奥田和広
株式会社タバネル 代表取締役

4倍で成長する組織の作り方〜第1回 googleやメルカリでは常識?成長企業で導入されている「OKR」〜

ポイント(この記事は4分で読み終わります)
  1. OKRとは?
  2. 設定と運用
  3. MBOとの違い

日本の企業がアメリカのベンチャー企業のようなスピード感を得る方法とは〜Googleやメルカリも導入する「OKR」とは?

OKRと呼ばれる目標管理手法をご存知でしょうか?

Googleが創業当初から使用していることで有名となったOKRですが、Facebook、Oracle、Twitter、そして、日本でもメルカリ、サンサンなど、多くの成長企業で採用されています。OKRを知ることで、成長企業のマネジメントの共通項を理解することができます。

メッセージ+指標で、心に届く目標に―OKRの意味

OKRは「Objectives and Key Results」の略称であり、「目標と重要な結果」、「目的と重要な結果指標」などと訳されます(以下、後者の訳を使用します)。「Objectives(目的)」の達成を測る重要な指標が「Key Results(重要な結果指標)」となり、目的がどの程度達成されているかを高頻度で管理し、設定することで成長を加速することが特徴のひとつです。

まず「Objectives(目的)」について解説していきましょう。

当該期間(通常は四半期)に「何を達成したいのか?」「どこに向かおうとしているのか?」の目的を表します。多くの目的を目指すのではなく、優先度を見極め重要なものに絞り込むことが必要です。そして、下記の特徴を持ったものでなければいけません。

・挑戦的、野心的な目的である
・やってみたい!と思えるような魅力的な目的である
・全社から社員個人まで一貫性がある

続いて「Key Results(重要な結果指標)」について解説しましょう。

目的を「どのように達成するのか?」「目的との距離をどう把握するか?」を表すものであり、目的の達成度合いを測るマイルストーンとなる指標です。
そして、下記の特徴を持つ必要があります。

・具体的、明確で解釈のズレが生じない
・計測可能なもの
・簡単ではないが、達成可能なもの
・目的の達成指標となる

通常の目標は、KR(重要な結果指標)に近い意味合いですが、なぜO(目的)が必要なのでしょうか?たとえば、製品Aとセットで買われることが多い製品Bについての目標を考えてみましょう。「製品Aに対する製品Bのセット購入率を現状40%から50%に引き上げる」と数値目標が与えられた場合、担当者はセット購入率を上げる方法に集中して行動します。

一方、O(目的)が「製品Bをもっと多くの人に使ってもらおう」とした場合、どうなるでしょうか?もちろん、セット購入を促進するという方法を取るかもしれませんが、製品Bだけで

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著者プロフィール

奥田和広

奥田和広

株式会社タバネル 代表取締役

株式会社タバネル 代表取締役 1975年生まれ。1998年一橋大学商学部卒業。 幼少期より父がアパレル卸業を経営していたため、大学卒業後は勉強のために上場アパレル企業の株式会社ワールド、銀行系コンサルティングの株式UFJ総合研究所を経験。父の会社に戻り、1からアクセサリー事業を開始。8年で40店舗170人を超える規模にまで成長させるが、既存アパレル卸業の苦戦、アクセサリー事業の無理な成長で低迷し、東日本大震災後に倒産。その後、株式会社ピアスにて百貨店化粧品ブランドのマーケティング責任者、美容サービスの新規事業責任者を経て、組織マネジメントのコンサルティング企業株式会社識学にて、コンサルティングおよび育成、メニュー開発を担当。Googleなどで使用されている目標管理手法OKRを用いた組織強化のコンサルティングとソフトウエア販売を行うため、タバネルを創業。