フランチャイズの失敗率はどれくらい?よくある失敗する原因

ポイント
  1. フランチャイズの失敗率と失敗率が高い業種とは?
  2. よくあるフランチャイズの失敗理由を知ろう
  3. フランチャイズに失敗しないためには

目次 [非表示]


フランチャイズというビジネスモデルは、初めて起業する方や未経験の人、ビジネスの知識がない人でも比較的簡単に利益が出しやすいため人気があります。フランチャイズの成功率は70%、失敗率は30%と他のビジネスよりも成功率が高いのが特徴です。
では、残りの失敗した30%はどういった原因で失敗してしまうのでしょうか?業種によって失敗しやすいフランチャイズはあるのかも気になるところです。そこで今回は、フランチャイズと失敗率について詳しくみていきましょう。
 

フランチャイズの失敗率


フランチャイズ加盟店になり、開業すると3年後には70%のお店が生き残っています。この数字は、他のビジネスモデルと比べると大変成功率が高いと言えます。そのため、始めて起業する人やリスクを抑えて利益を得たい方に人気があります。しかし、残りの30%は失敗してしまうというのも事実です。
ここからはよくあるフランチャイズに失敗してしまう原因について詳しく見ていきましょう。

 

失敗率が高い業種は?

フランチャイズに失敗してしまう原因の一つが業種選びです。例えば、高齢化社会に向けて介護サービス業界に参入したフランチャイズ加盟店は、知識不足や人手不足が原因で失敗に終わる確率が高くなっています。フランチャイズは未経験でも成功しやすいビジネスモデルですが、介護サービスはある程度の経験と人手が必要です。
全くの素人の場合は思うように経営がうまくいかず、人材を確保できないといった問題が起こります。そのため
いつもスタッフ募集をしなければならなくなり、採用のための出費がかさんでしまいます。結局、少ない人数で厳しい経営となってしまうケースが多いのです。もちろん新規で介護サービスに加盟して成功した人もいます。しかし、高齢化社会だから需要が多くなるだろうと、単純な動機だけで始めると失敗してしまう人が多いのが現実です。

他には、スマートフォンの修理業者も一時期は多くのフランチャイズ加盟店が増えました。初期投資額が少なく、スマホの普及により需要が多いと言われて、急速にフランチャイズ加盟店が増えたのです。しかし、修理技術を持つスタッフの確保や需要と供給のバランスが難しく、失敗してしまうケースがよく見られます。スマートフォンの画面は割れてもすぐに修理に出すという人は意外と少なく、機種変更をしたり新しいスマホに買い替える人が多いのです。
予想されていたほど修理の需要がなく、多くのフランチャイズ加盟店が失敗しています。
スマートフォンが普及したからといって必ず修理業者は利益が出るだろうという単純な理由で始めた人は、失敗率が高くなっています。フランチャイズに失敗するのは業者選びだけがすべてではありませんが、未経験で準備不足の場合は失敗しやすいので注意が必要です。
 

よくあるフランチャイズの失敗原因

フランチャイズの失敗率は30%と低いのが特徴ですが、それでも失敗してしまう原因は何なのでしょうか?ここからは、失敗のよくある原因を見ていきましょう。
 

資金不足

一番よくある原因は、資金不足により開業する日が遅れてしまい、利益を出すのが遅れてしまうことです。初期費用をしっかり用意できなければ、光熱費やテナント代など出費がかさみ、経営を続けるのは難しくなってしまいます。自己資金だけで初期費用を十分に用意できれば一番良いですが、足りない場合は銀行からの融資を利用してスタートする人が多いです。
フランチャイズに契約する際は、加盟料の他に
保証金や様々な諸経費が必要になります。フランチャイズ 加盟店に必要な初期費用はだいたい目安がありますが、思った以上に出費は多いのです。そのため、自己資金だけでなく初めはなるべく多く集めておいた方が安心です。フランチャイズを始めて1年から2年の間は準備期間と捉えて、初期費用を上手に回すことが大切です。銀行からの融資を受ける際は、金利や返済期間などを考慮に入れて、12年後にしっかり返せるような経営計画を立てましょう。開業したばかりの時期は集客や人材の確保などやることが多いため、しっかり資金計画をすることが必要です。
 

能力不足

フランチャイズは業界未経験でも始められるため、多く人は資金を用意できたら勢いで始める方もいます。しかし、マニュアルが完備されているフランチャイズビジネスであっても、当然ながら経営の基本は知っておくべきです。もちろん、フランチャイズ加盟店のオーナーが能力不足の場合は経営に失敗してしまいます。開業したばかりの頃は、集客することや宣伝ばかりに力をいれてしまいますが、人材を確保したり教育する能力も求められます。
フランチャイズの本部では人材育成の研修が行われているので、経営能力が心配な場合は積極的に参加すると良いでしょう。
フランチャイズの経営についての本を読んだり 経営者同士で情報を交換したり、積極的に経営を学ぶ姿勢が大切です。
 

宣伝不足

フランチャイズの宣伝は多くの場合、本部がテレビコマーシャルやネット広告などを打ち出してくれます。しかし、自分の店舗の集客が難しい場合は自らも宣伝をする必要があります。フランチャイズによって宣伝にかける資金やサポート体制も変わりますが、すべてを本部に任せておくと失敗しやすくなるからです。最近は、SNSや口コミサイトでの集客方法が主流になってきているので、顧客に口コミをしてもらったりネットでの広告を多くすることも大切です。
 

フランチャイズに失敗する人の特徴

フランチャイズは未経験でも初めて起業する人も挑戦しやすいのですが、すべてを本部に任せてしまう方は失敗しやすくなります。マニュアルがしっかり用意されて 経営に必要な 物が全て揃っていても、いちオーナーとしての責任が求められるからです。また、従業員を募集して、あとは全て従業員に任せてしまうタイプの人は失敗しやすいと言えます。フランチャイズ独自のノウハウを習得すると同時に、その地域の特徴や客層などを考慮した経営が求められます。フランチャイズ加盟店のオーナーになったけれども、全く現場を把握していなかったり、他人まかせの場合は失敗する確率が高いです。
 

フランチャイズの業種選びを失敗しないためには


フランチャイズと契約するにあたり、業者選びは慎重に行う必要があります。コンビニや飲食店など未経験でも参入しやすい業種であること、需要が多く成長している業界なのかをよく調べる必要があります。自分が出店するエリアの周りに競合他社がいるかどうか、過去の記録もよく調べておく必要があります。
 

まとめ

フランチャイズに契約したあとはすべてを現場のスタッフに任せて、本部の指示も把握していない場合は失敗率は高くなります。フランチャイズ加盟店のいちオーナーとして責任感のある経営ができなければ成功することはできません。これから起業される方は失敗しないための対策も必要です。
 

おすすめの関連記事

―フランチャイズで失敗しない秘訣を知ろう!―
簡単にフランチャイズを利用して失敗しない独立起業する方法


ー独立する前に知っておくべきこととは?―
独立する前に知っておくべき、失敗する人の特徴、最高の準備方法
 

関連記事