“ブログは基本読まれない!” 否定から始まる集客のためのブログの書き方

ポイント
  1. ターゲットを明確にする
  2. コンテンツを明確にする
  3. ブログの方針を明確にする

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世の中にインターネットが普及し、スマートフォンで誰もが情報を簡単に手に入れることのできる現代では、「ネットからの集客」によって会社の売り上げが大きく変わると言っても過言ではありません。

しかし、「ネットの情報は信用するな」とか、「ネット上でいじめられた」だとか悪い面ばかりを教え込まれているため、コアなユーザーを獲得するのが難しい状態であります。

費用がとても少なく済む「ブログ集客」であるからこそ、安易に取り掛かるのではなく、ノウハウをきっちりとインプットして実践していただくと幸いです。

今回は、「集客を意識したブログの書き方」を徹底解説していきます。

ブログ集客で意識すべき3つの前提

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記事を書く際、ライターの心情というのはどうしても記事に反映されてしまうものです。ですから、“意図”をしっかりと持って記事を書かないと、脱線したり、理論が飛躍したりと本来の目的に一直線にたどり着けないことがあります。

そんな時に役に立つのが“マクスウェル・マックハイムの3原則”です。1900年代に活躍した人物でこのように述べております。

・Not read (読まない)

・Not believe (信じない)

・Not act (行動しない)

これらをブログに当てはめて考えてみましょう。

ブログ集客の前提① ブログは読まれない

そもそも、お客様はブログを読みたいとは思っておりません。SNS、自然検索流入など、入り口はなんであれ、言葉や文章そのものには興味がない状態でページとにらめっこが始まるという意味です。

実際、みなさんが「ブログ」と言われる類のものを閲覧する際、どのような気持ちでしょうか。おそらく「読みたい!」とか「情報をインプットしてやるぞ!」と意欲的に読んでいる訳ではないと思います。

ですから、まずすべきなのは、「興味・関心」を引くということです。お笑いでいう「つかみ」ですね。記事のタイトル、見出しの段階でターゲットに対して有益な情報を直接的に伝えたり、リード文で「この記事を読まないと損します」という感情を思い起こさせたりするのです。

この“Not read”が3つの中で最も重要であります。PV数を上げなければ集客の以前の問題になってしまいます。まずはそのブログを「見てもらう」ための努力をしましょう。

ブログ集客の前提② ブログは信用されない

仮に①の「ブログは読まれない」という壁を超えたとしましょう。読者がタイトルやリード文に目を通し、興味を持った上で文を読み終えた状態です。

“みなさんはその情報を信じますでしょうか?”

学校教育で「ネットの情報は信じるな」とか、最近話題の「フェイクニュース」の関係でネットの信用度はどんどん下がっております。ですから、基本的に読者はネットの情報を信じない傾向にあるのです。

そこで私たちが、その壁を超えるためにすべきことは“権威・実績”を提示するということです。例えば、一般人が流した情報と東京大学を卒業した人が発信する情報のどちらを信用するでしょうか。

このように具体的に考えるのであれば、答えははっきりと出ますが、実際は無意識の中でこの作業が行われます。ですから、記事の中にさりげなく“権威・実績”を載せたり、“数字や根拠”を繰り返し利用することで読者の信用を勝ち取ることができます。

ただ、もちろん、それらのデータは真実でなければなりません。引用元をはっきりさせたり証明できるような書類を載せたりしましょう。

ブログ集客の前提③ ブログで行動させられない

“記事を読んでいただく”、“情報を信用していただく”という2つの山を仮に超えた状態としましょう。

「果たしてその記事はお客さまを行動に移させることはできますでしょうか?」

一番難しいと言っても過言ではないポイントでしょう。3つ目の前提、「ブログでは行動させられない」です。

ここまで、2つのnotを解説しましたが、みなさんが運営する真の目的はお客様に「記事を読ませること」でも「情報を信用させること」でもありません。もちろん、ここまでたどり着くまでの重要なファクターでありますが、結局のところ行動させてしまえばなんでも良いわけです。

そのためにすべきことは読者に“時間”を意識させるということです。記事を読み終えたその瞬間に「サービスを購入する」、ないしは「会員登録を進める」という手順に即時に移る読者というのは記事から読み取った情報に“緊急性”を感じた方々になります。

ですから、サービスが“今”必要であるのかを読み手に感じさせましょう。例えば、「◯日間限定」と“希少性”をアピールしたり、「サービスを利用している方としていない方の差がこんなにも!」とサービスを使っていないことの“恐怖感”を与えたりすると効果的です。

集客を意識したブログの書き方 STEP1 キーワード選定

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ここからは、前述した“ブログ集客で意識すべき3つの前提”を踏まえた記事の書き方を1から詳しく解説していきます。“ブログ集客”や“SEO対策”にも効果的な書き方ですので参考にしていただけると幸いです。

ポイント① 検索ボリュームが多くライバルが少ない

検索ボリュームというのはインターネット上でGoogleやYahoo!などの検索エンジンに入力して検索される回数のことを表します。この回数が多ければ多いほど、自然検索による流入が見込めます。

