「効果」にこだわる人ほど成果を生み出す話
- 費用対効果と言っても効果をみない人ばかり
- 成果を出す人は効果にフォーカス
- 効果の判断の仕方をお伝えします
費用対効果とか、コスパという言葉があります。これらはビジネスにおいてもとても重要な考え方になります。
成果を出す人ほど、費用対効果、コスパに徹底的にこだわっています。費用対効果、コスパの良い意思決定、行動をしているので、成果を生み出すことができていると考えてもよいと思います。ここでは、成果を出す人の費用対効果、コスパの考え方についてご説明いたします。
時間と効果、費用と効果などの時間対効果、費用対効果と言われることがありますが、当たり前にセットで考えるべきなわけですが、セットで考えることができていない人がたくさんいます。
成果が出ない人というのは、時間と効果、費用と効果の「効果」をみていません。
そのため、費用だけを見て、高い、安いということを言ったり、判断をしています。
経営者でも「効果」をみずに、費用のみで判断をする人はたくさんいます。
当たり前ですが、時間や費用に対して効果が圧倒的によいものであればどんどんそのことをすべきです。ただ、成果が出ない人というのは効果を見ることをしないで、効果からの判断ができないために、手前の時間や費用で何をするか、しないかを判断してしまうのです。効果は考えずに、時間や費用のみで選択するということです。
圧倒的な成果を出す人というのは、効果をとにかく気にしています。投資したものに対しての効果がよいのであればアクセルをどんどん踏みますし、他にもっと投資対効果のよいものがないかをいつも探しているわけです。ここで言っている投資というのはお金のことではありません。様々なアイデアややり方、ツールなどあらゆることを指しています。
自分以外の人の時間をうまく使うことができる発想になったり、投資対効果の考え方をうまく使えるようになると仕事の仕方か日常の選択が変わっていきます。
たとえば、あなたでなくともできる仕事や、誰がやっても結果が変わらないような仕事をあなたが時間を使ってするということはなくなります。なぜなら投資に対しての効果が悪いからです。
また、確かにあなたがやれば効果は変わるものだとしても、
Aという仕事は100の時間を使って300の効果がある
Bという仕事は100の時間を使って350の効果がある
とすると他に変わりがなければBを選びます。これは簡単ですね。
さらに、あなたの時間を使えばずっと高い効果が出続けるのかということも疑って使う投資物と効果を冷静にみなくてはいけません。
0からはじめて50の時間を使うと200の結果が出るとします。
ただこれは100の時間を使っても400にはならず、250にしかならないこともあるということです。
このような場合には、50の時間で200という時間対効果の一番良いところまでをやって、残りの部分にあなたの時間を使わないということをするべきかもしれませんし、そもそも50の時間で200のところまでやって、そこで終わりということが一番投資対効果で言えば優れているかもしれません。
あなたの時間というのは本当に限られているわけなので、時間を使って一番効果の高いものを選ぶべきですし、それ以上の時間を使っても効果がさほど変わらない、効果の伸びが最初に使った時間ほど出ないのであれば他の投資物を見つけることをしたほうがいいです。
この使い分けができない人が本当に多くいます。
一番悪いケースは効果が全くでないことに対して固執してやり続けているということです。その方法では効果出ないよねということをやっている人は本当に多くいます。
また、それ以上の時間を使っても効果はあまり変わらないという限界値に近いところまで来ていて、そこから次の方法に時間を使うことをしたほうが効果は多いのにやり続けてしまう人がいます。必ず効果を見るということです。
まだまだ自分で仕事を選べないような立場のビジネスマンであっても話は全く同じです。常に自らの行動ややっていることに対しての効果を意識していく必要があります。どうやったら今やっていることの費用対効果を上げることができるのか、時間対効果を高めることができるのかを考えるわけです。この視点=効果を最大化させる自体が仕事ができる、成果を出す人の視点です。必ず意識するようにしましょう。