モチベーションはどうやったら上がる?部下から見る上司の対応方法!
- モチベーションの基礎知識について
- 部下のモチベーションを下げる上司
- 部下のモチベーションを上げる上司
日々の仕事をする上であったり、プライベートであっても、モチベーションが下がっているようでは、中々仕事も捗らない上に、大変効率が悪くなると理解している方は多いのではないでしょうか。
「モチベーションが上がらない」と、
日々悩んでいる方は結構いらっしゃるのではありませんか?
今回は、私生活を含め、主に仕事面について、どうすれば部下のモチベーションを上げる事ができるのか?と、いうことを、部下目線から見て考えて行きたいと思います!
先に、モチベーションの基礎的な部分から確認をしておきたいと思います!
モチベーションと言うのは、一般的に言う「動機付け」の事を表しており、このように解釈されている事が多いようです。
そもそもが、モチベーション(motivation)というのが、「動機」であったり、「刺激」「やる気」等の意味となる単語となっております。
また、動機に関しては、例えば、人が何かしらの行動を起こそうとする時や、その事について「このようにしよう!」と決意する時等に、心理として、直接的なきっかけや目的、そして原因等と言う意味合いをもたらしています。
つまり、簡単にいうならば、モチベーションとは、「やる気」や「意欲」等を表しているということになるわけですね!
最初にお話しておく必要がある事がありますので、モチベーションを上げる上司と下げる上司の解説の前に、少しだけ触れさせて頂ければと思います。
まず、世の中に、どれだけモチベーションを上げるのが上手い!と言われるように上司が居たとしても、100人部下が居て、その100人全ての部下のモチベーションを上げられる上司と言うのは、存在しないと考えておくべきです。
それは、上司も同じ事ですが、部下が100人いれば、100人共に違う価値観を持ち、考え方や、性格等にも違いがあるからです。
ですから、たまたまその上司のやり方がハマる部下も居るでしょうし、逆にそのやり方がストレスになると言う部下だっているわけです。
ですから、大切な事は、それぞれに合わせて対応し、やり方や方法を工夫するということが一番肝心な事だと思われます。
ただし、平均的な部分や、一般的な部分を考えれば、このような上司だったらモチベーションが上がりやすく、逆にこのような上司だったらモチベーションが下がりやすいというような統計的なものは、おおよそで検討を付ける事ができますので、そこから少しずつ見ていきたいと思います!
近年は、精神的な病気等で、仕事を辞めなければならなくなってしまった方や、生活の為にどうしても職場に行きたいが、億劫で仕方がないという方もいる事でしょう。
このような方々の場合、事情によっては、上司がモチベーションを下げてしまっている可能性が大いにあります!
1つ1つ見て行きましょう!
「仕事に身が入らないのは、お前に根性が足りないからだ!」なんとなく、古臭いような言葉ですが、多くの方が、仕事ではないにしても一度は聞いた事があるようなフレーズですよね。
これは、業界によっても様々だとは思うのですが、よく使われやすいのは、職人さんや、営業マン等に多いのではないか?と予測されます。
例えば、シェフと呼ばれるような仕事や、板前さん等、長年修行を積んでこられた方々が、部下や弟子に言いやすいフレーズだと思います。
見てもない仕事を任せておいて部下から聞かれれば「見て覚えろ!聞くな!」等。
はっきり言って、人は見ていない物は、そもそも脳の中に記憶すらしていませんから、いきなりその業務をこなす事は不可能なことです。
しかし、自分たちがそのように教えられてきたという事実や、経験等から、同じような態度を取ってしまう方々ですから、そのような態度を取っていれば、モチベーションは下がる一方です。また、これは真面目な方ほど、精神的なダメージが来てしまう傾向にあります。
真面目な人は、ちゃんと仕事をしようとしますから、教えられていない事はできないのに、それを自分のせいであると悲観してしまう可能性があります。
更に、そこで葛藤をする事になると、もっと仕事をする気力は失われ、集中力は散漫し、最後は自信が無くなって辞めてしまいます。
昔ながらや伝統的と言うことは、決して悪い言葉ではないのですが、昔は昔、今は今で、育った社会の環境も違いますし、悪い面だけではなく、逆に良い面も持っています。
それを、頭ごなしに理由もなく叱りつけたり、理不尽な対応をしていると、当たり前の事ですが、部下のモチベーションは下がる一方で仕事の効率も当然のように悪くなります。
時代は常に流れているわけですし、これからもその流れを止める事はできません。
いつまでも根性論・精神論で仕事をし、やる気をなくしてしまったり、最悪の場合退職すると言う決断をした部下に対して、あいつは根性がない等と言うのであれば、はっきり言って上司として失格です。
ちなみに、精神的に何かしらの負荷がかかって、仕事に支障が出てしまったり、退職をされる方についてですが、このような方の場合、逆に根性がありすぎるのです。
真面目な人は根性があると述べましたが、この根性がありすぎて、逆の効果をもたらしてしまい、離れるしかないということになってしまいます。
その事等を十分にわきまえた上で、本当に部下を育てたいと思うのであれば、例え部下であったとしても、1人の人間なわけですから、その方自身をしっかりと見た上で、様々な対応をする必要があるのではないかと言えるのではないでしょうか。
上司ともなれば、長年の生きてきた経験や、その職務に対する知識等が豊富にあるわけですが、上司が必ずしも絶対に100%正しいということはありえません。
上司だって間違う可能性があるということです。
部下ということは、大抵の方が上司より年下となるわけですが、その世代はその世代で、上司の世代が頭にも浮かばないような新しい視点等も持ち合わせています。
つまり、事業を行う上でも、昔ながらのやり方だけで進めているようでは、いずれ他の企業に足元をすくわれかねません。
それらを阻止する為にも、斬新な発想や、新しい考えは常に取り入れていくべきだと言えます。
いつまでも、自分が正しいと思い込んで、ワンマンなやり方をしているような上司であれば、部下はついていきたくありませんし、仕事をする上でもモチベーションが上がる事はなく、元々あった意欲すら失われてしまう事でしょう。