本当にあった失敗。起業の怖さを知り成功しよう。

更新日:2017.02.23

昨今の起業ブームで起業はとても身近になりました。地方でも起業家コンテストが増えたり、国からの助成金や補助金も拡大しています。そのような中で起業での失敗が軽視されてきているのではないでしょうか。長年勤めた会社を辞めて、新しいことにチャレンジする。立ち上げは難しいのはもちろんのことですが、一度全ての立場や収入を手放すことのリスクは大きいものです。今回は起業する前だからこそ読みたい、「本当にあった起業の失敗」を元にどうすれば失敗せずに成功できたのかを解説します。

積み重なる初期投資によって短命に終えた起業

退職金を得て資本金を1,000万円で大好きなカフェを始めようとしたAさん。起業を始めるという宣言をするとやはりその噂はすぐに広まります。SNSでも宣言すると周りの人からの応援メッセージは勿論のこと、色んな人を紹介するよとみんなが応援してくれます。

それなりの歳で起業をするということは資本を持っていることを意味します。そこを目当てに多くの人が目をつけました。紹介を受けた人には、初めから予算を目当てにアポイントメントをとる人も少なくありません。

Aさんもせっかくお店を開業するからには、気合を入れて内装を整えようとします。内装屋は開業するからには細部にこだわった店作りを提案します。Aさんもその気にさせつつ、予算を少し上回る見積もりを提案します。内装屋はやはりプロなので上手にAさんを説得します。「ここで少しケチって将来の売り上げを半減させるなら、今を少し頑張って将来の売り上げを2倍にしましょう」と。起業や経営に関する知識がないAさんに「失敗」という二文字はありません。高級志向のカフェというコンセプトで開業の準備を進めました。

次にAさんはお店で使う家具や食器類の調達を始めます。紹介を受けた企業の中には様々な食器を取り扱っている企業がありました。様々なラインナップを取り扱っている中で、Aさんはやはり安かろう悪かろうと、高級品を選択します。その結果、集めた資本のほとんどを店舗取得費や内装費などの初期投資に回すことになってしまいました。この時点でAさんはほとんどの資本を使っています。

販促費にお金を割けていないことにことに気付いたAさんは受けていた融資に手をつけます。HPの制作から集客までを一貫して任せました。知識がないのでその値段が妥当なのかはわかりませんが、質問をしても専門用語に頭が理解してくれません。あれよあれよという間に費用はかさみます。

そしてついにAさんのお店は開業します。最初は知り合いの人たちがお店を利用してくれるので、お客はに困ることはありません。しかし知り合いということもあり、割引やかけでお金を支払うこともざらにありました。そして月日が経つごとにお客の数も減りました。販促費にお金をかけたはずなのに、新規のお客は集まってきていません。さらに、資金は初期投資に使ってしまっているので、継続するための十分な運転資金が残されていません。ついにはAさんは経営に行き詰まり、お店をたたむことになりました。

何が起業の失敗を招く要因だったのか

過剰な支出が起業の失敗の要因

Aさんはある程度の資本を準備したにも関わらず、失敗に終えてしまいました。資本が多いと安心しますが、資本には準備資金と運転資金に回すべきものがあります。ですがAさんは内装屋など多くの取引先に言われるがままに資本を垂れ流してしまいました。余裕があるので慎重さを欠いてしまいました。

知識のなさが起業の失敗の要因

専門知識がないのは仕方がありませんが、自身で努力を怠ってはいけません。起業をするということは自身に全てのリスクが帰ってきます。オーナーになるということなので責任が重大です。良識を欠いた提案などは少なくなってきたとはいえ、知識を持たない相手はビジネスにおいてカモ同然です。企業は営利活動をする上で売り上げを出さなければいけないので、パッケージでの売り込みや細かなやり取りを通して少しでも支出を増やさせます。そこでAさんは上手く乗せられてしまいましたが、本当に必要だった提案は一部だったはずです。そこは少しでも自身で勉強をして、知識を保有していると防げた失敗でした。また、他企業との相見積もりを行うと防ぐこともできました。考えることをやめてしまうと、その分の余計な資金はかかってしまいます。

同情が起業の失敗の要因

友達や知り合いがお店に来てくれるのは嬉しいものです。Aさんもしてしまった「割引」や「かけ」での売り上げの処理。本来ならばすべきではないですが、してしまうのには同情の心が生まれてしまっているからです。知り合いが「せっかく来てくれた」という事実に対して過敏に反応してしまっていることを冷静になって考え直す必要があります。自身は提供者で、相手は受領者です。提供に対して対価をもらうのはビジネスにおいて基本中の基本です。そこをなくしてしまうと、当たり前ですが売り上げを生むことができないので倒産に直結する要因です。場を提供するイベントなど、他の部分でマネタイズをすることも可能ではありますが、原点に立ち返った時に何でビジネスを始めたのかを認識しましょう。

