ヨガスタジオで起業!お客様と感動を分かち合うための努力と工夫とは?

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自分が本当に好きなことで起業できたらいいなと思う人は多いと思います。朝日奈 杏さんは地元の鹿児島で、会社員と掛け持ちでワンルームの部屋でヨガスタジオを始めて、いまでは約300人の会員がいるヨガスタジオを経営されています。

ヨガウェアの開発など新しいことにもどんどんチャレンジされています。どうやって自分のやりたいことを形にしてきたのか、お話を伺いました。

ハワイ滞在がきっかけで、ヨガの道に

まず、朝日奈さんのキャリアを伺ってもよいでしょうか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

大学卒業後、広告代理店に就職しました。4年つとめた会社は猛烈に忙しく、〆切りがある慣れない仕事に追われる中、自分の仕事の出来なさに落ちこむ日々が続きました(笑)

新しい仕事と不調でもがく中、「本当に自分のしたいことはこれではない」と確信し、退職を選択し、一度リセットするためにハワイに行くという選択をし、そこでふとした偶然からヨガと出会ったんです。
いま思うと、そこで、ヨガ講師向けの資格を取得したことが人生の転機でした。


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朝日奈 杏 - Anne Asahina 鹿児島県出身。福岡の大学を卒業後、広告代理店に就職する。退社後、2009年渡米しヨガと出逢う。帰国後、副業で小さなワンルームのヨガスタジオを立ち上げる。その教室が評判になり、気づくと、6年目でようやく南九州最大のヨガスタジオに。それがライフスタイルヨガスタジオ OPEN SPACEである。ヨガの普及に尽力し、アジア最大級のヨガフェスタ横浜・九州最大級のヨガフェスタ福岡でクラスを担当。MissUniverse福岡2018ビューティーキャンプにてヨガ講師を務める。鹿児島では多数地元企業とタイアップし、その他テレビ・雑誌・ラジオにも出演。 鹿児島・福岡・東京を中心に全国で活動をしている。

鹿児島でもヨガは流行っていたんですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

なんと、鹿児島にはヨガスタジオがなかったんです。それに一念発起して、既に再就職していたのですが、副業という形で、小さいワンルームを借りてヨガスタジオを始めました。

自分で教えられていたんですか?

助っ人編集部

 

朝日奈 杏 

はい。最初は平日2クラス、土曜日1クラスで、だいたい週に3クラスぐらいでした。最初は私もヨガをやりたかったこともあり、他の先生にクラスを1クラスお願いしていました。

始めからすぐお客さんは来てくれたんですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

生徒さんゼロということもありました。お願いしている先生に「すみません、今日は開講できません」と連絡することもあって、辛いこともたくさんありましたね。

お金もそんなになかったので、その当時はとにかく無料でできるfacebookを使ってヨガの良さを伝える活動をしていました。 当時2010年ってみんなfacebook結構見ていたんですよ、今は全然効果ないんですけど。

それで少しずつ生徒さんが増えていったのを覚えています。お客さんが30人から40人ぐらいで、ギリギリ赤字にならないくらいでした。

副業というかたちでしばらく続けられたんですね。それからここまで大きくなったのは、何が上手くいったんでしょうか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

きっと副業から本業にして、ヨガをもっと鹿児島の地に広めたいと自分の覚悟が決まったことが大きいと思います!まずヨガスタジオを移転し、リニューアルオープンさせました。

心を尽くして一新したスタジオは、そこから会員さんが200名まで増え、緩やかに右肩上がりに増え、今は300名になっています。多くの方の健康をサポートできるスタジオになって、本望です。

他との違いは、“継続したくなる仕組み”があること

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集客の関してはどのようなことを意識していますか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

