嫌い、苦手なことを捨てる勇気を持つことが仕事ができる一歩目

ポイント
  1. 仕事において嫌い、苦手なことはやめられるようにする
  2. 自分ならではの必殺技をつくる
  3. 欲張らないで1点突破

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仕事において嫌いなこと苦手なことを捨てることができるか

自分の嫌いなことや苦手なことを明確にすることはとても大切です。
どちらかといえば、根強いマインドセットとして苦手なことを改善していくことや、
できるようにしていこうというほうが強いです。

学校のシステムがまさにそうです。色々な科目をやらないといけないですし、1つが優れていることよりも全体がうまくできることが結果として重要な設計になってしまっています。そのため、得意なことだけにフォーカスするということがとてもしにくく、物理的に色々なことに時間を使わなければいけないことになってしまっています。

このような前提が強いのであえてオーバーに言えば、苦手なことは完全に捨ててしまってください。特に、一点突破でまずはあなたといえば〇〇だということがいえるような状況にない場合にはなおさらです。

あなたならではの成果を出せないと結局評価されないのが仕事

フォーカスするべきところは、間違いなく、あなたが他の人より成果を出せる部分であり、また、好きなことであり、モチベーションがあることにしなくてはいけません。

得意なことを伸ばすというのは当たり前なのですが、苦手なことはばっさり切り捨てる勇気を持ってください。苦手なことが平均レベルにできるようになっても成果とは関係ありません。どうしても平均的な発想や、やり方を持ってしまいがちですが、1つのことでよいので他の人よりうまくできることがあれば、間違いなく成果を生み出すことはできます。

苦手なことに100の時間を使って20の結果しか出ないとします。
他の人は100の時間を使って60の結果が普通に出ます。

かつ、実はそもそもこの20の結果の正体があまり重要でない場合には、
100の時間を使うことが本当に無駄になってしまいます。

万遍なく、マルチにできるようになるという発想でなく、まず一点を研ぎ澄ましましょう。
そこに集中するわけです。(マルチに色々なことができるということを武器にしたい場合には、それはそれでよいと思います。)

起業の世界でよく言われますが、何でもできるは何もできないというのと同じだと。
まさにそうで実際には何でもできたとしても、周りはそのように思いませんし、何でもできることによって自分のことをとても説明しにくくなっていきます。

自分のことを説明できないことは、
相手からしてもあなたのことを理解しにくくなるということです。

成果が出ない人というのは典型的に捨てることが下手な人です。捨てることができない人です。そのため、あれもこれもと考えてしまいます。捨てられない人というのは、もしものことばかり考えてしまいます。テストに出る確率がほとんどないことに時間をかけてはいけません。なぜなら時間は限られているからです。

捨てるということは、そのことによって結果として
時間や集中すべきことが浮き出たということです。


あなたが成果を出すためには、何でもそうですが、まずは興味を持ってもらわなければはじまりません。あなたが営業マンでも、セミナー講師でも、アイドルであったとしても、相手があなたのことに興味を持ってくれない限り、あなたが成果を出すことはできません。
つまり相手があなたに興味を持つ理由というのを研ぎ澄ましていく必要があります。
この理由というのは言いかえれば武器であり必殺技です。あなたが成果を出すためには、この武器や必殺技に磨きをかけるわけです。必殺技を磨くことに意識と実際の時間の大部分は使うようにしましょう。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。