また、ライバルというのは同じジャンルで構築された他人のブログやサイトのことを言います。サイトの中には企業が運営しているECサイトであったり、有名人やプロブロガーが運営しているブログにイチから勝負しにいくのは難しいです。

これらのような強いサイトは広告にお金をかけることで、SEOに関係なく上位表示させていることもあるのでキーワードを選定する際の確認を必ずしましょう。

ポイント② 長期間・定期的に検索される

ブログの一番の良さは「資産」になるということです。書き終えた記事はネット上に半永久的に残り、収益を生み続けます。

ですから、その時に流行りのキーワードを書くよりも、例えば“ハロウィン”“クリスマス”などの定期的に検索されるキーワードで書いた方が良いです。

一方、“ドラマ”や“芸能人”などのトレンドワードで特化させているサイトもあります。トレンドワードは爆発的な検索ボリュームを生み出しますが、一瞬で失速してしまいます。

ですから、サイトの閲覧数を意識した“トレンド系”記事と、ブログ集客を目的とした記事を使い分けながら記事を書いていくとサイト全体の力を強めていくのが最善策でしょう。

集客を意識したブログの書き方 STEP2 コピーライティングを意識したタイトル付け

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そもそもコピーライティングをご存知でしょうか。コピー(広告)のライティング技術のことです。“コピーライティング”もブログ集客の重要なスキルで、意識づけしているか否かでサイトの質が大きく変わります。

読者が最初に目にする“タイトル”で惹きつけられるように「コピーライティング」をとり入れましょう。

ポイント① 数字を入れる

タイトルにはなるべく“具体的な数字”を入れるようにしましょう。具体的な数値を挿入することで“インパクト”と“直感的な信頼”を得ることができるためです。

前述しました通り、まずはお客様に記事を読んでいただく必要があります。その入り口となるタイトルで興味を持たせることができると、一気に引き込むことができます。

ただ、「923,856円稼いだ!」などのあまりにも細かすぎる数字を示すと、謳い文句だと勘違いされてしまうこともあります。数字を使ってタイトルをつけるにしても、読者視点に立って考えるようにしましょう。

ポイント② ターゲットを明確にする

タイトルを作成する際(記事執筆前)には必ず、ターゲット(=ペルソナ)を明確にしましょう。また、タイトルにターゲットの属性を組み込むことでそれに属する人はその記事を読まざるを得ない状態にすることができます。

例えば、記事のタイトルに自分の名前が入っていたら、みなさんはその記事を必ず読みますよね?それと同じで、タイトルに“読み手(読ませたい人)との直接的な共通点”を組み込むのが最も効果的です。

ただ、記事の内容とターゲットがマッチしていなければ逆効果となってしまいます。タイトルで「牛丼好きな人」を集めたのに記事の内容は「すき焼き好きな人」に向けたものになっていた場合、集客効果はゼロです。

極端な例ではありますが、それくらい注意を払わなければならないということです。まずは、「集客をしたい相手」にすることから始めましょう。

集客を意識したブログの書き方 STEP3 対戦相手を分析!リサーチ

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あるキーワードでGoogle検索をされた時に上位に出てくるような記事を書くことが「ブログ集客」の最大のテーマとなります。

この技術をSEO対策というのですが、実際のところ同じようなキーワードで構成されている記事に勝る情報を提供することが最も重要です。もちろん細かい対策法もありますが、まずはコンテンツで優位に立つことを意識するべきです。

そのための“リサーチ法”を紹介していきますので参考にしてください。

ポイント① 情報のインプット

ネット上にはみなさまがこれから執筆しようとしている情報の9割以上がすでに存在しています。つまり、闇雲にオリジナルな情報と勘違いして執筆するとSEOで勝つどころか他サイトにお客さんを取られてしまいます。

そこでまずはキーワード検索を実施し、
 

①自分が書こうとしている情報はすでにどれくらい掲載されているのか

②どのような構成・流れ・因果関係で記事が書かれているのか

③他サイトの良いところの確認(インパクト・誘導方法など)
 

実はこの時点で、記事の中身がだいたい決まってしまいます。前述しました通り、情報の9割はネット上に上がっているので、実際に執筆する記事の中身は
 

①既存の情報 + ②執筆しか知らないオリジナルな情報
 

が8対2ないしは9対1の割合になります。ですから、リサーチの段階で構成をイメージしましょう。また次に紹介します「ポイント② オリジナル要素の創出」も同時にできるようにトレーニングすると良いと思います。

ポイント② オリジナル要素の創出

記事の執筆も、事業の展開も、共通しているのが「何かの問題を解決する」ということです。ですから、記事執筆の際にするべきことは、執筆者本位のコンテンツではないということです。

これは“オリジナルの情報”を組み込む際に見落としがちなことで、どうしても「クリエイト」の方に頭がいってしまいます。

また、「オリジナル」というのはあるキーワードの検索結果における上位記事にない情報のことで、ネット全体を見た話をしておりません。つまり、組み合わせやひねりのある解決策というだけでそれが“オリジナルな要素”となります。