新しい方を集める、というより、続けているお客様に「続けたい」と思っていただくことが一番大切だと思っています。 なぜなら一番難しいことは「続けること」だからです。

その頑張りを応援する、感謝する、ことをスタジオでは徹底して行っています。だって、8年続けている方もいらっしゃって、本当にすごい!と感謝しかないからです。

具体的には、小さなことですが1年目、2年目などの節々で感謝の品を渡しています。 1年目は感謝の手紙、2年目は会員カードをシルバー、また1年続けるとゴールド、その次はプラチナになど、頑張っている努力を認め、私たちの嬉しい気持ち、感謝の気持ちをめいっぱい伝える努力をしています。スタジオではなく、足を運ぶお客様がすごいんですよね。

反響はどうですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

すごく喜ばれます。ご紹介もよくいただきます! そして、会員制で、毎月通ってもらうようにしていることも“ヨガの効果を実感していただける要因”だと思っています!

そのシステムはジムとかだと普通だと思いますが、ヨガでは珍しいんですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

鹿児島では珍しいです。これが「お客様も効果を実感して喜ばれ」「スタジオも心身を整えるヨガを広められて嬉しい」という関係性になっていると思います。 例えば、月に通う回数が決まっているので「今月あまりヨガ行けてない・・・回数消化できてないから自分のためにも行かないと!」という気持ちになりますよね。 そうすると私たちもサポートできる機会が増えるわけです。一生お付き合いできる健康と美容のパートナーになれます!

感動を提供するのではなく、感動を分かち合いたい

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ビジネスをする上で大事にしていることを3つ挙げるとしたら、どんなことがありますか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

まずは仕事をする人たちの間で、win-winな関係を持ちたいなと思っています。2つ目は、お互いが好きなことをできるようにすること。 提供する側も提供をされる側も、好きでその時間を一緒に過ごすことが大切だと思っています。3つ目は、感動を分かち合うことです。なんでも分かち合っていくのが、仕事の中ですごく好きだし、大切にしています。

それはお客さんともそうだし、関わる人全ての人とっていうことですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

はい。副業も含めてひとりで黙々と仕事をしていた時が長かったんですよね。だけど、感動を分かちあうことができたら自分の幸福度も上がるし、結束力も高まる、繋がりも深くなるって最近感じるようになりました。

ヨガを教える時に、生徒さんも社員さんもみんな感動を分かち合っていたからここまでずっとこれたんだというのもすごく思っています。

それはどうやったら感動を分かち合えるんでしょうか。

助っ人編集部

朝日奈 杏 

同じ目標を持つことは、まずあると思います。その中でやっぱり、苦楽を共にするっていうのも、すごく大切ですよね。

面白いですね。お客さんを喜ばせるとか幸せにするとおっしゃる方はけっこういますが、感動を分かち合うっていう表現は、始めて聞きました。

助っ人編集部

望むライフスタイルに合わせた事業経営を目指して

今、朝日奈さん自身はどこまで教室に関わっているんでしょうか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

今は社員2人、バイトの人たちが3人います。その5人でシフトを組んでやっていて、業務をすべてお願いしています。なので、私の手は離れています。

では今は朝日奈さんは、何をされているんですか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

今は次の始める事業のことについて考えています。もっとヨガを普及させるために、自分が表に立ってやっていきたいなと考えています。

なにか具体的なイメージはありますか?

助っ人編集部

朝日奈 杏 

今35歳なんですけど、40代では日本と海外を行ったり来たりして拠点が無い状態でも仕事ができることを目指したいんです。というのも、私は日本も好きだし海外も好きなんですよ。なので、場所を選ばずに住みたい。行きたい時に行きたいところへ行くというライフスタイルをしたいと思っています。

すでにできているような気もします。

助っ人編集部

朝日奈 杏 

ライフスタイルに合わせてもうひとつ事業を立ち上げたいんです。 なんかそうすると、オンライン上で仕事をしていくっていうのが一番いいのかなと思っていて、今それを模索しているところです。

本日はありがとうございました!

助っ人編集部

 

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