偉人の本、インタビューなどを見ているととても綺麗な話が書かれていることが多々あります。ひたすら考えていてふとした瞬間に今の事業が閃いただったり、印象的、象徴的な話が展開されます。実際にそういう人もいるでしょうが、大したことのない僕ですら、たくさんのインタビューなどを受けていると、未熟が故に、実際の事実よりも大小カッコよく何かを言おうとしてしまい、それが記事などになったことはたくさんあります。だから未熟なんでしょうが。僕に限らず実際の話を関係が深い経営者に聞くと、実はねとメディアなどで言っていることとは違った話がたくさん出てくるものです。
そのため、事業がうまくいった理由、どうしてそのアイデアが生み出されたのかという話などは後付けでつくられていることがしばしばあるということです。
それを鵜呑みにしてしまって、これから事業をつくる人、起業する人がしようとしても再現性があるかは難しく、大切なことは、アイデアは情報物質の組み合わせであり、無や0から生まれるものでないということです。
そこで、既に行われている事業、商品、サービス、会社などでうまくいっている、いっていないということの情報を大量に知ることがとても重要になります。
これは事業相談、起業相談をする人を誰にするかなどとも近く、人は相談をされるとやったことがあろうがなかろうがアドバイスをしたくなったりするもので、それが事実に立脚しているのか、ただの感想なのかをしっかりと見極めていくことにも繋がります。