やはり、「ポイント①」の時点で、この「ポイント②」も同時に考えた方が効率も良いですし、より深い「解決策」を創出できますので一度試してみてください。

集客を意識したブログの書き方 STEP4 順番が全て!構成

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STEP4に来る頃には、すでに記事の内容は決まっていると思います。ただ、もちろんのことですが、情報の順番も非常に重要となります。

このSTEP4までこなすには時間がかかりますが、これができれば記事をスラスラ書くことができるのでじっくり練習していきましょう。

ポイント① 読者の欲求をまず叶える

記事を書く前、もしくはSTEP2でターゲットを明確にしました。そして、私たちがするべきことというのは、彼らの問題を即座に解決してあげるということです。

ですから、まずは抽象的でも良いので解決策を提示してしまいましょう。実際、リード文に載せてしまっても大丈夫です。とにかく読者の心を掴むのが第一優先であるからです。

ただ、具体的な情報を序盤に載せてしまうとすぐに離脱されてしまいます。記事の半分くらいで“悩み”を100%解決するくらいの配分で書いていくのがベストでしょう。

ポイント② PREP法は必須事項

PREP法とはプレゼンテーションや論文で使われる文章構成方法の一つです。z
 

Point(結論)

Reason(理由)

Example(具体例)

Point(結論)
 

“ポイント①”で解説しました通り、結論を最初に持ってくることで読者をまず引きつけます。そして、細かな理由や例を提示して改めて結論に落とし込むのがこの“PREP法”になります。

これは、人間の集中力に基づいて考えられた構成になっており、非常に合理的です。このグラフをご覧ください。

グラフ 集中力

引用元:朝日新聞デジタル

これは60分間通して学習をした際の脳のガンマ波を計測したものです。見ていただければわかる通り、右肩下りです。

これはあくまで主体的に“学習しよう”と意思を持った人が実験に望んでいますので、「この商品が買いたい!」や「このサービスを受けたい!」と考えている人たちはまた違う結果にはなると思います。

むしろ、ネット上に情報がたくさんある中で、序盤に結論が出ていないサイトはすぐにブラウザバックされてしまいます。

また、Reason(理由)を2番目に持ってくるのも重要なポイントです。結論の後にすぐに“根拠”を提示することで、情報の価値をより固いものにするのです。前述しました通り、読者は基本的に「情報を信じない」受け身のスタイルでやってきます。

結論→根拠という素早いムーブで読者の心をしっかりと掴みましょう。

集客を意識したブログの書き方 STEP5 文は短く、行間は広く

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冒頭でも解説しました通り、スマートフォンの普及によって、webサイトの集客効果が非常に高まりました。

ですから、スマートフォンの画面サイズで文書が見られていることを常に意識した記事制作がとても重要です。ただ、内容が一番重要ですので、まずはSTEP1~STEP4に本腰を入れ、余裕があればSTEP5に取り組みましょう。

ポイント① webサイトの閲覧はスマートフォンがほとんど

まずはこのグラフをご覧ください。

 

情報、総務省

 

引用元:総務省

少し前のデータではありますが、インターネットの利用機器のほとんどがスマートフォンになっています。特に20代は90%以上がスマートフォンを媒介しており、ターゲットによってはPCを全く意識しなくても良いモノも出てきます。

スマートフォンで見られることを意識した記事を書くときのポイントは

①文を長くしすぎない
②1~3文程度で改行し、スペースを作る
③2000~3000文字で書く



文字がまとまっていると見にくく、読み続ける気がなくなってしまいます。また、デバイスの横幅はPCに比べ狭いので、意識して短くしないとすぐに文字でいっぱいになってしまいます。

コンパクトに伝わりやすい記事作りを心がけましょう。

ポイント② 写真、図などの装飾で読者を飽きさせない

サイトデザインというのも、離脱率を避ける大事な重要になります。文字だけの記事であると読みにくく、興味をなかなか持ってもらえません。

むしろ「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、読者の理解をすぐに得ることができます。記事が読みやすい環境を提供するのもポイントの一つになるのです。

また、公的な機関からのグラフやデータの引用はSEO対策にもなり一石二鳥です。画像が大きすぎると、スマートフォン画面のほとんどを画像が占めることになるのでそれを意識しつつ、画像を組み込みましょう。

ブログは書きたいことを書いていてはダメ

ここまでなんども述べてきました通り、ブログを読むのはお客様です。ですから、執筆者本位の記事になってしまっては「ブログ集客」を成功させることはできません。

しかし、ブログ自体の力を高めるにはたくさんの記事を書く必要があります。自身で執筆する際も、プロのライターにお願いする際も、“ターゲット(ペルソナ)”“大まかなコンテンツ”“ブログの方針”を明確にすると、質の高いサイトができます。

お客様により有益な情報を提供するためのノウハウをこのページに全て盛り込みましたのでぜひ、この記事を参考にしていただけると幸いです。

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