レバレッジが効く仕事の仕方や発想術をマスターしよう
- 同じ時間なのに成果を出す人はレバレッジを意識している
- レバレッジが効く仕事の仕方を具体的に紹介
- レバレッジ発想のポイントをマスターしましょう
時間の中でどれだけ多くの結果や効果を生み出すことができるか?が仕事ができる、できないということを決めています。全てに人にとって時間というのは等しく有限です。
同じ時間の中でも考え方、動き方を変えることで決定的なレバレッジが効きます。
レバレッジが効く仕事の仕方、発想術についてここではご紹介いたします。
交流会や勉強会というケースで話をしますが、これはあくまでも例にすぎません。
どのようなときであっても、レバレッジを効かせる仕事の仕方、発想を意識してください。
交流会に行って人脈を広げようとする人がいます。もちろん誰が主催する交流会で、どのようなポジションで行くのかということによって交流会なども効果的なことはもちろんあります。ただ一般論として多くの交流会には致命的な欠陥があります。
それは人脈が欲しいとか、自分の困りごとを解決するためにほとんどの人は参加をしているということです。
つまりこういうことです。
世の中には2人の人しかいません。
TAKEする人とGIVEする人です。
交流会には当たり前ですがTAKEする人が圧倒的に多くいます。
つまり交流会で確率高く自分の問題を解決することは構造的に難しいのです。
また、そもそも圧倒的に成果を出す人というのは、常にレバレッジを意識しています。
そのため、交流会に自ら行くことはなかなかありません。(交流会に行くとしても知らない人が主催している交流会に一参加者としていくことはないと思います。意味がほとんどないことを知っているからです。知っている人が主催している交流会には行くことはあるでしょう。)
理由はTAKEの人がたくさんいることを知っているからです。
さらに、レバレッジを意識した発想としても、交流会に一参加者としていくのでなく、自ら交流会を主催したほうがよいのではないかと思うからです。
一参加者として交流会に行く場合には、色々なコストとリスクがあります。
最大のリスクは会いたい人に会えないリスクです。これはかなりの確率で遭遇します。(TAKEの人ばかりなので)また仮にすごい交流会だったとしても一参加者という目線で、相手の人の印象に残りにくいということもあります。
これが交流会の主催者だったらどうでしょうか。
そもそも誰が参加できるかを決めることができます。また交流会申込み者とは全員繋がることができますし、交流会の一参加者からすれば主催者が会いたがっているとなればそれは一参加者の目線で会うよりも話としてしやすくなります。
交流会を主催するメリットというのは交流会の一番の目的である新しい素晴らしい人との出会いとその関係を深めるという唯一の目的に対して、一番効果的なやり方といえると思います。
ただ人との出会いが得られるだけでなく、新しいことをはじめるチャンスにもなりますし、交流会を主催することで色々な学びも得ることができます。PDCAサイクルの総回転数にも寄与します。そもそも自分の成長が全てに勝る目的でした。
複数人で主催することなど考えてみましょう。ここは少しテクニカルな話ですが、1人で主催しなくてももちろん構いません。誰かと一緒に主催してもよいと思います。誰かと主催するというパターンは結構みかけます。1人だと色々な役割が重くてやりきりにくいことも出てきたりしますが、目的を共有しつつ、役割など協力してもらえる人を巻き込んで一緒にやれるととても効果的です。
この巻き込む人との関係を強化できるかもしれません。
一緒にプロジェクトなどを持つことによって会う頻度が自動で増えるなどということも別の目的においても良いかもしれません。
僕が良く使うやり方ですが、この人とは是非もっと関わりたいと思った場合に、その人との関係を強くすることを目的として何か小さなプロジェクトや継続的なプロジェクトを企画して一緒にやりませんか?とお誘いすることがあります。
自分主催で何かをできる、したことのある人というのはこういう意味でもとても強い選択肢を持つことができます。
