客が訪れ「山形花笠まつり」、西暦110年開湯と言われ1900年の歴史を持つ「蔵王温泉」、東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられている「羽黒山五重塔」などがあります。
山形県は全市町村に温泉が湧出するなど観光資源に恵まれており、昨今の映画のロケ地に県内各所が使われていることもあって、国内外から数多くの観光客を呼んでいます。他にも銀山温泉などが全国的に有名です。
最上川支流の銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての木造多層建築の旅館が立ち並んでいます。大正ロマン漂う光景は、温泉のシンボル的な風景となっており多くの観光客を集めています。
宮城県の仙台駅までも約1時間と主要都市までの便もよく、東京までも新幹線で2時間半ほどで移動することが可能です。また山形空港があるため、飛行機での移動も可能です。飛行機の場合は1時間ほどで東京−山形間を移動することが可能です。
山形県の主要産業は果樹王国として全国的に有名です。主な生産品としてはさくらんぼやブドウがあり、さくらんぼは国内の7割の出荷量を誇っています。また、東北各県や新潟県とともに稲作が盛んな地域としても知られています。
日本海に面し、里山にも恵まれている山形県は山の幸、伝統野菜の宝庫です。山形県の米「つや姫」や最高の和牛として知られている「米沢牛」のほか、三元豚も全国的に高い評価を得ています。農業以外にも製造業の割合が大きく、県内総生産の約20%を占めています。
山形は県内に工業技術センターを設立して山形県産業技術振興機構を中心に勉強会・研究会活動を活性に行っており、県内でのテクノロジーの集積を目指して、知的財産の戦略的な創出と活用を促進しています。
従業員が101人〜301人超の大企業は県内に64社あります。山形及び東京に本社を置き、パチンコを中心とするアミューズメント事業のほか、フードサービス・スイーツ・コンビニ事業の企画・運営・管理を行っている「ベガスベガス」や、山形県を中心に東北エリアで店舗を展開している食品スーパーの「ヤマザワ」、スピーカーをはじめ、カーステレオ、有機EL機器、プレス部品、精密樹脂部品などの開発・生産を行っている「東北パイオニア株式会社」などが有名です。
創業100年を超える老舗企業数は706社あります。1647年創業の呉服店「布施弥七京染店」や、1915年創業の建て具店「齋藤勇治建具店」などが挙げられます。
山形県には1万2000人の起業家がいます。山形県では、地域経済活性化のため、多様な創業の促進と創業から経営安定までの一貫した支援を行う「やまがたチャレンジ創業応援事業」を実施しています。
創業塾や創業セミナーを開催しているのと、ビジネスプランを公募し、優れたプランに対しては創業に要する一部の経費の助成を行なっています。また、創業者や中小企業者を支援するための相談窓口や、様々なニーズに対応した支援事業などをまとめたガイドブックの作成なども行なっています。
詳しくは県のHPをご覧ください。
山形県では移住希望者を対象に移住体験ツアーを行なっています。滞在することで、その地域での暮らしや地元の人々との交流を持つこともできます。格安で利用できる体験住宅のほか、交通費や宿泊費等の助成を行っている市町村もあります。
また、寒河江市で行なっている、子育て世代の方や市外から市内に定住する方が、住宅を建築・購入・リフォームをする場合に事業費の1/2以内(最大100万円)の支援を受けることができる「寒河江市子育て定住住宅建築事業補助金」や、村山市で行なっている「あんばい・いい家」大賞設計コンペにおける入賞作品のコンセプトを用いて市内に住宅を新築する方に、設計費の2分の1(最大150万円)の助成を受けられる「「あんばい・いい家」設計活用推進事業」など各市町村ごとに様々な支援をしています。
詳しくは山形移住交流ポータルサイト「すまいる山形暮らし情報館」のHPをご覧ください。
県の誘致により、県外から県内(全地域)に立地してコールセンター業(バックオフィス業務を含む)、ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業及びインターネット附随サ―ビス業を行う企業が、雇用奨励金や開設後1年間の通信、回線使用料などの援助を受けられる「山形県ソフト産業立地促進補助金」や県外から新たに進出する企業で、製造業等を営む企業うを対象に土地を除く 固定資産の 取得額などを補助してくれる「山形県企業立地促進補助金」などがあります。
詳しくは山形県企業立地のご案内をご覧ください。
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