起業とは実験をとにかく早くすること

成功する独立をしたい、もっと会社を成長させたいと思っている、
貴方がとにかくしなければいけないことは、
「本当にうまくいくのか?」ということの実験です。

この実験をとにかく早くできるかが大切です。

もう一度書きます。
「実験をとにかく早くすること」がとにかく大切です。

たとえば、何か物販しようと思った場合を考えてみてください。

「本当にうまくいくのかの実験をとにかく早くする」ためには何が必要でしょうか?
逆に言えば不要なことは何でしょうか?

まずは、「うまくいく」ということを決めなければいけません。
多くの人にとって、まず最初に実現すべき「うまくいく」は、
本当に買ってもらえるのかどうか?ということになります。
つまり、買ってもらえるかどうかを最速で実験するということになります。

失敗する人ほど、下記のようなことをしてしまいます。

・実験することが何よりも重要なのに、実験することをしないで人に会って、人の意見が違うのでどんどん考えがブレ、
   そもそも実験をしないで時間を失う

・商品1つではよくないから複数つくらないといけないとなり商品開発などに時間がかかる

・名刺やチラシも必要だということで時間がかかる

・見た目をよくしないといけないので入れ物などにとてもこだわり時間がかかる

・ECサイトも完璧なものでないといけないのでと時間がかかる

などなど

いかがでしょうか?


まずは貴方に必要なことは「実験をとにかく早くすること」です。

実験をするために人の意見を聞いてください。
人の意見によって実験をしなくなるということはあり得ません。
実験はすることが決まっています。早ければ早いほうがいいのです。

無料でつくれるECサイトは無数にあります。
ECで売る場合(実験)には、名刺などはいりません。

実験において販売するものは、貴方が決定的に自信を持っている1つの商品だけで十分です。
決定的に自信のあるものすら売れないで、
他の選択肢(商品を増やす)を持っても売れません。

デザインの優れたサイトは無限にありますが売れていません。
なぜでしょうか?

実験なので、お客さんにはその期待値で構わないのです。そのため入れ物などが重要なわけではありません。(もちろんブランドやストーリーなどを毀損してはいけません)

実験で本当に確かめたいことは何でしょうか?
入れ物などがとても優れていれば売れるのでしょうか?
そこが持続性のポイントですか?

無駄なこと=ただ、多くの失敗する人からしたら必要と思えることをやめてください。

「実験をとにかく早くすること」のために、
最短で最小コストで、実験の目的を達成できるようにしてください。

実験するので、前に進むのです。
 

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。