Question
税・会計・法律に関するQ&A2019/03/01

出資を受けて起業することになったんですが、注意点ありますか?

矢印

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Answer

第三者から出資を受けるケース

回答日時:2019/03/01 19:44:54

起業がブームの中で第三者から出資を受けるケースもあると思います。
出資についての定義を整理したいと思います。
出資とは、株主になるということです。
個人事業主にお金を貸して広い意味で出資したという方もいます。
しかしそれは単にお金の貸し借りと捉えられてしまいます。

株式会社をたてるときは、所有・経営の分離の考え方があります。
所有は株主がもつもので、経営は能力がある取締役がやる形になります。
出資を受けて起業することは出資をした人が会社の所有者になります。
出資を受けた人が経営する形になります。

株主は株主総会が一番権限を持ちます。
いつでもクビにすることも可能です。
ある程度育ってきた場合に株主が経営者をクビにすることも出来ます。
事業で得たノウハウや財産は会社のものです。
会社に属してしまうので、会社自体が経営者のものでなくなってしまうこともあります。

こういったリスクがあることを経営者として持っておかなくてはいけません。
足元をすくわれてしまいます。

僕の感覚でいうとベンチャー・スタートアップは統計的にも数が増えていると思います。
本来の投資家と出資を受ける経営者が所有と経営の分離から外れてしまい、本質的な役割が出来ていなくなります。
本来の役割としては、役割分担をしていかなくてはいけません。
株主の人は基本的な前提として社会に散財していたお金を会社の仕組みに基づいてうまい人に預けましょうという発想だと思います。

俺の言うこと聞けよみたいな投資家もいます。
株式もあまり持っていないのに持分の比率でも少ない投資家が感情的なケースもあります。
そもそも法律以上の話で感情的なやり取りは非常にストレスになります。
無視してもいいんですが、無視すると感情的にストレスを感じてしまいます。
法律で勝てるかもしれないですけど、背後や文脈の中に色々な泥臭いやな話があると思っていないといけません。

冒頭にお伝えした通り、安易な出資に走るより、お金を借りてやることも大事な選択肢だと思います。

回答者プロフィール

荒川香遥

荒川香遥

東京弁護士会。弁護士であり僧侶(浄土真宗)としても活動。

業界向け執筆(交通事故2冊、宗教法人3冊)。不動産法務。交通事故単独主任700件突破。お坊さんとしてお坊さん向けの法知識も不定期配信。


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