学習を放棄した経営者の末路

1月は経営のご相談、独立のご相談が本当に多い月です。
皆さん、年末、新しい年を意識するからなのでしょう。

さて、ご相談をいただく中で、全然この先ダメだろうなと思ってしまう前提の人が多々いますので、皆さんは注意してくださいね。

それは、「全く学習する前提を持っていない」人です。

どういうことかと言うと、

「自分はもう年なので最新のことはわかりません」
「デジタルが苦手で」
「DX?自分には関係ない」

この類のことを常に言う人です。

感情的に共感できるのですが、客観的には一切共感できません。

このような前提の人がよくないのは、学習することを放棄してしまっていることです。
学習する前提のない経営者は伸びません
学習しないと、知っていることが永遠に増えないので、知っていることの中でしか選択が取れず、どんどん時代に取り残されていくわけです。

結果、学習する前提のない小さな会社、個人事業主の多くは、緩やかな死に向かっていきます。
年齢など一切関係なく、経営者は学習することにつきます。
もちろん年と共に難しいこともあるので、経営者自身でなくとも、役割分担して会社として学習する組織をつくること。
これがとても大切です。

知らないことは知らないので、考えることや形にすることはできません。
まずは絶対に学習からスタートなのです。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

2009年慶應義塾大学法学部を卒業後に、2010年株式会社ウェイビーを創業。
創業以来、一貫して、中小企業、個人事業主のインキュベーション(成長支援)に従事。
その数1,200社超。「世界を豊かにする経済成長のビジネスインフラを創る」というウェイビーの理念が大好き。
世界経済フォーラムが選ぶ若手リーダー選抜、徳島大学客員教授、スモールビジネス向け書籍7冊出版。