起業の失敗要因から考える成功させるための方法

では失敗の要因がわかったところで、具体的に何をすると良いのでしょうかを解説します。

キャッシュフローを考える

起業が初めての人はキャッシュフローの概念をないがしろにしてしまいます。キャッシュフローとは、文字通りお金の流れのことです。一定期間のうちに、どれくらいお金の流入(キャッシュ・イン)があり、どれくらいお金の流出(キャッシュ・アウト)があったかを記録し、その差分を出すと「キャッシュ・フロー」になります。

あらかじめ収支を予測してみましょう。そこで予算の配分を考え資金繰りを入念にチェックしましょう。経営の先行きは誰にもわかりませんが、ある程度を予測することは可能です。収支計画も立てずにいきなり高い買い物をしてしまうことは避けましょう。初回相談が無料の税理士に質問にいくことや、政策金融などの機関で時間を取ってもらうのも一つです。

成功する知識を蓄える

ビジネス初心者の起業における失敗は、大体が同じ内容で失敗しています。例えばAさんのように知識不足や騙されたりすること以外にも、仲間に裏切られたりするという事例もあります。

この失敗だけは避けろ!起業で致命的になるミス5選

起業には失敗の事例だけでなく成功の事例も学ぶ必要があります。業種や形態によって、様々なパターンがあり、すべてを学ぶと途方もない時間が必要です。なので自分に必要な知識はまずは何なのかを考えましょう。「助っ人」は起業、独立、開業を応援するポータルサイトです。

多くの事例が載っているだけでなく、経営やアイディアを生むのに大切な内容が載っています。ぜひご活用ください。無料会員になることで、起業に役立つツールを入手することができます。

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お客を集客する方法を考える

いざお店を開いてもほったらかしでは人は集まりません。Aさんのように友達や知り合いが来たならば、それはチャンスです。口コミを利用することが今後とても大事な集客ツールとなります。どうしようもなく、割引やつけをしてしまった場合は口コミを書いてもらいましょう。最近増えてきている手法ですが、SNSで口コミを書いてもらうことで宣伝する方法です。インターネットの普及によって情報の信憑性が問題となっています。検索が上位にあったとしても、お店の質と比例しないという時代です。口コミであれば業者の手が入っていないので、信憑性が確かにあります。ましてや知り合いのお店とあれば、書いてくれる人も張り切って口コミを書いてくれます。知り合いの紹介があれば、人間関係上を考慮しても近い場所に住んでいる可能性が高く、カフェなどの飲食店から雑貨屋までとても相性がいいと考えられます。

起業の失敗にある怖さとは

起業の失敗において怖いことは何でしょうか。まずは資金の怖さがあります。起業をすると基本的に自己資金の持ち出しをすることになります。今まで働いてきた会社であれば、数百万円から数千万円などの決済権を行使したかもありません。ですがそれを自己資本で行う際の怖さというのは並ではありません。自己資本なのかどうかというだけで、自身の精神へと大きな影響を与えます。そしてそのお金を運用することに多大なストレスを感じるようになります。Aさんのように様々な人がその資金を目当てに集まってきます。中には初めから騙すことを目的に集まってくる人もいます。そんな場面が当たり前に増えてくると疑心暗鬼になってきます。成功や失敗どころではなく、精神衛生が悪くなります。そこで大きな失敗が起きてしまうと鬱などの精神病になってしまうこともあります。今までは明るくて元気だった人も、起業をすることでため息が増えたという声もよく聞きます。企業秘密によって開かせない悩みも増えてきて、すべて自分の中で片付けないといけないことも増えるからです。失敗する確率の方が高い起業において、なんとなくで成功するのは難しいのです。

終わりに

いかがだったでしょうか。華々しいセカンドキャリアとしての起業ですが、実際にはAさんのように失敗に終わることも少なくありません。むしろ成功する方が難しい起業なので安易に起業をするのはやめましょう。ですが、正しい知識をもとに起業をすると成功確率はグンと上がります。多くの人の失敗の原因は学びを怠ったことにあります。起業をする前も、起業をしてからも失敗事例や成功事例、最新の情報を学び続けましょう。助っ人は起業や独立、開業を志す人を応援する日本で最大級の起業に特化した情報ポータルサイトです。ぜひご活用ください!

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