栃木県の起業・独立、IUJターン支援のまとめ
- 栃木県の気候、観光・地域資源、交通情報
- 栃木県の主要産業、有名企業
- 栃木県で起業するために役立つ情報
栃木県の人口は196万6000人です。栃木県の面積は640,809平方キロメートルで関東地方では最大です。県内には14市11町があります。現在、村は存在しません。
県庁所在地は宇都宮市です。宇都宮餃子も有名な宇都宮市ですが、県人口の約4分の1に当たる5万20197人を擁しています。宇都宮市は中核市ですが、全国1718市町村中26番目(特別区を除く)の規模を誇ります。また、県北西部に位置する世界遺産「日光東照宮」でも有名な日光市は、県面積の22.6パーセントを占め、全国第3位となる広大な市です。
栃木県の気候は太平洋岸気候区です。
北部から北西部の山地は日本海岸気候区の特徴も有しています。
年間の平均気温は平地で12℃~14℃と温暖ですが、標高の高い北部山地では7℃~9℃と低くなります。また、冬は放射冷却により朝の最低気温が下がり、12月、1月の平地での最高気温と最低気温の差は10℃~14℃と大きくなります。
降水量は北部山地で多くなり、6月から7月の梅雨期より、台風や雷雨の影響を受ける8月から9月の方が多くなります。
夏は激しい雷雨が多いですが、夕立により気温が下がることが栃木県の美味しいお米を育てるのに適しているようです。
冬は男体おろし、那須おろし、赤城おろしなどと呼ばれる北西からの強い季節風が吹き、平地では乾燥した冬晴れの日が多くなります。
地域資源は、栃木県といえば世界遺産「日光東照宮」をご存知の方も多いのではないでしょうか。全国、または海外からの観光客も多く訪れる観光地です。紅葉シーズンには、中禅寺湖、華厳滝、いろは坂など、紅葉の名所もたくさんあるので、紅葉シーズンにはより多くの観光客が訪れます。
鬼怒川温泉や湯西川温泉など、有名な温泉地も存在します。
また、2016年にイルミネーションランキング第1位を受賞した経験を持つ「あしかがフラワーパーク」などもあります。
また最近では、映画・テレビなどのロケ地として栃木県をよく見かけることが増えてきました。
県が、ロケ撮影を誘致し、映像として発信するフィルムコミッション活動を推進しています。栃木県のフィルムコミッションに関しては、こちらをご覧になってください。
栃木県には2つの高速道路があります。
1つ目は東北縦貫自動車道弘前線(東北道)です。東京都練馬区から青森県青森市に至る約698kmの高速自動車国道であり、首都圏と東北地方を結んでいます。2つ目は、北関東自動車道(北関東道)です。群馬県高崎市から茨城県ひたちなか市に至る約147km(東北道との重用区間約14kmを除く)の高速自動車国道です。
そして、スマートインターチェンジ(スマートIC)があります。高速道路のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)などから乗り降りができるETC専用のインターチェンジ(IC)です。
鉄道関係は、東北新幹線、JR宇都宮線、東武鉄道が東京と結ばれています。また、JR水戸線、両毛線が茨城・群馬と結ばれています。空港は存在しません。
栃木県の主要農産物には、有名な「とちおとめ」の他に、「スカイベリー」や「とちひめ」など様々な品種が存在するいちご。全国1、2位の生産量を誇るにら。
北海道に続いて全国2位の生産量の生乳。お米など、生産量で全国上位を占めているものが数多くあります。素の他にも、とちぎ和牛、ゆばなどの特産物があります。
伝統工芸品に関しても、国の重要無形文化財である結城紬や、益子焼などがあります。
栃木県の起業家数は、2万1900人です。
帝国データバンクの調べによると、栃木県内の2017年倒産件数は124件、前年比では12件ほど減少したものの、依然高水準で発生しています。県内企業の61.8%が後継者不在のようです。また、栃木県内企業で100年以上の歴史を有する企業は485社。創業時期別で見ると、大正時代(1913~1916)の創業は73社、明治時代(1868~1912)が360社、江戸時代(1603~1867)の創業企業は51社。江戸開府前(~1602)に創業した企業も1社あるようです。
栃木県では「栃木県産業振興センター」が、創業者の支援を行っています。
その相談内容も多岐に渡って対応してくれます。売上増大・販路開拓から、商品デザイン、IT化まで創業・経営の悩みはオールジャンルに渡って、専門家が対応してくれる環境です。ビジネスの問題や課題は、そのときそのときで色々ありますし、いつどんな問題が起きるのか分かりません。ビジネス上の問題や課題が特定できていても、その問題・課題を相談できる専門家を探すのも地方では一苦労です。
「栃木県産業振興センター」を利用すれば、あらゆる問題・課題に対してサポートしてもらえる体制が整っています。なので、安心して、創業・起業、経営ができる環境が整っているのが栃木県といっても良いでしょう。
その他にも、「栃木県産業振興センター」では下記プログラムを用意しています。
・創業サポートアカデミー
・創業希望者交流サロン
・創業分野別フォローアップセミナー
・プレゼンテーションスキル向上セミナー
・創業塾受講生に対する追跡アンケート結果
創業・起業を考えている場合、起業家、経営者として求められるスキルもあります。
特に自分のビジネスを理解してもらうためにプレゼンテーションスキルが必要になってきます。そのために、プレゼンテーションスキル向上セミナーが用意されています。
創業分野別のフォローアップセミナーがあるのも心強いのではないでしょうか。
また、起業を考えていたり、起業当初などは、横のつながりがなく孤独感を感じてしまうこともあると思います。都心部では多種多様なコワーキングスペースがあり、横のつながりが作りやすいですが、地方ではまだまだそのようなつながりを作りづらい部分もあるのではないでしょうか。なので、創業希望者交流サロンの存在は心強いです。
また、栃木県では下記の創業促進補助金があります。
・フードバレーとちぎ農商工ファンド活用助成事業(創業支援)
・とちぎ未来チャレンジファンド活用助成事業(創業支援)
詳しい情報は、「公益財団法人 栃木県産業振興センター」のHPをご覧ください。
栃木県移住・定住促進サイト「ベリーマッチとちぎ」
Uターン、Iターンされた方たちの記事は一読の価値があります。栃木での生活をリアルに感じることができます。
栃木県移住・定住促進PR動画『スミマセンとちぎ』【栃木県公式Youtubeチャンネル】
こちらのPR動画は栃木の魅力が数分にギュッと詰まっている素晴らしいPR動画です。栃木のことを知るにはオススメの動画です。
栃木県も企業誘致に力を入れています。栃木県への企業立地推進のために補助金等も充実しています。
補助金に限らず、税制の優遇制度も設けており、積極的に企業誘致を進めています。
企業に対する交流等の拠点として「とちぎ産業創造プラザ」なども使用出来ます。
詳しくは、企業立地に関するご案内をご覧ください。