新潟県の起業・独立、IUJターン支援のまとめ

ポイント
  1. 新潟県の気候、観光・地域資源、交通情報
  2. 新潟県の主要産業、有名企業
  3. 新潟県で起業するために役立つ情報

目次 [非表示]

新潟県の概要 

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日本海に面する新潟県は、甲信越地方に位置し、人口228万6000人が暮らす四季折々の自然が豊かな土地です。生産量全国1位の米どころとして知られ、清酒の消費量も同じく全国1位を誇ります。

県土は南北に長細く、北は山形県、南は富山県と接し、越後の海岸線は331kmにも及んでいます。面積は125万8418㎢で、全国5番目の広さです。江戸時代から明治初期までは、人口が全国1位だった所以もあり、現在も甲信越北陸地域では人口規模が最も大きい県です。

県内には30市町村があり、県南部から上越・中越・下越に区分され、県庁所在地のある新潟市は下越、降雪量の多い魚沼地域は中越、長野県や富山、石川と接する地域は上越となります。

新潟県の気候

新潟県の気候は典型的な日本海型で、夏場は暑く、冬場は降雪量が多いのが特徴です。
また、県北部は東北型気候、南部は北陸型気候に区分されます。雪の多い地域では2mほどの降雪あり、1月には降雪量が550mmを超えています。特に降雪量が多いのは、魚沼地方や上越地方です。

県内の平均気温は14.5℃で、夏場はフェーン現象の影響で気温が上昇しやすく、新潟地方気象台によると夏場の最高気温は東京都1℃ほどしか変わりません。

新潟県の観光・地域資源

地域資源は、日本三大花火大会に数えられる長岡市の「長岡まつり」、新潟県を代表する新発田市の温泉地「月岡温泉」、弥彦山の麓に鎮座し、万葉集にも登場する弥彦村の「彌彦神社」が主な観光地です。これ以外にも、かつては金山があり、現在では天然記念物のトキでも知られる「佐渡島」、ヒスイやロッククライミングの聖地としてしられる「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」などもあります。

最近では、十日町市で行われるアートイベント「大地の芸術祭」が、新たなまりおこしの一端を担う活動として日本のみならず世界から注目されています。外国人観光客消費単価は、4万1422円で全国第7位です。越後湯沢をはじめとしたスキーリゾートの人気が顕著で、中国・台湾・韓国からの旅行者が全体の6割を占めています。

新潟県の交通

新潟県へは、電車だと1982年に開業したJR東日本の上越新幹線で約1時間半、2015年に開業したJR東日本の北陸新幹線で約2時間でのアクセスが可能です。空の玄関口は新潟市の新潟空港です。国内線は、札幌・東京・名古屋・金沢・大阪・福岡間が就航しています。国際線は、海外からの観光客が多い中国・台湾・韓国線が運航されています。

その他、高速道路は関越道・上信越道が通っており、車でのアクセスも抜群。東北地方・関東甲信越地方・近畿地方などへの高速バスも揃っており、県外からのアクセス非常にいいのが特長です。

新潟県の主要産業

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新潟県の産業は、製造業、卸売業・小売業、 医療・福祉の順に付加価値構成比が大きく、製造業は全国平均よりも高く、食料品製造業、化学工業、金属製品製造業が盛んです。高度な基盤技術を生かした企業がたくさんあり、精密加工や金属プレスなど、ものづくりの土台となる産業が。金属用食器、電気ストーブ、米菓製品は日本一のシェアを誇っています。

農業の面では、ブランド米「コシヒカリ」を始め、米の産出額が全体の6割を占めています。それ以外に、雪深い地域では冬の内職として仏壇や紬など、伝統工芸も有名です。経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」は16品目が認定されており、全国3番目の多さです。

新潟県の有名企業・老舗企業

新潟県の大企業146社で、有名企業は米菓大手の「亀田製菓株式会社」、ホームセンター大手の「株式会社コメリ」、二輪用計器で世界トップシェアを誇る日本精機株式会社などです。

創業100年を超える老舗企業数は1319社で、川端康成が「雪国」を執筆したとされる雪国の宿高半を運営する「株式会社高半ホテル」、1548年に創業した長岡市の蔵元「吉乃川株式会社」、安土桃山時代から続く「翁飴」などを販売する「株式会社大杉屋惣兵衛」です。
 

新潟県の起業・独立、起業支援情報

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新潟県の起業家数は2万900人で、全国平均の3万668人よりも9768人少ないです。新潟県は、起業家が育ちにくい環境だと言われています。おとなしく、保守的な人が多いとされている風土から、挑戦的な姿勢が求められる起業家が育たないためと考えられています。そのため官民が協力し、起業家を育てようとする意識が非常に強く、起業を目指す人に向けてさまざまなサポートが充実しています。

例えば、新潟に移住して起業を目指す人に向けたビジネスプランコンテスト「新潟起業チャレンジ」。
優秀者3人に最大で、500万円の補助金が与えられます。全国的に見ても、最大500万円の助成金は高額です。経営に必要な財務やマーケティングなど、専門家から支援が受けられるだけでなく、イベントに参加する起業家同士のネットワーク構築などの機会が用意されています。 他にも、同じく最大で500万円が助成される「ベンチャー企業創出事業助成金」、「ニュービジネス雇用助成金」があり、他県よりも充実した支援体制が特徴的です。

活気ある産業と働きやすい新潟県の実現を基本理念とし、起業家予備軍を育成に力を入れる政策が展開されています。起業・創業を助成金や経営サポートなどで支援することで、2016年に3.2%だった開業率を2020年までに4.4%まで上昇させことを目指しており、これから起業を目指す人にとって、理想的な支援体制が整っていると言えるでしょう。

起業や助成金に関する詳しい情報は、(公財)にいがた産業創造機構の公式サイトでご確認ください。

新潟県のIUJターンなどの移住に関するサポート

新潟県は、首都圏に比べ生活費・住宅購入費の負担が小さく、また交通網が整備されている利便性の良さから移住先としても注目を集めます。

新潟への移住を考えている人を対象にした「にいがたU・Iターン総合サイト にいがた暮らし」には、新潟への移住を考えている人に向けた情報が集約されています。

 

表参道と有楽町にあるにいがた移住支援デスク・ココスムにいがたでは、新潟への移住に関心のある人を対処に、住居・仕事・子育てなどの相談に随時相談に乗ってくれる制度が整っています。この他、実際に現地での暮らしを体験出来る移住イベントや職業体験イベントも行われています。詳しい情報は、「にいがたU・Iターン総合サイト にいがた暮らし」からご確認ください。

新潟県の企業誘致に関する情報

新潟県は、交通のアクセスの良さを生かした誘致活動を展開しています。上越新幹線で約1時間40分、北陸新幹線で約2時間、高速道路では、関越・北陸道、上信越道ともに約4時間で東京間をつなぎます。新潟港は、日本海側の拠点港に選ばれており、日本海側最大の外貿コンテナを取り扱っています。産業団地も県内各地に整備され、また精密機械や金属加工、食品加工を取り扱う企業が多数あり、既存のネットワークを活かした新たな創業が可能です。

企業誘致に関する補助金は、過疎地域・離島・工業団地内での雇用増を伴う設備投資等優遇税制のほか、県内での工場新設を伴う事業に対する融資制度も整っています。県による支援以外にも、各市町村による誘致政策が行われています。

 

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