交流会をやっていることで、その中でゲストとして是非関係を強化したい人に来ていただくなど本当に良く使っています。ゲストとして声をかけられて嬉しくない人はあまりいません。人が集まって、〇〇さんの話を是非聞かせてくださいと言われたら嬉しいものです。このような選択肢を瞬時に取れるようにもなります。
類は友を呼ぶといいますがこれはほぼ間違いありません。交流会やイベントの目的である新しい人との出会いを強化したいと思った場合に2つの目的で参加条件に知り合いを1人連れてくるということを入れることがあります。
1つは、イベントなどの参加者数を確保しやすくするということです。50人の人が参加をしてくれればその50人が1人ずつ人を呼んでくれるので100人にすぐになるということです。自分だけの力でなく周りの力も借りることをすべきですし、それをそもそもの設計に入れてしまうということです。
もう1つは、類は友を呼ぶです。
既に知っている人の中で、今回このようなイベントをやろうと思っているので、是非来てほしいですとご招待をします。この声をかける人というのはご自身の中で良い人だと思っている人にします。良い人が連れてきてくれる人というのも良い人であることが極めて高いです。このようにうまく類は友を呼ぶを使って、あなた自身の人脈の質を高めていきましょう。
今日受けた授業内容をあなたが明日講師となって誰かに教えないといけない場合と、
そうでなくただ授業を受ければよいとしたら、どちらのほうが授業を受けている60分間は有効なものになりそうでしょうか?
時間の使い方としては常に出口を明確にしたり、ゴールを意識して今、何すべきなのかの状況をつくるべきです。時間を使うということは効果が求められます。効果を最大化するために出口を決めなくてはいけません。
出口があることによって、出口がなかった場合に比べて、同じ60分であっても、集中力はもちろん、得るもの(先生の教え方もみることになるでしょう)も変わるし、増えていきます。出口が明確であればあるほどよいです。明確というのは、今日の学びは、何に、いつ、どのように使うのかということが明確になっている状態です。逆にいえば、何に、いつ、どのように使うのということがない学びというのは、ただの趣味的な学びになってしまいかねません。圧倒的に貴重な時間を投資するわけなので、その投資した時間に対しての効果に誰よりもうるさくなくてはいけません。
出口自体が今の時間を一層有効なものに変えつつ、その出口を誰かへの貢献になるように考えたり、つくることができると、あなたは1つの学びで大きなことを得るわけです。
成果を圧倒的に出している人というのは、常にこの出口を意識しています。
コンサルティングを受けてきた内容や実践事例をわかりやすくまとめてノウハウ化しようとします。これも出口を意識しながら今の時間を過ごすということです。
たとえば、誰かに何かを自分がお客さんとして教わっていたとします。何でも構いませんが、ここでは経営のコンサルティングを受けていたとします。
経営コンサルティングを受けている目的は、当たり前ですが、自社をよくするために受けているわけです。この目的が達成されればある意味よいわけです。ただ同じ時間をその1つの目的だけに過ごすのではなく、その目的自体の達成確率も上げるような仕掛けや、
その後の拡がりということを考えておけると一層よいわけです。
経営コンサルタントから教わったことを圧倒的にわかりやすくまずまとめます。1日目に教わったことはこれで、2日目に教わったことはこれでという感じです。
それに対しての現在の課題はこれで、この課題に対して、このように捉えて、改善するためにこのような方法を試しました。結果としては3カ月後にこのようになっていますという形です。この教わったこと、やったこと、それに対しての経営コンサルタントからのフィードバック、さらにそれを受けてのアクションなどを事実ベースでまとめます。
このまとめ自体がまさに経営コンサルタントのノウハウを実践した生きた証になるわけです。このレポートのようなものを、社内の事業責任者に共有をしてもよいと思いますし、レポート自体を「トップコンサルタントに教わり3カ月で〇〇が3倍改善したノウハウ」という形でお客さんはじめ、見込みのお客さんに配ってもよいかもしれません。レポートをベースにして、やってきたことを共有する会を開いてみてもよいかもしれません。
自社がやることというのは常にお客さんはじめ、誰かに繋がっているということを意識しましょう。